映画『レッド・ソニア/反逆の剣』、アメコミの古典が約40年ぶりに映画化。ファンタジーアクションの超大作

 痛快なアクション作品だ。「レッド・ソニア」は、女性コミックヒーローの先駆けともいえる存在で、かつてブリジット・ニールセンがこの役を演じたことがあった。それから約40年を経て、今回のM・J・バセット監督版では、マチルダ・ルッツが快演。『ザ・リング/リバース』、『REVENGE リベンジ』、『キャメラを止めるな!』などへの出演でも知られる彼女の抜擢は、物語をいっそう身近に感じさせるものだろう。

 時代背景は、1万2千年前、アトランティス大陸が海に没し、現存の歴史が記されるまで空白の時代にあたる“ハイボリア時代”。むろん原作者ロバート・E・ハワードの創作・設定だが、これが実に雄大に、そしてある意味モダンに描かれているのも作品の魅力だ。赤髪の女性戦士ソニアは、故郷を焼き打ちにされたことによって失い、森で暮らしていたが、その森に異変が起き、皇帝ドレイガンの悪だくみもあって、つまり、戦わねばならなくなった。誰だって誰かをやっつけたくはないし、できることなら穏やかに暮らしたい。だが、やらなければならない時が来たら、仲間と共に、自由のためにやるしかないのだ。圧巻のアクション、剣さばき、いずれも臨場感のある音響とともにぜひ楽しんでいただきたいところだが、物語が進むにつれて、伏線が次々と回収されていくところも爽快な気分をもたらしてくれた。

映画『レッド・ソニア/反逆の剣』

5月8日より 新宿バルト9 ほかにて全国公開

監督:M・J・バセット
脚本:ターシャ・フォ
製作:アヴィ・ラーナー
撮影:ロレンツォ・セナトーレ
配給:クロックワークス
(C) 2024 RED SONJA PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

公式サイト
https://klockworx.com/movies/redsonja/