映画『星の時 4K』、「ブラジル映画史上ベスト100」に選出された一作が、4Kレストア版として日本で初めて劇場公開

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 ブラジリア映画祭で主要6部門に輝き、第36回ベルリン国際映画祭(1986年)では主演のマルセリア・カルタッショが銀熊賞(女優賞)を受賞。日本では1987年の第2回東京国際女性映画祭で上映されたこともあるという古典的作品(当時の邦題は『星の時間』)が7月21日から4Kで国内上映されることとなった。

 主人公の女性・マカベーアはブラジル北東部の貧しい地からサンパウロにやってきた。勉強する機会もあまり与えられないまま来てしまったところもあり、それでもどうにか見習いのタイピストにはなれたものの(職場には猫がいる)、安月給の冴えない毎日を送っているのが現実だ。ただ「自分は恵まれていない」と思っていない、と言うか、自分の軸を持っているのが彼女の一種強いところで、映画スターになりたいという夢も持っている。そんな彼女が、ある日、占い師から「あなたの人生は変わる」と告げられたことから、物語の展開は加速していく。その「加速」の軸に位置するのが、とある大人の男性なのだが、彼がまたすさまじく強烈な個性を放っていて、ある意味、筋書きを濁らせていく。個人的にはそこが痛快だった。

 「20世紀でもっとも謎めいた作家のひとり」と称されるクラリッセ・リスペクトルが1977年に出した最後の小説をもとに、監督のスザーナ・アマラウが50代にして初の長編作品として完成させた一作。

映画『星の時 4K』

新宿武蔵野館、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下 他全国で順次公開

監督:スザーナ・アマウラ
配給:Alfazbet

公式サイト
https://alfazbetmovie.com/hoshinotoki/

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