映画『見えない娘 THE INVISIBLES』、「娘は三人。ひとりは、透明。」発想の面白さとスピーディーな物語展開で楽しませる

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 こういう発想があったのか、と驚かされた。妻(母)を早くに失った父親、長女、次女、三女の物語。だが三女は生まれついての「透明人間」なのだ。確実に存在しているし、動くし、しゃべりもするのだが、とにかく存在は第三者には見えない。だから父親は「周りを驚かせてはいけない。説明しても理解されないだろうし、とんでもないことになる」という様子で、とにかく、特に外に出たときは三女におとなしくするよう、存在を消すように命じている。私は自分の年齢や性別もあってどうしても父親に感情移入してしまうのだが、それが結果的によかったのか、どきどき、はらはらしながら、なんともいい感じでラスト・シーンに着地することができた。

 妻(母)が亡き人であることは先に記したとおりであるが、義理の母(祖母)は生きていて、しかも誰もが知る大御所の女優である。そのお見舞いに、4人で東京の病院に行こうということになった。三女は確かに外からは「見えない」が、存在はしているから、子供ひとり分の場所はとる。もろもろ考えて移動には電車よりもタクシーがいいだろうということになるのだが、その“旅の過程”も実に面白く、劇場で笑いをこらえきれず吹き出す人も続出するのではないかと思う。その道中に挿入された、ショッピングモールでの、とあるシーンも心あたたまる。

 出演は毎熊克哉、鈴木凜子、近藤華、矢山花、寺島進、余 貴美子ほか。監督・企画・共同脚本は竹林亮、企画・脚本は夏生さえり。

映画『見えない娘 THE INVISIBLES』

8月28日(金)、TOHOシネマズ日比谷他全国公開

監督:竹林亮 企画・脚本:夏生さえり 竹林亮
主題歌 くるり「ばらの花」作詞・作曲:岸田繁 編曲:くるり SPEEDSTAR RECORDS
音楽:大木嵩雄 撮影:幸前達之 照明:久保田圭 録音:大高真吾 美術:村中晶子 装飾:矢垣奈苗 操演:川口謙司 衣裳:飯間千裕 Makeup Designer:MARI 編集:小林譲/竹林亮 VFXスーパーバイザー:小木曽功治 音響効果:西川良 カラリスト:平田藍 監督補:徳山武昇 助監督:國領正行 ラインプロデューサー:関原崇将 アソシエイトプロデューサー:宮川宗生・加島貴彦 宣伝統括:市川晴華・松下加奈 宣伝プロデューサー:水口達己 パブリシティ:小野典子 PR:坂本舞・樋口あるの・櫻井愛莉 プロデューサー:野呂大介・柳井望・小林遼・福田文香 STORY by TAKE C 企画・制作 CHOCOLATE Inc. 製作:CHOCOLATE Inc. PARCO 東急エージェンシー 配給:PARCO CHOCOLATE Inc.
(C)THE INVISIBLES Production Committee

公式サイト
https://mienaimusume.com/

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