アイドル、ダンサー、そしてグラビアとマルチに活躍している「白石みずほ」がきっかけで始まった新たなダンス&ボーカルグループ「LUNA∞SOL」(ルナソル)が4月16日(金)、白金高輪SELENEb2にてデビューライブを行なった。
メンバーには、その白石が自らMIZとして参加し、KAKERU、YU-RI、TAIKI、MOMOTAROという、男女混成の5人組となる。本格ダンステクニックと豊かな表現力を持ったメンバーによる、ハイパフォーマンス集団として、EDMサウンドを武器にライブステージに挑戦する。ここでは、デビューライブ直前にインタビューができたので、その模様を紹介したい。
――今日、いよいよデビューライブを迎えます。
MIZ ありがとうございます。このプロジェクトを始めようと思ってから実に、一年半の時間がかかりましたけど、やっと今日の日を迎えることができて、すごく安心しています。嬉しいです。ようやく始まります!
――一年半とはすごいですね。大変だったのは?
MIZ やはりメンバー集めですね。
――LUNA∞SOLを始めるきっかけは?
MIZ 私はずっとダンスをしてきて、振り付けの仕事もしているんですけど、そうした活動の中で、女の子だけのユニットでは表現しきれないことがあるなと感じたことがきっかけですね。それを克服するというか、表現の幅をもっと広めるにはどうしたらいいのか? とか、枠にとらわれずに活動するにはどうしたらいいのかと考えていく中で、性別を超えて、本格的なダンステクニックに挑戦していくユニットを作りたい。そう思ったのが始まりです。
――思い立ってからは?
MIZ まずは一人でスタートして。最初にスカウトしたのがリーダーのKAKERUで、それからいろいろとメンバーを探して、声をかけて、スカウトして、結果5人体制のグループにまとめました。
――KAKERUさんとの出会いは?
MIZ もともとKAKERUの存在は知っていたし、共演したこともありましたけど、その時は話したことがなかったんです。ただ、周りからは「KAKERUは性格がいいよ」と聞くことも多かったので、メンバーを探す際に、真っ先に頭に浮かんだのが、KAKERUでした。
――KAKERUさんは、グループ活動には興味があったのですか?
KAKERU 当時はソロのアーティストとして、役者として活動をしていたし、グループでの活動の経験もありましたけど、解散を経験したことで、もうグループ活動はいいかな、と感じていた時でしたので、最初にお誘いを受けた時は、「中途半端なものなら断りたい」と、返事をしました。でもMIZは、グループへの想いを熱く熱く語ってくれたので、それを聞いているうちに、それならばと思い、受けることにしました。
――MIZさんは、KEKERUさんのどこに惹かれたのでしょう?
MIZ みんなのことをよく見てくれているし、まとめてくれるし、リーダーにピッタリだなと思って。KAKERUがいなかったら、今日を迎えられなかったかもしれません。
――5人編成というのは?
MIZ 奇数の方がダンスの編成が組みやすいので、最初から頭の中に5人で組みたいという想いはありました。まずは私KAKERUの二人でスタートして、そこにほかのグループでの共演経験もあるMOMOTAROは絶対に入ってほしいと思っていたので、声をかけて、OKをもらいました。TAIKIも同じです。もともと一緒に踊っていたこともあったので、お誘いしてOKをもらいました。YU-RIはMOMOTAROの知り合いで、KAKERUが初めて会った時にビビッと運命を感じたらしくて(笑)、お願いをした、という経緯です。
――5人が揃ったのは?
MIZ ちょうど昨年の夏ごろですね。このプロジェクトを始めようと思ってから一年ほど経っていましたし、コロナ禍もあってなかなか活動を開始できなかったので、心が折れそうになった時期でもありました。けど、ダンス、ボーカル、作曲というそれぞれの特技を発揮できるメンバーが揃ったのだから、もっと頑張ろうって決めて、今日まで来ました。
TAIKIはダンスの振りを作る天才なので、ダンスは彼にお願いしようともう、最初から決めていました。
曲は、YU-RIがともともロックバンドのメンバーで作曲もしているので、お願いしようと思っていました。今日披露する曲には、YURI作曲の作品も、もちろんあります。
――すべてが揃ったオールインワン的なグループなんですね。グループ名は?
MIZ 5人揃っていろいろと考えましたけど、語感もいいのでラテン語の「LUNA∞SOL」に決めました。「∞」は、先ほどお話したように、年齢や性別といった枠にとらわれないものを目指したいことから、それを無限大=∞に込めて追加しました。
――リーダーのKAKERUさんから見たメンバーは?
KAKERU 一人ひとり個性的で、いろいろな色が揃っているなと感じます。MOMOTAROは見た目と違ってとても優しいですし、メンバーのことをよく見ているなと思います。TAIKIはMIZがお話したようにダンスの振りを作る天才で、メンバーの動き方に合わせた振りを作ってくれますし、MIZと同じぐらい熱い心を持った素敵なメンバーです。YU-RIは、少し天然な部分もありますけど、素敵な曲を作ってくれます。ただ、ダンスをしたことがないんですけど、デビューへ向けて相当に自主練を積んでくれているみたいで、会うたびにその結果が分かるんです。努力家でもあります。MIZは、口には出さないけど、裏で一番頑張ってくれています。本当に何も言わないんですよ(笑)、もったいないです。
MIZ 単純に口下手なだけで……(笑)。
――さて、メンバーが揃ってからの今日までの半年は?
MIZ 怒涛というか、一瞬で過ぎていきましたね。各々が自分の活動もしていますから、スケジュールを合わせるのも大変でしたし、コロナ禍もありましたので、集まること自体も難しかった。そこはリーダーのKAKERUがうまくまとめてくれました。
加えて、グループの戦略をどうしていくのかとか、ライブ会場(箱)をどうするのか、曲をどうするのか、宣伝をどうするのか、衣装はどうするのかなどなど、やらなくてはいけないことはたくさんありましたけど、5人で力を合わせて全員で創り上げてきたので、(グループへの)思い入れもより強くなったなと感じています。
――この会場(SELENEb2)を選んだのは?
MIZ せっかくデビューするのだから、華々しくしたい! とメンバーの意見が一致したので決めました。決まってからは、これだけの規模の箱を埋めるだけのお客さんを呼びたい、呼び込みたい、より本気度も高まりました。その結果、沢山の方に来ていただて、本当にありがたいですし、私達の想いが伝わって嬉しく思います。
――今日は何曲披露するのでしょうか?
MIZ オリジナルを6曲、YU-RIのバンドのオリジナルを1曲、KAKERUの持ち歌を1曲、YURI作曲のダンスナンバーを1曲の、全9曲になります。きちんとダンスだけのパート(見せ場)も作りました(笑)。ゆくゆくは、メンバーそれぞれのソロ曲も作っていきたいなと思っています。
中でも、今日のオープニング曲は、グループの始まりでもあるし、ライブの始まりでもあるし、特にこだわって作りました。ダークヒーロー感を表現するような出来栄えになっていますので、受け取ってほしいなと思います。衣装も“ダークヒーロー感”を出すように、黒・赤を基調にして作りました。私の衣装に入っている英字は……、まだ内緒です。
――今日デビューを迎えますが、今後の目標は?
MIZ やはり武道館ですね。そこへ向けて、まずは定期的にライブを開催する体制を作って、ワンマンを行なうごとに箱(会場)を大きくしていって、武道館でライブを開催する! 頑張ります。
――具体的には?
MIZ 今日のライブで発表しますが、まずは来月5月より、月一の定期ライブを行なう予定です。詳細はもう少しお待ちください。そして、冬にはファーストワンマンを開催します! これからLUNA∞SOLをよろしくお願いします!
【LUNA∞SOL】
公式Twitter https://twitter.com/info_lunasol
<メンバー>
vocal:KAKERU(戸田翔)
舞台「博多豚骨ラーメンズ」
舞台「キャプテンハーロック」
他多数出演
vocal:YU-RI(yu-Ri)
ロックバンド’Cross Sign’のボーカルとしても活動 他
2017年ソロでEP「DEPARTURE」をリリース
dancer:TAIKI(梅津大輝)
うたプリライブ5・6th STAGE
刀剣乱舞?真剣乱舞祭2016?
他多数出演
dancer:MIZ(白石みずほ)
きゃりーぱみゅぱみゅMV出演
バックダンサー(GLAY、AKIRA等)
グラビアアイドル 白石みずほ としても活動中
dancer:MOMOTARO(momotaro)
ジェンダーレスモデル
雑誌「KERA」「MEN’S KNUCKLE」等掲載
バックダンサー(HOMEMADE家族、田中聖 等)