「九州女子翼」、各地で始まる夏フェスへ向け、気合入れの東京定期を開催。8/1より東京遠征開始

 九州発のガールズグループ九州女子翼が7月9日、東京での定期公演となる「九州女子翼定期公演 第五十一片 in TOKYO」を、秋葉原のAKIBAカルチャーズ劇場で行った。

 2018年1月に始まった定期公演も(東京では同年7月)、前回で記念の50回目を迎えており、この先100回目へ向けてのタームに入る初回となるのが、本公演となる。

 同時に、各地で行われる夏フェス(全5イベント)へ向けた、気合入れの公演という要素もあり、冒頭からメンバーの熱量高いステージパフォーマンスが堪能できるものとなっていた。なお、メンバーの山本愛理は、先月(6月末)に発表された通り、長期休養に入っており、しばらくはこの4人(実玖、詩絵里、鈴川瑠菜、花音)での活動となる。

 さて、一幕目は恒例の「ソロカバー曲コーナー」だ。トップバッターの花音からその熱量は高く、自身が芸能活動に興味を持ったその原点と言えるグループの曲を熱唱。制服姿も似合っている。続いては詩絵里が、いかにも詩絵里が選びましたと言える音程の難しい楽曲を、衣装、振り、表情ともに大人感全開で歌唱してくれた。実玖は、鈴川にセットしてもらったという珍しい髪型(ワンレン?)とロックテイストの衣装で、ステージ実玖verの雰囲気全開の表情でパフォーマンス。鈴川は、夏のお嬢さん的な爽やかな衣装で、アニソンをビッグスマイルで熱唱してくれた。

 最後は、定期公演限定曲の新曲となる「キミと描きたいShiny days」を東京で初披露。九州女子翼の前身とも言えるI’S9(アイズナイン)/I’S wing(アイズウイング)の楽曲を手掛けていた、桑原大輔&浜崎絵里歌コンビによるもので、「そうやって限界を超えてきた」などの歌詞を見ると、(状況は違うが)かつての「宣戦布告。」を思い出した。その歌詞の通り、現在の苦境も必ずや脱して、タイトルの通り輝きに満ち溢れた日々を迎えてくれることだろう。

 続く二幕目は、当初は予定になかったようだが、夏フェスへ向けメンバーの気持ちを団結させるための「一致団結ゲーム」を開催。7つのお題に対し、メンバーは答えを一致させることができるのか、が注目点であり、結果を先に書いてしまえば、7問全滅(笑)。しかし、天の声(?)のはからいで、追加問題に見事成功し(答えは間違っていたが、一致はした)、なんとか晩御飯にありつくことができた、という流れだ。

 最後の三幕目は、女子翼の本領発揮となる「ライブ本編」。今回から急遽の4人編成でのパフォーマンスとなるが、メンバーそれぞれが山本愛理の不在を埋めるべく、120%の熱でステージを構築してくれており、エモさに気合の乗った迫力の仕上がり。実玖だけでなく、(めずらしく?)詩絵里、鈴川、花音も各々コールの声を上げ、会場を盛り上げていた。最後は、アンコールに応えて劇場限定曲の新曲を、二幕目に続いてもう一度披露して終了だ。

詩絵里「ライブをしていて、ファンの皆さんと目が合うことがすごく幸せです。暗い出来事が多くありますが、私たちが皆さんを照らす光になりたいし、この大切なライブ空間を、これからも守っていきたいです」

花音「音楽の力で、皆さんと一緒に楽しむぞという強い思いを持って、各地で開催される夏フェスへ出場します。もっともっと素敵な景色を見る(見せる)ために、全力で楽しみたいです。応援よろしくお願いします」

鈴川瑠菜「今日披露した劇場新曲の歌詞にもあるように、どんな困難も乗り越えていけるという自信を持って活動しています。私たちの活動を通して、皆さんが困難に立ち向かうきっかけにしてもらえたらうれしいです」

実玖「定期公演は毎回、挑戦できる大事な空間と思っています。今日しかできないライブ、今日しかできないことを、全力でやると決めて臨んでいます。そんな定期を見て、楽しかったと思ってもらえたら幸せです。これからもいろいろな景色を見ていきたい、見せていきたいです。そして、皆さんと一緒に大きな一歩を踏み出していきたいです。付いてきてください」

●三幕目曲目
「キミは太陽」
「Starry Night」
「私だけのArmor」
「絶対零度」
「fair wnd」
「Welcome To The Music」
「I Am Love」
「空への咆哮」
アンコール「キミと描きたいShiny Days」

 なお、九州女子翼は、8月1日からを、TIF2022出場へ向けた決起週間と位置づけ、その8月1日から東京遠征を開始する。「東京定期」、「エモい女子翼。」、その名の通りの「決起大会」、「アコースティックレターライブ」と、ライブも盛りだくさんに予定されている。

 さらに、そのTIF2022では、今回初開催の「TIFアイドル総選挙2022」にも参戦する。ENJOY STADIUMステージでのパフォーマンス(女子翼の出番は8月6日(土)15:20~)の投票によって、グランプリが決まるというものだ。

●九州女子翼 東京遠征の主な日程
8月1日(月) 定期公演 第五十二片 in TOKYO @AKIBAカルチャーズ劇場
8月2日(火) 「エモい女子翼。第五片」 @スペースemo 池袋
8月3日(水) 「九州女子翼決起大会2022 in TOKYO」 @スペースemo 池袋
8月4日(木) 「アコースティックレターライブ」 @AKIBAカルチャーズ劇場
8月5日(金) TIF2022
8月6日(土) TIF2022
8月7日(日) TIF2022(?)
8月8日(月) 「詩絵里『うたチャン』感謝イベント」 @カラオケパセラ AKIBA

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