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エンタメ

エンタメに関する総合情報をお届け

  • 2024年10月4日

ダンスヴォーカルユニット「Dacco」、20周年を祝い47都道府県ツアーを開催。チケット代は、20周年にちなんでなんと2000円!

 Psycho le CemuのLida(G)とYURAサマ(Dr)が、バンドと平行して活動を続けているのがDacco。ひょんなことから誕生したDaccoだが、2025年7月で丸20年の歳月を迎える。「記念すべき20周年を全国各地のファンたちと祝いたいから、来年の夏 前まではDaccoを軸に動きます […]

  • 2024年10月4日

今、アメリカで内戦が起きたら? 「まるで戦場にいるような没入感」と評された一作『シビル・ウォー アメリカ最後の日』

 私が邦題を見て最初に思い出したのが、ロバート・アルドリッチ監督の『合衆国最後の日』であった。ある意味、戦争で心も何もめちゃくちゃにされた男にスポットを当てた、やるせなくもスリリングな作品であったが、この『シビル・ウォー アメリカ最後の日』も、ふるえるようなスリルに満ちている。「アメリカ国内での内戦 […]

  • 2024年9月23日

あの暴言は「本音」だったのか? ファッション界の革命児の半生に迫る『ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー』

 「天才」との呼び声も高いデザイナーの、「アップ」と「ダウン」を実にスピーディーにまとめた作品。「アップ」はずばり、才能が認められて、いちやく時代の寵児となったこと。勢いに乗るというか、やることなすこと話題を集め、彼のいる場所がすなわち「先端」、ジバンシィのデザイナー~レジオンドヌール勲章に至る頃ま […]

  • 2024年9月22日

移民の少女が「障壁」を乗り越えて指揮者の道へ……。実話をもとにした音楽好きに訴える一作『パリのちいさなオーケストラ』

 実話を基にした物語。時代が開(ひら)けてきているな、と感じさせてくれる一作だ。希望が見えてくる。というのは、私はベテランのアフリカ系ミュージシャンたちから「クラシック音楽家を志したものの、肌の色のことなどで耐えられない屈辱を受けた」という話を異口同音にきいたことがあるからだ。この映画の主人公である […]

  • 2024年9月14日

史上最大の台風が海岸沿いの町を襲った! 元MNL48も登場する、実話をもとにした一作『たとえ嵐が来ないとしても』

 日本で夏を過ごすことが、一種のサバイバルになってしまった。そんな印象を受けて久しい。「夕立」の情緒などどこにもない邪悪で怪力そのもののゲリラ豪雨や、週末を狙ったかのように襲ってくる台風……。それらを体験した者(本州以南に住むほぼ全員であろう)にとって、この映画はことさらリアリティを持って響くはずだ […]

  • 2024年9月14日

70人以上を逮捕に導いた潜入捜査官の実話をもとにした一作。音楽にも要注目の『ヒットマン』

 『6才のボクが、大人になるまで。』等で知られるリチャード・リンクレイター監督と、『トップガン マーヴェリック』で強烈な存在感を印象づけたグレン・パウエルが組んだ一作。ふたりは共同で、本作の脚本も手掛けている。また、原案は「テキサス・マンスリー」誌に掲載されたスキップ・ホランズワースの記事に基づく。 […]

  • 2024年9月14日

「ノルウェーで最も美しい街」を舞台に、心の居場所を見出していく女性記者の姿。猫ファン、小津ファンも必見の『ヒューマン・ポジション』

 「ノルウェーで最も美しい街」と称されているというオーレスンを舞台とする一作。風景の美しさ、描き方の温かさに惹かれる。物語は静かに、だが確実に流れていく感じ。主人公のひとりであるアスタは新聞社に勤め、地元の出来事をニュースにしている。パートナーであるライヴは、エレクトーンや作曲が得意で、デザインチェ […]

  • 2024年9月11日

ターゲットは南北両首脳。「韓流の始祖」と語り継がれてきた名作がリマスターで復活。『シュリ デジタルリマスター』

 韓国映画が日本で上映されることがまだ、どちらかというと珍しかった2000年に公開され、興行収入18億円を突破する大ヒットに。当時、劇場で体験して、妥協のないアクション、ドラマティックなストーリー展開、そこにふりかけられたラブストーリー風味の融合に心を熱くした方も多いのではなかろうか。そう、あの『シ […]

  • 2024年9月10日

「今の時代に観るべき、壮大な歴史スペクタクル」のフレーズに偽りなし。『シサム』

 私は北海道の北部、いわゆる道北地方の生まれで、小学校の頃には郷土の歴史を学ぶ時間もあったし、幼少の頃から「音威子府」や「おさしま」にも年数回のペースで行っていた。先住民の住む地域にも何度か足を運び、彼らの、たとえば工芸の、実にセンシティヴな色合いや感触に心を動かされてきた。和人にとってはひとつの大 […]

  • 2024年9月6日

第77回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門 正式出品作品。雪の降る街での、小さな恋の物語『ぼくのお日さま』

 淡々とした描写、自然な光の活用に心和む。ストーリーの展開は、アップテンポというよりもゆったり目だ。セリフも決して多くはない。首根っこを掴まれるようにして物語に引き込まれるというよりは、気が付くと自然に物語がからだになじんでくる感じだ。  寒い地方の、小都市における物語。主役にあたるのは、選手になる […]