CATEGORY

エンタメ

エンタメに関する総合情報をお届け

  • 2024年7月25日

不器用な大人の、心温まる物語。デイジー・リドリーが主演とプロデュース。『時々、私は考える』

 『スター・ウォーズ』シリーズのレイ役でおなじみの、デイジー・リドリーが持つ別の一面が楽しめる一作。彼女自身が主演・プロデュースを務め、監督にはレイチェル・ランバート(2023年インディワイヤー誌が発表した、注目の女性監督28人のひとり)が起用された。レイチェルの長編作品が日本公開されるのは今回が初 […]

  • 2024年7月25日

もう我慢できない! セクハラ、パワハラを受けた女性ふたりの悪夢を描く力作スリラー『ロイヤルホテル』

 おぞましい一作と言っていいだろう。ミソジニー・オブ・ザ・ワールド、あるいはマチズモ・オン・ザ・ランといった感じだ。それに、「ロイヤル」(高貴)な「ホテル」など、どこにも出てこない。  ハンナとリブは親友同士。旅行で訪れたオーストラリアで金欠となり、ひとまずバーテンダーとして小金を得ようということに […]

  • 2024年7月24日

第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門出品。孤独な男ふたりの運命を描くクライムドラマ『このろくでもない世界で』

 気鋭たちの才気が結集した一本だ。監督・脚本のキム・チャンフンはこれが初長編監督作品。生計のためにモーテルでアルバイトをしながら、受付のカウンターでこの物語を執筆したという。継父からの暴力と貧困にあえぐ少年ヨンギュに扮したのは、これが映画初主演となる1997年生まれのホン・サビン。ヨンギュの義妹・ハ […]

  • 2024年7月19日

手塚治虫原作『火の鳥』の連載70周年を記念した舞台『猿女版 火の鳥~鳳凰篇~』が、絶賛上演中

 2018年に旗揚げし、平均年齢27歳ながら旗揚げ5年目で東京芸術劇場 シアターウエストに進出し約1,400名を動員、また2024年には『日本の演劇人を育てるプロジェクト』新進劇団育成公演に選出されるなど活躍を続ける新進気鋭の若手演劇集団サルメカンパニーとハピネット・メディアマーケティングがタッグを […]

  • 2024年7月18日

ニューヨーク・アジアン映画祭 (2017:アメリカ)コンペティション部門 最優秀作品賞。あなたはどう観る?

 「グロ注意」というか、観る人を相当選ぶ内容であろう。監督のレ・ビン・ザン(1990年生まれ)はこれが長編監督デビューだが、もともとこの作品は映画学校の卒業制作として企画されたものだったという。しかし、脚本を読んだ大学側が「あまりに残虐すぎる」と却下、それどころかザン監督は退学になってしまった。   […]

  • 2024年7月12日

「僕が見たかった青空」の23人全員が出演する舞台『夏霞~NATSUGASUMI~』、北千住で絶賛上演中

 去る7月11日(木)に、東京・シアター1010(シアターせんじゅ)にてアイドルグループ「僕が見たかった青空」が初めて出演する舞台『夏霞~NATSUGASUMI~』が開幕し、公演に先駆け囲み会見・公開ゲネプロが行われた。          ●          ● 2023年6月に結成された「僕が見 […]

  • 2024年7月12日

「月刊アーマーモデリング8月号」、本日発売。話題のグラビア連載第3弾は「名取くるみ」

 戦車模型専門誌『月刊 アーマーモデリング』(大日本絵画 7月12日発売)で話題の連載「Military Venus(ミリタリーヴィーナス)」第3弾のビジュアルが解禁された。  「Military Venus」はイラストレーター×グラビアの特別コラボ企画で、人気イラストレーターたちがカタチにした「ミ […]

  • 2024年7月7日

「イエスの方舟」は存続していた。驚きの現在に迫るドキュメンタリー

 「千石イエス」という単語を、私は数十年ぶりにきいた。「千石イエス事件」という言葉もあって、そのボスに相当する男性が、数多くの女性と同居していたこともあり、ずいぶん好奇の目で(マスコミ側の男性が持つやっかみ的視点もガッツリ含みつつ)報道されていた記憶もある。けっきょくは「事件」でもなんでもなかったよ […]

  • 2024年7月7日

伝説の潜水艦を、海軍全面協力のもとに再現。ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品作品

 「潜水艦コマンダンテ」こと「コマンダンテ・カッペリーニ」は、1939年9月に就役したイタリア海軍の潜水艦。イタリアと同じく枢軸国であったドイツや日本の軍隊とも深い縁があり、最後は日本軍の潜水艦となって、敗戦後、連合軍によって処分された。  この映画で描かれているのは、1940年10月の風景。まさか […]

  • 2024年7月7日

エリザベス・モス(『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』)怪演! 現実と虚構が交錯する、幻惑の心理サスペンス『Shirley シャーリイ』

 音楽が渋い。フェイ・トーマス「アイム・イン・タウン」、グラディス・ベントリー「ブギ・ン・マイ・ウギ」、ジョー・スウィフト「チキン・レッグ・チック」、キャンディ・ジョンソン「スタンピン」など。1940~50年代の通好みのリズム・アンド・ブルースがところどころに出てくる。相当なマニアがスタッフにいるの […]