九州発のガールズグループ九州女子翼が8月1日、TIF2022へ向けた東京遠征を開始し、まずは月一恒例の東京定期公演「九州女子翼定期公演第五十二片 in TOKYO」を、秋葉原のAKIBAカルチャーズ劇場で開催した。
8月1日は、現在休養しているメンバー山本愛理の二十歳の誕生日当日であり、会場(ロビー)にはファン有志から贈られた大きなフワラースタンドが鎮座し、さらに集まったファンは、山本愛理のソロカラーでもあるオレンジ色に、その身を包んで、ライブを盛り上げていた。
さて、今回の一幕目の出し物は、鈴川瑠菜がTIFで行われる「チアダンス部」に参加することを受け、「チアダンスに挑戦」。最近話題のキツネダンスを“その場で覚えて披露”という内容なのだが、その場で覚えて、が苦手な鈴川は、久々にパニック(蛾)を起こしていたが、終わってみれば見事優勝。特典(?)として、キツネダンスをその場で撮影、SNSにアップしていた。なお、詩絵里が、TIFのソロ企画「アイドルカラオケバトル2022」に参加することが決定、幕内にてサプライズ発表された(8/5 13:00~14:30 @INFO CENTRE)。
二幕目は、山本愛理の誕生日当日ということで、これまで二幕目で彼女がカバーしてきた楽曲を、実玖、花音、詩絵里、鈴川がカバーして披露。メガネ学ラン姿の実玖を見るのは久しぶりだったし、こぶしを突き上げ激しいダンスを披露する詩絵里は、なかなかレアなもの。最後は、劇場新曲「キミと描きたいShiny Days」、さらにプラスして前劇場曲「ぎゅっと手をつないで」を賑々しく歌唱して終了だ。
さて、最後の三幕目「ライブ本編」では、早くもTIFへ向けた想いが爆発したかのような、気合入りまくりのステージが堪能できた。「Welcome To The Music」から始まり、昨年のTIFで初披露された「Starry Night」、そして「fair wind」と来て、MCパートでは各自の口からTIFへの想い、意気込み、ファンへの感謝が語られるが、言霊という言葉があるように、口にした想いがさらに各自の意識を、肉体を、高めているようで、山本の不在を埋めるだけでなく、さらなる高見を目指す信念も相まって、まさに見る者が体感できる、極熱のパフォーマンスが堪能できた。
九州女子翼の始まりの曲でもある「TAKE WING」は、2017年10月、福岡での初お披露目ステージで受けたあの感動を再び味わうかのような情熱が迸り、「キミは太陽」では賑々しさが爆発し、「LOCKON」では激しさが交差し、「I Am Love」では静かな曲だからこそ、メンバーが秘める熱き想いがより強さ激しさを持って伝わってくる。圧巻はTIF曲とも言える「空への咆哮」だろう。実玖の魂の叫びが見る者の魂を揺さぶるような感動を味わわせてくれた。
アンコールに応えては、劇場新曲「キミと描きたいShiny Days」を今一度披露して終了だ。
※時間の関係で、残念ながら、細かいコメントは割愛します。
●九州女子翼 東京遠征の主な日程
8月2日(火) 「エモい女子翼。第五片」 @スペースemo 池袋
8月3日(水) 「九州女子翼決起大会2022 in TOKYO」 @スペースemo 池袋
8月4日(木) 「アコースティックレターライブ」 @AKIBAカルチャーズ劇場
8月5日(金) TIF2022
8月6日(土) TIF2022
8月7日(日) TIF2022(?)
8月8日(月) 「詩絵里『うたチャン』感謝イベント」 @カラオケパセラ AKIBA