パレードをコンセプトに、人の心をワクワクさせる、音海ゆうな、橘舞花、高槻あいの、早瀬ゆい、本多しおり、百千もね、雪白ひな、小森ひなこの8人組アイドルグループ「I MY ME MINE」(アイマイミーマイン、通称:アイマイ)が、8月10日に2ndワンマンLIVE『I MY ME MINE ワンマンライブ -レモネードソーダ-』を新宿BLAZEにて開催、計15曲を披露した。
I MY ME MINEは、奇抜な楽曲やダンスでありながらも、それを盛り上がりに落とし込み、様々なアイドルの中でも一線を画す存在。パレードをコンセプトにしていることからこそ、人々に愉しさを提供しながらアイドルシーンを盛り上げ続けているグループの一つである。激しいダンスと、良い意味で頭から離れない存在感を魅力に持つ。
そんなI MY ME MINEが、デビュー以来最大規模となる新宿BLAZE公演に挑んだ。
会場にはアイマイの晴れ舞台を見ようと多くの人が集まった。アイマイのステージに期待が集まる。
開演時間になると、OPムービーが流れる。今回のLIVEタイトル”レモネードソーダ”に合わせて、レモンの可愛らしい背景に、メンバーのテロップが表示された映像。加えて、ピコピコと鳴る、電子音が強調されたパレードを想起させるSEが流れ、観客を煽っていく。そしてメンバーが登場。クラップの掛け声を合図に、手拍子で出だしから熱を帯び始める。
2ndワンマンLIVEの1曲目は、このLIVEのタイトルにもなっている新曲「レモネードソーダ」から。清涼感のあるキラキラとしたサウンドに合わせて、手を上下にしたり、ジャンプしたりと、爽やかかつ可愛らしいパフォーマンスを魅せる。サビでは、メンバー曰くレモンを絞りながら自転したり、レモネードソーダの飲み物を持ったりするダンスを披露。終始ノリノリでこの新曲を披露していった。
MCで自己紹介をした後、観客へ「レモネードソーダ」の振り付けを指南した。
振りを指南したこともあり、次の曲は同じく「レモネードソーダ」を披露。2回目の披露のため、早速振りコピする姿がオーディエンスに見られた。どんどんヒートアップしていく。
そして次は「IQ2」をドロップ。しっとりとしたイントロから一気にギアが上がっていく。疾走感が溢れる楽曲の乗りながら、ピースを振ったり、両手を前に出したりと、愉しげで活気のあるアクトを展開した。非常に気合が入り、キレのパフォーマンスを魅せるアイマイ。メンバーの愉しげな姿、パフォーマンスにファンが呼応するように身体を揺らして、振りコピして、さらに盛り上がっていく。
デビューから歌い続けている、一度聴いたら頭から離れないアイマイの名刺代わりの楽曲「アイマイパラレル」。パワフルに歌い、踊って、会場をさらにヒートアップさせる。<I MY ME MINE>と歌うこの楽曲は、盛り上がり必至。歌詞にある<○か×か>を手で表現する分かりやすい振り付けで、ファンも同様にフロアで踊っていく。
これまでの気合の入ったパフォーマンスで、このLIVEへの気持ちの強さを遺憾無く表していた。
次のブロックでも、デビューステージから披露し続けた楽曲を届ける。
“人間”をテーマに歌い、行進する振りや身体を横に揺らす振りなどアクティブにアクトする、愉しさが満載の、ピコピコと奏でる楽曲「にんげんフェスティバル」、独特な歌詞<シャベルとスコップ何が違うのか> <もみじとカエデは何が違うのか> <いくらとすじこは何が違うのか>など、世の中の”ハテナ” “謎“をテーマに歌い上げることが特徴的で、思い切りのあるパフォーマンスを展開した「ハテナイハテナ」、指差しをするなど、キュートさ全開の、爽やかなビートが気持ち良い恋愛ソング「恋はプリズム」、ゆっくりとした優しいイントロから、一気にギアが上がり、歌詞<ママ>を連呼する不思議と引き込まれる楽曲「ママママ☆マッスルママ」を披露。手を大きく回したり、流動的にフォーメーションを変えながら、立体的なステージングを魅せる。どの曲もアイマイの良さを引き出しながら、会場の熱量が上がるような気合のパフォーマンス。オーディエンスは振りコピ、横揺れをし、このLIVEの楽しさを象徴していた。
本編ラストスパートへ。
アッパーナンバー「アピバグハッピーヒロイン」では、スピード感の溢れるサウンドに対して、ハイテンションで激しく踊り、盛り立ていく。ファンもジャンプでこのパフォーマンスをアシストしていた。
「アイマイスターマイン」では、さらにダンスの激しさが増していく。メンバー7人がそれぞれ歌い継ぎながら、頭を揺らして、とにかくエネルギッシュなアクトを披露するアイマイ。この楽曲とメンバーの姿に、昂るファンは大きく飛び跳ねて、楽しんでいた。終盤になっても、熱量は落ちることはない。むしろみんなのエネルギー上がり、会場は”パレード”状態。楽しさいっぱいの空間が広がっていた。
本編最後は、この日3回目の披露となった「レモネードソーダ」を披露。
そして最後のMCでは、記念撮影をしようとしていたメンバーだったが、ここでサプライズが。習字で書かれた紙を渡され、そこには、
・I MY ME MINE 2023年4月12日(水) Spotify O-EASTにて3rd ワンマンLIVE開催決定!!
と書かれていた。
このサプライズ発表に、メンバーからは驚きと歓喜の声が上がった。元々、「このLIVEで発表はないよ」と言われて凹んでいたというが、この発表にテンションが上がっている様子だった。
こうして本編は終了した。
メンバーがステージを去るとすぐに観客からアンコールを求められた。
メンバーが再登場し、楽曲の披露へ。アンコール1曲目はなんとこの日4回目(!!)の披露となる「レモネードソーダ」を投下。何度も披露しているが、熱量は落ちることはなく、むしろ全員のテンションが上がっていく。さらにこの日披露した「アイマイスターマイン」 「アピバグハッピーヒロイン」を再披露。この2曲のパフォーマンスで、会場は熱くなり、余韻が残っていた。
アンコールを終えてメンバーがステージから去るも、その余韻からか、オーディエンスがさらにアンコール。元々、予定にはなかったが、ダブルアンコールに応えて、「アイマイスターマイン」 の3回目を披露。このダブルアンコールで、熱量は最高潮になっていた。
最後に百千もねが、「今日も発表があった通り、これからもまだまだもっと大きくなっていきたいと思います! まずは、ここまで来れたのは、ここにいるみんなと、日頃応援してくれている皆さんのおかげです。これからもみんなと一緒にもっとI MY ME MINEを大きくしたいと思います!」とコメントを残して閉めた。
I MY ME MINEの2ndワンマンLIVEは大成功で終了した。唯一無二のパフォーマンスを展開し、楽しさを共有し続けているI MY ME MINE。この日発表した Spotify O-EASTでのワンマンLIVEも非常に楽しみだ。今後、その独自の路線と熱く激しいパフォーマンスを武器に、どんどんアイドルシーンを盛り上げていくことに違いない。ぜひアイマイのLIVEに足を運んでもらい、その楽しさを実感して欲しい。そして、これからさらなる高みへ。今後のI MY ME MINEの未来に、期待したいところだ。
TEXT:石山喜将
【セットリスト】
OP映像
M1 レモネードソーダ
M2 レモネードソーダ
M3 IQ2
M4 アイマイパラレル
M5 にんげんフェスティバル
M6 ハテナイハテナ
M7 恋はプリズム
M8 ママママ☆マッスルママ
M9 アピバグハッピーヒロイン
M10 アイマイスターマイン
M11 レモネードソーダ
-アンコール-
M12 レモネードソーダ
M13 アイマイスターマイン
M14 アピバグハッピーヒロイン
-ダブルアンコール-
M15 アイマイスターマイ
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