ガールズグループ「sherbet」、大人路線を前面に打ち出してアジア圏へ向けたプロモーションを強化

 3人組のガールズグループ・sherbet(シャーベット)が8月31日都内で会見を開き、中国圏最大のSNSプラットフォーム「Weibo」の運用を本格的に開始し、アジア圏へ向けたプロモーションを強化していくと発表した。

 同グループは昨年、現在の3人体制――橋本梨菜、青山ひかる、河路由希子――となり、それまでのアイドルユニットから脱皮し、DJやVJを自ら行い、ラップを交えて歌って踊るという「club sherbet」というスタイルにて、各地でライブに参加してきた。結果、それが好評となり、近年では国内だけでなく、海外からの出演オファーも届くようになったという。

 今年10月にはタイ・バンコクで開催されるフェスへの出演も決まっているそうで、今回、そのフェスへの参加を皮切りにアジア圏へのプロモーションを強化する狙いにて、現在運用しているWeiboのグループアカウント(フォロワーは3.6万人ほど)に加えて、個人アカウントを開設する、ということだ。

 現在のグループのスタイルについて、DJ担当の河路は「月一で新宿のライブハウスにて、クラブシャーベットをやらせてもらっています。シャーベットの色を出しつつも、皆さんがご存じの曲を取り入れていって、会場を盛り上げて、かつ楽しめるステージを作れたらいいなと思っています」とコメント。一方、VJ(ビデオジョッキー)担当の青山は「DJを聞きながら、曲に合う映像を映し出す構成を考えています。自分で歌唱も担当しているので、ある意味、異色ですよね」とか。そして、MC担当の橋本は「機械ものが苦手なのでMCを担当しています(笑)。昨年、一旦活動を休止して以降、スタイルを変えてパフォーマンスをするようになりましたけど、いろいろなところからオファーをいただけるようになって、実際、各地でライブをさせてもらっています。私自身ステージがすごく好きなので、パフォーマンスも楽しみながらできています。個人的には海外でも仕事をしたいとずっと思ってきたので、クラブシャーベットというスタイルが、うまくそれ(海外活動)と一致したのかなって感じています。日本だけではなく、アジア、世界へ向けてパフォーマンスを広げていきたいです」と意気込みを披露してくれた。

 加えて、Weiboにて中国での活動を広めていくことについては、「日本の文化をもっともっと発信していきたい」(橋本)、「コスプレをやってみたい」(青山)、「現地で流行している曲を調べて、クラブシャーベットで現地でのライブを盛り上げたいですね。個人的には食が好きなので、中国の色々な食材を味わいたい」(河路)と、それぞれ意欲を語ってくれた。

 ちなみに、タイのフェスでは新曲披露も予定しているそうで、「『スイート&ビター』というタイトルで、大人っぽい雰囲気の中にも、甘くとろけるようなシーンのある楽曲に仕上がっています。がっつりダンスもしますし、ラップもありますので、今のシャーベットらしさがぎゅっと詰まったものになっています」(橋本)と、説明してくれた。

 なお、年末に向けては多言語対応のライブ配信「METALIVE」を使った配信も開始する予定だそうで、日本語の配信が、英語、中国語へリアルタイムに翻訳が行えるほか、現地のファンが自国語(英語・中国語)で書きこんだコメントも、出演者には、リアルタイムに日本語テキストへ翻訳した状態で見られるそうで、言語が違ってもリアルタイムのコミュニケーションが取れるのが特徴になるという。このソフトとWeiboとを合わせ、海外、中でもアジア圏へ向けたプロモーションを強化していきたい、としている。

 ちなみに、メンバーの今後の予定としては、「9月は誕生月なので、まだ発表していませんが、生誕イベントを予定しています。お楽しみに。あと9月25日に撮影会に参加します」(橋本)、「11月にセカンド写真集を出します」(青山)、「9月24日に撮影会に参加しますので、よろしくお願いします。あと、12月には従来のシャーベットファンに喜んでもらえるイベントを予定しています。期待していてください」(河路)とのことだ。

sherbet
橋本梨菜
青山ひかる
河路由希子