ガールズグループ九州女子翼が4月23日、月一恒例の東京定期公演「九州女子翼定期公演 第六十片 in TOKYO」を、AKIBAカルチャーズ劇場で開催した。今回は、4月8日に地元定期でお披露目された新メンバー「木城杏菜」の、東京定期初登場がポイント。今回は4月21日より東京遠征がスタートしており、初日はスペースemoにて東京初見参（紹介）ライブを、翌日の誕生日当日にはフェス（クロフェス2023）への参加、そして本稿のメインとなる東京定期（福岡定期に続いて）への出場という、九州女子翼の活動の主なもの（＋リリイベ）をデビュー月にほとんど経験してしまうという、幸運の女神にも愛された存在と言える。
さて、ここでは第六十片となる東京公演の中から、一幕目と二幕目の模様を紹介したい（三幕目は後日）。
演目としては、4月8日の福岡定期に準じており、通常は二幕目となる「カバー曲音楽ショー」からスタートだ。お揃いのザ・アイドルという衣装に身を包み「ラブなのっ・」を5人で歌唱するが、その様子は4月8日の初お披露目の時よりもまとまりやダンスのキレ、コーラスの豊かさなどは格段に向上しており、デビューしてわずか2週間の新人・木城の成長が、グループとしての進化が、如実に感じ取れるものに。
以後は、デュオ、トリオ、クインテッドと、多彩なフォーメーションで極上のステージを構築してくれた。ちなみに木城の歌声は、4月8日の時点では高域寄りと感じたが、この日は低域寄りに聴こえてきたので、歌声の変化・進化も同時に起こっているのかもしれない。木城の進化もあるが、もちろん他のメンバーの成長も存分に感じられるもので、実玖は表現力（主に表情）が向上し、詩絵里＆花音による実玖ソロの露払い（？）パフォーマンスも見事なもの。実玖・詩絵里・鈴川のトリオステージも、ダンスパフォーマンスの見事さだけでなく、妖艶な雰囲気も感じさせる出来栄えとなっていて、新メンバーの加入が他のメンバーにもいい影響を与えているようだ。
続く二幕面は木城のプチ生誕コーナー「木城杏菜 19th Anniversary」。内容は二つ、メンバーから木城へ、そして木城からメンバーへの手紙の読み上げ。前半は割愛（現場にいた人の記憶の中に）するが、後半部分は抄録しておきたい。
「19歳の誕生日を九州女子翼のメンバーとして迎えること、女子翼のメンバーの実玖ちゃん、詩絵里ちゃん、るなち、花音ちゃん、そしていつも応援してくれているファンの皆さんと一緒に迎えられることは、夢にも思っていませんでした。
いつもMCを一緒に考えてくれたり、振りの感情の込め方を
教えてくれる実玖ちゃん、
歌やダンスに的確なアドバイスをくれる詩絵里ちゃん、
ダンスの振り入れがうまくいかなくて落ち込んだ時に、大丈夫、 大丈夫って励ましてくれるるなち、
振りの見せ方が分かるまで教えてくれる花音ちゃん、
杏菜はみんながいてくれるおかげで、今このステージに立つことができています。そしてまだ新人で覚えることがたくさんある私を温かく見守ってくれて、ステージを楽しみに待っていてくれるファンの皆さんが作ってくれるこの素敵な空間があるから、楽しくステージに立つことができています。
メンバーのみんな、ファンの皆さんのおかげで、お稽古も頑張れています。本当にありがとうございます。
これからも皆さんに喜んでもらえるように頑張るので、19歳になった木城杏菜も宜しくお願いいします」。
そして19歳の抱負については、19歳の実感（記憶・・・）はないと語っていたが、
「抱負は変化です。一曲一曲違う自分になって、皆さんに違う杏菜を見てもらいたいと思うのと、18歳の頃の自分よりももっと成長した姿を皆さんに見てほしいなって思うのと、その二つを合わせて“変化”っていう文字にしました」
というしっかりとしたコメントを発していた。
（※三幕目の記事は後日掲載予定）
さて、九州女子翼は、4月24日よりフォースアルバムのリリイベがここ東京でもスタートする。日程は下記の通りだ。なお、次回東京定期（六十一片）は、5月14日（日）に開催予定となる。次回定期も、三幕目のみのチケット（1000円）が用意される。
●九州女子翼 ニューアルバム「UNIVERSE」東京リリイベ日程
・4/24月 19:00～ ＠スペースemo
・4/25火 19:00～ ＠配信（アイチャレ！！）
・4/26水 19:00～ ＠タワーレコード錦糸町パルコ
・4/27木 19:00～ ＠ヴィレッジヴァンガード渋谷本店
・4/28金 19:00～ ＠HMV＆BOOKS SHIBUYA
・4/29土 13:00～／15/30～ ＠タワーレコード川崎店
●九州女子翼ツイッター
●実玖ツイッター
●詩絵里ツイッター
●鈴川瑠菜ツイッター
●花音ツイッター
●木城杏菜ツイッター
