舞台『魔銃ドナー』待望の続編『魔銃ドナー 巫』、アクションも展開もド派手になって新宿で上演中

 演劇カンパニー・アリスインプロジェクトの最新舞台『魔銃ドナー 巫(かんなぎ)』の公開稽古(ゲネ)が5月3日、新宿村LIVEで行われた。ここではそのゲネの模様と、ゲネ後の会見について紹介したい。

 今回上演される『魔銃ドナー巫(かんなぎ)』は、アリスインプロジェクトの演目の中でも人気のシリーズであり、2019年の夏に上演された『真約 魔銃ドナー』の待望の続編。脚本・演出を担当するのは、同作も手掛けた細川博司(バンタムクラスステージ)(今月末には『The End Of通勤急行 大爆破』(2021)の再演も決まっている)。

2019年上演のゲネの模様はコチラ

 前作でバイツの彼岸子と取引をしたことで、逃亡者となってしまった元ドナーの浅倉神酒(丸りおな)。最強のドナー・道玄イサミ(宮里莉羅)に追い詰められ、まさに捕縛されそうなる瞬間、カノコ(白石まゆみ)と名乗る謎の人物に助けられる。

 一方で、彼岸子に見初められた桜子(山來ゆう)は、彼岸子の夢を実現すべく、エレノア(川本結月)とハンナ(本田宇蘭)の純粋種バイツを従えて行動を起こす。さらにそこに、存在そのものが伝説とも伝えられるウルスラ(天音)、謎の組織・月華奥御社(げっかのおくのやしろ)らも交わり、物語は想像を超える展開を見せる。脚本・演出を担当した細川曰く、「ヲタク心をゾクゾクさせる難解さ」を内包した注目の一作。今回は会場がこれまでよりも広い(大きい)新宿村LIVEとなり、ステージセット、アクションもより一層強化されている。上演は5月7日まで。以下、会見の模様を抄録します。

●宮里莉羅(道玄イサミ 役)
今日初めて全体的な通しをして、無事にやりきることができて、まずはホッとしています。登場人物それぞれに、たくさんの見せ場があって、ゲネでは、それぞれのシーンを、カッコいいな、可愛いなと感じることができました。

私の演じるイサミは基本、笑わずに、ずっとクールで、戦っているシーンしかないんですけど、意外と相棒の寧音(本条万里子)と絡む時は、普段見せない一面――ちょっと子供っぽい姿など――を見せたりするので、好きなシーンですね。あとは、殺陣も激しくて、私の愛銃はフェンリルっていうんですけど、それをバンバンとたくさん撃っているので、注目してほしいです。

初主演・初座長としては、私はすごい人見知りなので、最初はもう、たいへんだったのですが、素敵なキャストに囲まれて、演じていて楽しいな、この座組で良かったなと、思っています。

●白石まゆみ(コード・アルティアリア 役)
私の演じるコード・アルティアリアは、このオレンジの、公務員さんが使っているのと同じ警棒を(実際は違うが、そう言われて信じてしまったらしい)、武器にしています。

ゲネを終えての感想としては、今回はとにかく殺陣が多くて、見せる殺陣、パワフルな殺陣というように多彩になっていますし、縦方向の段差も使っているので、ダイナミックなところを見て(感じて)ほしいと思います。

コード・アルティアリアについては、話すとネタバレ必至なので、どんな役なのかお楽しみに! っていう感じです。よろしくお願いします。

※ゲネの写真は後日掲載します

※5月4日 ゲネの写真追加しました

舞台『魔銃ドナー 巫(かんなぎ)』

5月7日(日)まで新宿村LIVEにて上演中

<キャスト・シングル>
宮里莉羅、白石まゆみ、丸りおな、草場愛、平瀬美里、本条万里子、桜井しおり、天音、柏木椎名、長月明日香、藤白れもん、森岳亜弥、山來ゆう、桜町たろ、山下夏望、加藤みつほ

<キャスト・W>
二宮ユイ、安澤胡桃、川本結月、本田宇蘭、横山乃々香、及川夏凜(以上赤組、5/3出演)

今村望、谷咲杏樹、岸本綾菜、大野愛、青木萌、渡辺真帆(以上黒組)

チケット:S席8800円 A席6800円

公式サイト
https://alicein.info/