「CRAYONS」の5月度の定期公演は切れ味鋭いバッキバキのダンスでファンを魅了。ゲスト「じゆりぴ」を招いて大盛況に

 アイドルグループCRAYONS(クレヨンズ)の毎月開催の定期公演の5月度分が5月19日(金)、彼女たちのホームでもある浅草橋MANHOLEで行われた。今回のゲストには3月に続いての「じゆりぴ」を迎え、コロナ禍もようやく落ち着きを見せてきているという情勢も合わせ(加えてコールがOK!)、かつてのライブの盛り上がりを思い出すような、賑やかな雰囲気を感じられる楽しい空間を醸成していた。

 また、CRAYONSメンバーのLiaがじゆりぴの大ファンということもあり、彼女の出番には、自ら会場に降臨し、ファンに交じってバッキバキのダンスを披露するなど、積極的にステージ上のじゆりぴに熱波(熱愛電波?)を送っていた。

 さて、今回のステージは3部構成となり、冒頭は主催CRAYONSのステージだ。前回、久々に披露した「スタートラインズ」を歌唱していたが、ダンスレベルの向上とともに体力も付いてきたようで、さらに切れ味の増した、鋭いダンスパフォーマンスを見せてくれた。

 続くセカンドブロックは、上でも紹介したゲスト・じゆりぴのコーナーへ。40分という持ち時間に「まるで対バンみたい」と感激の面持ち。「全曲オリジナルで行きます」という意気込みのもと、荘厳な雰囲気を感じる「このつまらない世界で」をオープニングナンバーに据え、以後、「人の金で焼肉食べたい」「SUPER NOVA」など、全7曲を披露。会場に集まったファンからの大きな声援を受けたことも影響しているのか、前回よりもより情感の増したダンスと歌声でステージを彩ってくれた。

じゆりぴツイッター

 ラストブロックはもちろんCRAYONSだ。ダンスパフォーマンスには力強さと切れ味が加わり、より洗練された雰囲気に。さらに、指先にまで心が届いているようで、“力”だけでなく、“しなやかさ”も感じられるものとなっていた。

 歌唱力も進化していて、ハーモニー部分ではより重層的な歌声が楽しめるように! 路上ライブを含め最近では歌唱の多いカバー曲「オーケストラ」は、披露するたびに歌唱・ダンスの練度が上がっているようで、曲の世界観がより強く感じられる仕上がりとなっていた。今回新たなカバー曲として披露された「抱きしめてアンセム」(優萌セレクトとか)は、その動きは上下運動も含めてかなり激しいダンスが求められるが、最後までダレることのない“圧”を纏いながらのステージとなっていた。「Vault」の動き(パフォーマンス)も格段に向上しているように感じた。

 さて、次回定期は6月16日(金)に、同じ浅草橋MANHOLEで開催予定。その他では、5月21日、28日に川崎駅前での路上ライブが組まれている。

●CRAYONS曲目
・Shiny Dream
・スタートラインズ

・Scan Me
・憂鬱な檸檬
・オーケストラ(カバー)
・片想い
・抱きしめてアンセム(カバー)
・Vault
・ジャンプ(カバー)
・逡巡のエモーション
・Brand New Dream

CRAYONSツイッター
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