「九州女子翼」、4枚目のアルバムが、オリコンデイリーアルバムランキングで前作に続いて1位を獲得。その勢いを駆って賑やかな定期公演を披露

 フォースアルバム『UNIVERSE』(7月4日発売)が、前作に続いてデイリーアルバムランキング1位を獲得するなど、勢いに乗っているガールズグループ九州女子翼が7月9日、東京での定期公演「九州女子翼定期公演 第六十三片 in TOKYO~Fly to the Zepp」を、東京でのホームでもあるAKIBAカルチャーズ劇場で開催した。

 今回は、二日前の7月7日の七夕から東京遠征に入っており、デイリー1位獲得の勢いを駆って7日、8日の両日、3か月に渡って開催してきたリリースイベントの締めを盛大に行なってからの定期であり、見事に結果を出したことへの喜び、これから始まる夏フェスへ向けた意気込みを存分に味わえる、賑やかで多幸感に溢れる空間となっていたのが印象的。

 今回もライブ本編となる三幕目の模様をメインに紹介するが、一幕目、二幕目を含めて、どちらかと言えば女子翼らしいバッキバキのパフォーマンスを前面に、というよりかは、夏フェスを楽しむような、会場に集まったファンを巻き込んで、盛り上げて、ステージ・観客席を一体化させるような、賑やかな雰囲気・空間を醸成する公演となっていたと感じた。

 トピックは、フォースアルバム収録の「惑星ユーフォリア」の東京定期での初披露。ミドルテンポで、夏の夕暮れに聞きたくなるような雰囲気の楽曲と感じるが、音程が飛び回るようなそのメロディは、CDで聞くよりも歌唱が難しそうな印象を強く受けたのだが、そんな難曲をも見事に歌いこなしている5人の姿には、頼もしさが溢れていた。

 そしてラストへ向けては、「I Am Love」「空への咆哮」「序曲」という、ある意味鉄板の構成も決まりつつあり、しっとり、爆発、そして壮大な未来へ向けての前進、という雰囲気を会場のファンへ届けて、今回の定期は終了した。

 フォースアルバムが、女子翼に加入して初のCDとなった木城杏菜は「リリイベを終えて成長した姿を、皆さんに見ていただけたかなって思います。すっごくたくさんの方が(定期に)足を運んでくださって、楽しんでくださって、私も本当に楽しかったです」、花音は「リリイベを通してたくさんの応援ありがとうございました。初めて形(CD)に残るものを出せて、それが1位になるなんてすごいことですよね。すごくうれしいです。加えて、(CDを聞いて)心に響いたなどの感想を聞くことができて、改めて音楽の偉大さを感じました。この夏はたくさんのフェスに出演させていただきます。どんな景色が見られるか、チョー楽しみです」と、それぞれコメントしていた。

 なお、次回東京定期公演は、8月13日(日)開催予定となっている。

 また、九州女子翼は今年もTIFへの出場が決まっており、スカイステージ(8月5日10:30~)では、待望の新曲も初披露される予定だ。

●九州女子翼の主なTIF日程
8月4日 12:15~ドリームステージ
     14:00~スマイルガーデン(詩絵里・実玖)
     15:05~フェスティバルステージ
8月5日 10:30~スカイステージ
     12:10~スマイルガーデン

九州女子翼ツイッター
実玖ツイッター
詩絵里ツイッター
鈴川瑠菜ツイッター
花音ツイッター
木城杏菜ツイッター