「CRAYONS」、半年ぶりに観客を前にしての定期公演を開催。ライブアイドルの真価を発揮する極上のパフォーマンス

 アイドルグループCRAYONS(クレヨンズ)が9月12日(土)、8月30日に続く定期公演「CRAYONS定期公演 ~予兆~」を、前回と同じ会場となる大塚deepaで行なった。今回は、3月以来という、観客を入れての有人ライブとなっていたのが特徴であり、抽選で選ばれた幸運なファン10人ほどが集まり、およそ170日ぶりにメンバーのパフォーマンスを肉眼で楽しんでいた。もちろん、会場内では、ファン同士はソーシャルディスタンスを確保したうえで、会場配布のフェイスガードを装着するなど、新型コロナウイルス対策も万全に施された上での開催となっていたことは、記しておきたい。

 そんなファンを迎えてのライブにメンバーのテンションも上がっているようで、前回と同じ「決戦前夜」からのオープンニングであったが、コーラスは厚みが増し、その歌声から受ける印象もより元気に楽しく、嬉しそうな雰囲気を感じられるものに。「もっと もっと」や「(全)りょく りょく」など、リフレインされるフレーズも、楽曲の賑やかさを増している。

 続くセカンドブロックは、前回の構成に近い印象もあるが、「夏恋」や「Shiny Dream」が早々に登場してくるなど、盛り上げの第一弾ブースターも成功な様子。

 MCコーナーでは恵比ちゃんの身長の話題が出てくるが、あまり長身は嫌なのか、「(まだ?)169.6mmです」と、170cm台には乗っていないと強く否定(笑)。すかさず小林から「(髪型もあるので)数ミリなんて誤差だよ誤差」と、突っ込まれる一幕もあった。

 さて、そんなCRAYONSらしいわちゃわちゃしたMCに続くサードブロックは、少しダークな印象の「Lost Love」からスタートするも、締めは「かくれんぼ」でしっとりとした雰囲気にまとめるなど、曲の緩急のつけ方にも、また新たなクレヨンズらしさを感じられるものとなっていた。

 そして、いよいよラストとなるフォースブロックは、タイトルのイメージを裏切るアップテンポな「憂鬱な檸檬」から始まり、「Vault!」でかちあげ、さらに「びょんびょんBeyond!」で盛り上げの最終ブースターに点火! 今日一番のテンションを作り出したかと思えば、サードブロック同様にバラード調の「片想い」を織り交ぜてしっとりとした雰囲気を醸成。そこに、ラスト曲というイメージの強い「Brand New Dream」を持って来てきっちりと本編を締め、最後は、もう一度最新曲でもある「決戦前夜」を披露して終幕となった。筆者が「決戦前夜」の4人揃ってのパフォーマンスを見るのはこれで4度目となるが、聞くたびに曲の雰囲気は高まり、ニュアンスが深まっていくのを見る(聞く)につけ、やはり、ライブアイドルは観客を前にしてこそ、その真価(深化)を発揮できるのだろうと、強く感じた次第。

 そんなCRAYONSは、早くも9月27日(日)に、次回定期公演「~蘇生~」を、今回と同じ大塚Deepaで、有人で開催する。会場に足を運べる幸運なファンは、今回と同じく、配信チケット購入者の中から抽選で20名、特別招待枠5名となる。観覧希望受付は9月20日23:59までだ。

定期公演 曲目
SE
1 決戦前夜
  MC
2 We are CTAYONS
3 スタートラインズ
4 夏恋
5 Shiny Dream
6 逡巡のエモーション
  MC
7 Lost Love
8 Scan me!
9 My Favorite girl
10 かくれんぼ
  MC
11 憂鬱な檸檬
12 Vault!
13 びょんびょんBeyond!
14 片想い
15 Brand New Dream
  MC
16 決戦前夜
  MC

CRAYONS公式サイト https://www.crayons1225.com/
CRAYONSツイッター https://twitter.com/CRAYONS1225
恵比原愛莉 https://twitter.com/airi_2084
中村千紗 https://twitter.com/Chisa_0219
小林千耶美 https://twitter.com/chiya0510
奥野未悠 https://twitter.com/miyuu_okuno_211