「小鳥遊そら(CRAYONS)」、月一開催の定期公演で、歌唱・ダンスともに長足の進化を体現するパフォーマンス

 ソロアイドル小鳥遊そら(CRAYONS)の月一恒例の定期公演「CRAYONS Family 定期公演 Vol.3」が6月28日(金)、ホームでもある浅草橋MANHOLEで行われた。今回は、定期公演のゲストの定番でもある城内彩花(あやかじゃなくて、さやかだよ)が結成した3人組のユニット「きなもん」を迎え、およそ100分のステージを、時に賑やかに、時に幼く、またかっこよく彩ってくれた。

※ライブ写真は後日アップします。しばしお待ちください。

※ライブフォト追加しました。7/2更新

 さて、まずは主催・小鳥遊そら(CRAYONS)のステージの模様を紹介したい。彼女はトップバッターと、きなもんを経ての3番手、そして自身のソロステージの終盤には、城内彩花を迎えて、マイクパフォーマンスもたっぷりの、かっこいいコラボステージも魅せてくれた。

 トップバッターでは、先日の初めての路上ライブで着用していた、愛らしさも全開のなんちゃって制服にて、「憂鬱な檸檬」と「Lullaby」を歌唱してくれたが、堂々とした歌いっぷりと、前回よりもさらに高域方向に伸びる清らかな歌声が印象的。歌唱レッスン(発声練習)の成果が存分に出ているようで、声に芯が出てきた感じもあるし、これが小鳥遊そらの歌声ですという、声の独自性も演出されるようになっていた。

 もちろんダンスパフォーマンスにも成長のあとがうかがえ、切れ味も鋭くなり、きびきびとした動きが堪能できた。ということもあってか、息切れがいつもより多く感じたのだが、それもダンスの成長の証と言えるだろうか。

 きなもんステージを終えての続く第2ブロックでは、カバー曲(Q&Aリサイタル)からスタート。この曲を聞くのは3度目となるが、上にも書いたように、歌唱においては、毎回の進化・成長を感じる出来栄え。すっかり自身の中に落とし込めているようだ。続いては、新披露となる2曲を歌唱してくれた。CRAYONSの前身体となる「N☆RNiR(ノニエル)」の妹分「chibi-N☆<チビノニ>」からの「Baby Baby Splash」は、当時小中学生のメンバーの雰囲気を色濃く表現してくれる元気いっぱいな楽曲で、普段はボケをかましまくっている小鳥遊には、ある意味ぴったりな選曲と言えるだろうか(怒らないでね)。続く「逡巡のエモーション」も、楽曲の雰囲気をよく表現してくれていて、なによりトーク中の滑舌のアレを知る記者にとっては、歌唱中の滑舌のよさにはびっくり(怒らないでね・その2)。これまで何度も聞いている楽曲なのに、これだけクリアに歌詞が聞こえてくると、また新たな感動が湧き起ってくるほどであった。

 以後は定番楽曲の歌唱が続き、最後は、ゲスト城内彩花とのコラボを披露してくれた。マイクスタンドを使う楽曲で、スタンドと絡めた動きは、しなやかさ、妖艶さ、かっこよさがよく引き出されていて(小鳥遊がかっこいい!)、この一度で終わってしまうのはもったいないと思えるほどのパフォーマンスとなっていた(かつてのWHY@DOLLを思い出した)。

 最後は、定期公演翌日(6月29日)が誕生日という城内彩花へのサプライズバースデープレゼントということで、花束贈呈が行われて終了だ。次回定期公演は7月26日(金)に、ここ浅草橋MANHOLEで開催予定だ。

 さて、続いてゲストきなもんのステージの模様も簡潔に紹介しておきたい。メンバーは城内彩花、葉山なつみ、百海咲希の3人。ユニット名はそれぞれの名前からの命名ということだ。ステージでは、かつて所属していたグループの楽曲を披露してくれたが、現役さながらの熱いパフォーマンスに、会場に集まったファンも大盛り上がり。いまでは声援(コール)が解禁されており、コロナ禍前のあの熱いライブシーンを思い出すような大きな声援が送られていた(2014年ごろの青SHUN学園を思い出した)。また、トリオステージだけでなく、ソロのステージも用意され、百海咲希は「キューティーハニー」を、葉山なつみは「ハートサングラス」を、城内彩花は持ち歌の「good day!」を、それぞれ見事な歌唱とともに披露してくれた。

城内彩花 X
葉山なつみ X
百海咲希 X

●小鳥遊そら(CRAYONS)曲目
・憂鬱な檸檬
・Lullaby」

・Q&Aリサイタル
 MC
・Baby Baby Splash
・逡巡のエモーション
 MC
・SORAYUME
・すき。
・片思い
 MC
・Brand New Dream
 MC
・Strawberry Trapper(城内彩花とのコラボ)

CRAYONS X
小鳥遊そら X
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