ヴュザミ主催の対バンライブに「よふかしツインテール」「めにぱら」「岩村華」「ビビきたッ！！」「舞台上のナノメートル」の5組が出演

　ヴュザミ（（LES VIEUX AMIS）主催の対バンライブ「Fete de la Musique Mignon」の第２回（vol.2）が1月24日（金）、浅草橋MANHOLEにて行われた。今回の出演は「よふかしツインテール」「めにぱら」「岩村華」「ビビきたッ！！」「舞台上のナノメートル」の5組（出演順）。ここではそのステージの模様を簡潔に紹介したい。

　トップバッターはメイドカフェプロデュースのアイドルグループよふかしツインテール。メイドカフェプロデュースらしく、ふわふわの愛らしい衣装と、王道アイドル的な楽曲が特徴。煌めき感のあるアイドル的なメロディが耳に心地よいものだし、和テイストな要素を詰め込んだ楽曲（「俺の推しが魔法使いで参拝せずにはいられない（仮）」）もラインナップするなど、幅の広いサウンドが楽しめた。ステージでは「マジカルツインテール」「君とたとえばの話」など、全5曲を歌唱してくれた。

　2組目は、現在は夏野香波のソロユニットになっているめにぱらだ。彼女を見るのは2018年の舞台『降臨Hearts』以来となるが、よく通る高域と生き生きとした歌声は当時と変わらず健在。ステージでは純白衣装に身を包み、清らかな歌声と切れ味鋭いターンで、ファンを魅了。「Milky Way」「H-E-L-L-O」など全6曲を歌唱してくれた。中でもラストに歌っていた「うぃーくりーもんすたー」で、セミの鳴き声（ミンミン）が会場を埋め尽くすさまは、なかなかに面白いものだった。

　3組目はソロアーティストの岩村華。初見なこともあって経歴を調べてみると、オーディションでのグランプリ受賞経験もあるということなので、なるほど、とその歌唱力の源泉を知ることができた。ステージでは、カバー曲、オリジナル曲（ノスタルジックメモリーズ／夢はここから）を合わせて全5曲を歌唱。ちなみに、オリジナル曲2曲の再生・ダウンロード数が1万、100DLを達成するとCD化企画が実現するという。また、3月8日には「岩村華生誕祭2025」が、池袋リヴォイスにて開催予定となっている（10:50開演）。

　4組目はビビきたッ！！。今回の出演は橘冬華、きぬ、らむの3人。楽曲はキラキラ王道的なものから、電子音を多用したゲーム的なものまで、多彩な印象。発声がしっかりしているので、歌声が心地よく聞こえてくるし、ソロ―パートでの安定感も高く、歌詞もきちんと聞き取れるので、記者のように初見でも楽しめるグループと感じた。ステージでは「エンドレスラブストーリー」ほか全5曲を歌唱。なお、2月23日（日）には「橘冬華生誕祭～FleuReve 2025～」が、エンタメ横丁で開催予定となっている（12:30開演）。

　最後は、舞台女優で結成されたダンス＆ボーカルユニット舞台上のナノメートル。舞台女優がメンバーとなっていることもあり、その歌声は圧巻。よく通る歌声に情感がのり、まるでミュージカルを見ているよう。かつてのアリスインアリスを思い出した。メンバーの仲もいいようで、今回出演グループの中では比較的MCパートが長く、トークによるわちゃわちゃとした雰囲気も楽しめた。ステージでは新曲の「ワガママメルティ」を筆頭に、「存在の証明」「Shining Actor」など、全5曲を歌唱してくれた。今後の予定としては、6月29日にメンバー2名「大川里菜」「樋口沙也夏」の生誕祭が、それぞれ池袋Lavisにて開催予定。（※2/3　曲名修正）