- 2023年5月5日
歳月を経ても変わらないもの、それは友情。国際的ベストセラー小説が、最高の形で映画化。『帰れない山』
イタリアの作家、パオロ・コニェッティの同名ベストセラー小説(39言語に翻訳)を、約2時間半にわたって映画化。第75回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞作品、『帰れない山』が5月5日から全国公開される。 舞台は北イタリアのモンテ・ローザ山麓。主人公は山をこよなく愛する父親を持つ都会育ちのピエトロ(ルカ・ […]
イタリアの作家、パオロ・コニェッティの同名ベストセラー小説(39言語に翻訳)を、約2時間半にわたって映画化。第75回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞作品、『帰れない山』が5月5日から全国公開される。 舞台は北イタリアのモンテ・ローザ山麓。主人公は山をこよなく愛する父親を持つ都会育ちのピエトロ(ルカ・ […]
「自分自身の人生はもちろん自分だけのものではないとしても、では、自分自身で自分そのものを思いっきり生きていると感じられる瞬間は、果たしてどんなときに訪れるのだろう?」 観終わったあと、しみじみと、そんなややこしいことを考えてしまった。 主人公は、サンドラという女性。5年前に夫を亡くしてから娘を […]
人生は偶然の集積なのかもしれない。あのとき、あの人に出会っていなかったら。もしもあの電車ではなく、次の電車に乗っていたら。なにがきっかけで、どう変わるかわからないのが人生だ。 5月5日から全国公開される『ジュリア(s)』は、そんな“生の真理”(せいのしんり)的なものを、ユニークな手法で描き出す一 […]
主人公は、ロバ。「イーオー」は、その名前だ。ポーランドのサーカス団に所属していたが、諸事情により解散せざるを得なくなり、イーオーは元団員のカサンドラに連れられて、イタリアへ向かう旅に出る。途中、カサンドラの許を離れ、数々の人と出会う。命の危険を感じることもあるし、ホッとするようなひとときを得ること […]
2016年ベルリン国際映画祭パノラマ部門のオープニング作品を飾った一作(監督:トマーシュ・ヴァインレプ、ペトル・カズダ)が遂に日本に上陸する。1973年にチェコ・プラハで実際に起きた無差別殺人の犯人、オルガ・ヘプナロヴァーをモデルにした一作だ。非常に大変な役柄だったのではと思うが、『ゆれる人魚』や […]
モンゴルときいて、あなたは何を思い浮かべるだろうか。山脈、草原、朝青龍……そんなイメージが浮かんでいた方に、まず申し上げたい。「この映画を観ると、ぶっとぶぞ」と。『セールス・ガールの考現学』は4月28日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショーされる。 主人公はモ […]
いわくつきの一作とは、こうしたものをいうのだろう。 1968年秋、フランスの映画監督ジャン=リュック・ゴダールはアメリカ・ニューヨークにやってくる。五月革命が起こった国の映画人が、キング牧師の暗殺がまだ残る国を訪れたのだ。カメラを回すのはリチャード・リーコックとD・A・ペネベイカー。60年代初頭 […]
音楽の世界でいうところの「サンプリング」を駆使しまくった作品と言っていい。登場人物はヒトラー、スターリン、チャーチル、ムッソリーニ。すべて本人だ。アーカイブ映像から彼らを取り出し、セリフも過去の手記や実際の発言から引用された。さらにいうなら、ディープフェイク(注:人物画像合成技術)やAIテクノロジ […]
「ユーモア、サスペンス、アクション……映画のすべてが詰まった傑作」と、第27回釜山国際映画祭でも称賛された『高速道路家族』が4月21日からシネマート新宿、アップリンク吉祥寺、池袋シネマ・ロサ他で公開される。とにかくキャッチーな(強烈な)モチーフが次から次へと登場して物語が進む。5本分ぐらいのネタが […]
この監督も脚本家も皆、心に狂気を飼っているのではないか。何がどうなったら、ここまでの恐ろしさを映画中に横溢させることができるのか。なんたるチームを組んだのだ、と思ったら、アレックス・デ・ラ・イグレシアがひとりで監督も脚本も(こちらはホルヘ・ゲリカエチェバァリアと合同)で手掛けていたのだった。クエン […]