「九州女子翼」、9か月の進化を体感できる極上のステージ。アコースティックレターライブ冬公演に出演

 九州発のガールズグループ 九州女子翼が2月24日、AKIBAカルチャーズ劇場主催の「アコースティックレターライブ」の冬公演に出演。昨年の春公演から四季の彩りを歌で表現してきたシリーズも、春、夏、秋ときて、いよいよ四季が一巡し、待望の冬編に突入。公演では、この一年の九州女子翼の進化・成長を存分に感じさせてくれる、煌びやかな歌声を聞かせてくれた。

 さて、オープニングナンバーから「冬」の雰囲気も抜群で、少し物悲しさのある歌詞を4人のメロウな歌声で表現。中でも山本愛理のそれは素晴らしく、むき出しの感情が迸るかのような歌声で、表情で、渾身のパフォーマンスをしていた。もちろん、山本のソロも素晴らしく、MC中のグダグダ具合が信じられないような、圧倒的な歌唱となっていた。

 実玖も、主演作の公開を終えて自信もついたようで、イルカのアノ名曲を情感たっぷりに歌っていた。詩絵里は、自身のYouTube番組での成果もあるようで、ビブラートを縦横に駆使して、80年代の代表的な卒業ソングを歌唱。冬の先に来る春の情景を予感させてくれるような、暖かな春の日差しを感じる歌声となっていた。

 MCを挟んでは、九州女子翼の持ち歌ブロックとなり、まずは「私だけのArmor」を4人で歌唱。ソロパート、斉唱パート共に厚みが増し、ボリューミーなものに。中でも、実玖の個性的な歌声は、さらに魅力を増して聞こえてきた。続いては、前回の公演で予告されていた通り、持ち歌2曲となる「Merry Go Round」を、アコースティックverで披露。テンポは少しスロー目になり、曲の持っている雰囲気をより感じられる仕上がりに! 中でも実玖の低めの歌声は歌詞の情景を盛り上げてくれた。次回、3月24日のアコースティックでは、新メンバーの花音が初参加。デビュー会見を見る限りでは低めの声質が、アコースティックレターライブでどのように花開くのか、大いに期待したい。

 さて、後半はメンバ――リクエストの「スノウメモリー/26時のマスカレイド」からスタート。詩絵里&山本愛理のデュエットで、張りと伸びのある歌声が会場を満たしてくれた。以後は、詩絵里ソロ、鈴川瑠菜ソロ(いつもよりも低めの声質で、歌い上げるように見事に歌唱していた)、実玖&鈴川デュエット(鈴川の優しい歌い方が記憶に残った。二人とも低めの声質で歌唱しており、ユニゾン的な雰囲気を味わえた)、そして最後は再び4名で「君といれば/Little Glee Monster」を、ロングトーンというかミドルトーンを駆使して歌唱。耳に心地よい歌声と、優しい雰囲気を醸成してくれるコーラスで、締めくくっていた。

 次回、冬公演最後となるアコースティックレターライブは3月24日(木)に、ここAKIBAカルチャーズ劇場で開催。新メンバー花音を加えた、新5人体制の歌声に注目してほしい。

●九州女子翼 東京での主な日程
3月23日(水) 新メンバーお披露目ライブin TOKYO 19:30~ @渋谷DAIA
3月24日(木) アコースティックレターライブ 冬公演ラスト 19:00~ @AKIBAカルチャーズ劇場
3月25日(金) Space emo 池袋新体制ライブ 19:00~ @池袋スペースemo
3月26日(土) 九州女子翼 定期公演第四十七片in TOKYO 17:00~ @AKIBAカルチャーズ劇場

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