「九州女子翼」、新メンバー“花音”を加えての2度目の東京定期は、より一体感の高まったステージング

 九州発の5人組ガールズグループ九州女子翼が4月10日(日)、毎月恒例の東京定期公演「九州女子翼定期公演 第四十八片 in TOKYO」」を、AKIBAカルチャーズ劇場で開催。今回は、女子翼の本領発揮となる3幕目の模様を紹介したい(2幕目はもう少しお待ちください)。

1幕目の模様はコチラ

 前回、3月26日の東京定期からわずか2週間という短い期間での遠征となった今回だが、前日の4月9日には地元で4月度の福岡定期を開催していることもあり、メンバーの掛け合い具合というか、仲のよさやまとまり感は、より増している印象。新メンバーの花音もすっかり馴染んでいるようで、アイコンタクトもばっちり。オープニングのSEから颯爽とした姿を見せ、ザ・女子翼の烈しさをその小さな体で存分に表現しているよう。

 パフォーマンスが難しいと言っていた「LOCKON」(一曲目)から、5人でのパフォーマンスは見ごたえも充分で、この時点で加入していまだ1か月を経過していない状況でありながら、5人のパフォーマンスの一体感は、高い次元の完成度を見せている。

 「絶対零度」のような激しい曲はより激しく、かわいらしさや賑やかさのある「Starry Night」ではその雰囲気がより効果的に表現されており、その姿は、昨年4月にスペースemoで見せたはっちゃけ具合を更新するかのような盛り上がりっぷり。

 途中にはさまれたMCでは詩絵里が存在感を示し、次に5人体制になって初めて披露する「赤の流れ」を、「ドロドロと盛り上げたい」と独特な口調で紹介していた。

 そんな「赤の流れ」を含め、「Welcome To The Music」「fair wind」「空への咆哮」と女子翼らしさを発露させた熱く・激しいパフォーマンスで見るものをくぎ付けにし、本編は終了。5人体制になって明らかに声の厚みが増しており、そこにアコースティックレターライブで鍛えたソロの歌唱力が組み合わさって、極上のコーラスを聞かせてくれた。

 加入してから4度の定期公演を経験した花音は「今日は行けるっていう直感があり、その通り存分に楽しんでライブをすることができました。もっともっと成長しながら、理想とする姿を作り上げていきたい」と意気込んだ。

 鈴川瑠菜は「こんなにたくさんライブができることが、本当に素晴らしいと感じています。昨年のことを思えば奇跡のようです。そんな一回一回のライブを大事に、そして全力で、楽しみながらお届けしたいです」。

 詩絵里は、「この空間(ライブ)が大好きなので、もっともっと大きなステージに進んでいきたいです。その過程で、メンバーからもっと頼られる存在になりたいし、そういたいです。みんなを支えて一緒に上がっていきたいです」と、目には光るものをたたえながら話していた。

 山本愛理は、2部でカバーした「大阪☆春夏秋冬」への感謝と憧れを示しつつ、「大阪☆春夏秋冬さんに近づけるように、未来へ向かって進んでいきたい」と抱負を口にした。

 最後に実玖は「今日の定期楽しかった人~」と大きな声で呼びかけ、「楽しいと思ってくれたことが一番うれしいです。今後も、楽しい・素敵な時間を届けていきたいです」と力強く宣言していた。

 アンコールに応えては、花音が「私はとっても熱い女なんです。心が燃えているんです。私が入って皆さんも熱くなりましたよね。そんな時は、冷たいフルーツが食べたいですよね」という強引な展開にて、「ということで、最後に『fruits music2』を聞いてください」と曲振りし、5人に戻って賑やかさも増した同曲を披露して、第四十八片の東京定期は終了した。ちなみに、そんな花音を見て詩絵里は「ぶっ飛んだところが好き」、鈴川は「かわいい! 変わらないでね」と喜んでいた。次回、東京定期は5月14日(土)開催予定だ。

 ちなみに、九州女子翼は今週末の活動も満載で、各地でのライブが予定されている。4月22日には、東京・池袋のスペースemoにて、新たな定期公演ガスタート。翌、4月23日には福島へテイクウイングして、「ももクロ春の一大事2022~笑顔のチカラ つなげるオモイ in 楢葉・広野・浪江 三町合同大会~」に出演。翌4月24日は、地元(と言っても北九州)に戻り「盛りだくさん!リバーウォーク北九州誕生祭♪2022」へ出演と、GW前も各地で大活躍となる。

九州女子翼ツイッター
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詩絵里ツイッター
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花音ツイッター