「九州女子翼」のライブ力を全開で楽しめる新たな東京定期「エモい女子翼」がスタート。持ち歌の魅力を120%引き出すパフォーマンス

 5人組のガールズグループ九州女子翼の東京での新たな定期公演「エモい女子翼 第一片」が4月22日(金)、池袋のライブスポット スペースemoで開催された。

 これは、AKIBAカルチャーズ劇場で開催中のパフォーマンスアップのための定期公演とは違って、女子翼の持つエモさ、ライブパフォーマンスの表現力に注目して、それらを全開に発揮して、タイトルのごとくエモいライブを楽しんでもらおうという出し物になる。

 ということで、楽曲は「I Am Love」からスタートするなど、普段は聴けない(見られない)曲順での歌唱も見どころになるだろうが、注目はその表現力と言いえる。山本愛理を上回る実玖のあおりが楽しめたり、今回の歌唱の中では特に鈴川瑠菜の力強さが印象に残った。太さや音量(音圧)はいままでのそれを上回り、気合も充分な様子が感じられた。

 後段明らかになるのだが、今回メンバーが付けている髪飾りを鈴川が作ったそうで、「昨年12月から隙間時間を見つけて、ちょこちょこと作ってきました」と、自慢げにコメントしていた。

 また。詩絵里の歌唱も素晴らしく、冒頭の「I Am~」では優しい歌い方で、高域まですっと伸びた歌声になっているかと思えば、続く「Welcome To The Miusic」では力強さと、ビブラート(響き)に留意した歌唱を披露するなど、歌手という側面を前面に強く打ち出しているのが分かった。中盤では、オリジナルソロ曲「カモミール」も歌唱していたが、筆者が知る限り、東京では初めて聴いた(2021年正月のイベントでは、別のソロ曲を歌っていた)。今後も同ライブは続いていくそうなので、東京では聴くことの少ないオリジナルソロ曲のコーナーは続けてほしいと思う。

 そのほかでは、アルバムのメイン曲順(TAKE WING~赤の流れ~LOCKON)の歌唱も楽しめるなど、見せ方も面白いもの。

 途中に挟まれるMCも賑やかで、山本愛理&花音コーナーでは、お昼ご飯ネタのお子ちゃまトークが展開されていたし、鈴川瑠菜コーナーでは、今回の髪飾り作りの苦労が明かされていたり、花音のおなじみの曲振りなどなど、楽しいものとなっていた。

 なお、次回「エモい女子翼」は5月13日(金)に開催。その前後、12日はアコースティックレターライブ(@AKIBAカルチャーズ劇場)、14日には東京定期(@AKIBAカルチャーズ劇場)も決まっている。

●曲順
「I Am LOVE」
「Welcome To The Music」
「絶対零度」
「fruits music2」
「Starry Night」
「カモミール(詩絵里ソロ)」
「TAKE WING」
「赤の流れ」
「LOCKON」
「fair wind」
「空への咆哮」

●GW中の主なイベント日程
4月29日 クロフェス2022(@東京)
4月30日 クロフェス2022(@東京)
5月3日 ベイサイドプレイス博多 アイドル演舞台(@福岡)
5月4日 ベイサイドプレイス博多 アイドル演舞台(@福岡)
5月5日 ベイサイドプレイス博多 アイドル演舞台(@福岡)
5月5日 九州女子翼定期公演第四十九片(@福岡)
5月7日 JAPAN CENTRAL FESTIVAL2022(@愛知)
5月8日 JAPAN CENTRAL FESTIVAL2022(@愛知)

九州女子翼ツイッター
実玖ツイッター
山本愛理ツイッター
詩絵里ツイッター
鈴川瑠菜ツイッター
花音ツイッター