「九州女子翼」、圧倒的なライブパフォーマンス「エモい女子翼」に、賑やかさを掛け合わせた第3弾ステージを披露

 九州発のガールズグループ九州女子翼が6月10日(金)、東京・池袋のライブスポットスペースemoにて、ライブパフォーマンスに特化した定期ライブイベント「エモい女子翼」の第3片を披露した。

 今回はその前日の6月9日より東京遠征を行っており、本ライブはその二日め。そして5月末に披露されたグループとして14曲め、新5人編成となって初の新曲「キミは太陽」の、東京初披露の場ともなるだけに、会場に集まったファンの熱気も相当なものに。

 さて、本編について話を進めると、今回のプロデュース担当は山本愛理。ということでどのような曲目・曲順で披露されるのかと期待を膨らませていると、今回もSEをすっ飛ばしてのフリートークからライブはスタート。そこでのテーマは「やっちまった花音(爆)」。

 当日の日中はオフだったそうで、都内に遊びに出かけた花音は、すっかり女子翼メンバーとも言える大天然ぶりを発揮。メンバー(特に鈴川瑠菜)からも突っ込みの嵐(笑)を受けていたが、そんな花音は、パフォーマンスだけでなく、性格も天然なところも、すっかり女子翼の水に馴染んだようである。

 という賑やかなトークの後は、いよいよ新曲「キミは太陽」が東京初披露だ。メンバーが紹介するポイントは「振りがマネしやすい」(山本愛理)、「フリーなポイントが多いので、各自の動きや表情に注目してほしい」(詩絵里)、「応援歌みたいな感じで、聴くと明るくなれる」(花音)、「イントロからようこそ感があって好き。最初から最後まで見逃さないで」(鈴川瑠菜)、「振りが可愛い」(実玖)というもの。

 聴いていて、ディスコっぽいイメージがありつつ、元気になれる、80年代テイストを感じる仕上がり。これから来る季節を想起させるような、ザ・夏曲という雰囲気の楽曲となっていた。

 続くトークコーナーでは、いよいよ愛理プロデュースの神髄が明らかに(笑)。曰く、「山本愛理~ベスト1セットリスト」という構成となっているそうで、さまざまな要素の好きを集めたものになっているという。

煽りが好き 「絶体零度」
歌が好き  「私だけのArmor」
ダンスが好き「Starry Night」
表現が好き 「Welcome To The Music」
歌詞が好き 「空への咆哮」
全体的に好き「TAKE WING」(別名 たけつばさ)

 という6曲が愛理セレクトであり、実はこの瞬間までメンバーにも内緒だったそうで、ステージ上ではライブ開始へ向けて、静かな混乱が広がっていた(笑)。というのも、通常のステージでは、曲終わり(アウトロ)と次の曲の始まり(イントロ)の立ち位置に合わせた動きの調整=場当たりの確認が必要なのだが、当然、ここまで楽曲は秘されていたため、その場当たりを今、ファンの前で生披露(?)することになった、という次第。

 ここでもメンバーの性格が露わになり、鈴川(ノート)&詩絵里(スマホ)はメモを取りながら、実玖と花音は記憶で(右脳仕様か?笑)、場当たりを敢行。中でも入ったばかりの花音は、6曲連続ステージはそもそもが初めてだそうで、「大丈夫?」というメンバーの声掛けに「頑張る……」と、消え入りそうな自信なさげなか細い声で答えていた。

 さてさて、そんな10分ほどの場当たりを経ては、下記の曲順で6曲連続のステージが始まるが、そこは天の声のサプライズにさんざん鍛えられてきたメンバーだけに、息の合った見事なパフォーマンスを魅せてくれた。

「私だけのArmor」
「Starry Night」
「絶体零度」
「Welcome To The Music」
「空への咆哮」
「TAKE WING」

 「すごく楽しかった」「スリルあった」「ヤバかった」などの感想も聞かれたが、女子翼らしいエモいステージを構築していた。

 最後は、愛理が曲振り担当の、そして期待の新曲の「キミは太陽」をもう一度披露して終了だ。

 次回エモい女子翼は7月15日(金)に開催。プロデュースは詩絵里となる。詩絵里からは、「したいことがある」「(やることは)もう考えてある」「アコースティックもいいな」と頼もしい言葉も聞けた。

●九州女子翼 東京遠征の主な日程
6月12日(日) 17:30~ 「定期公演 第五十片」 @AKIBAカルチャーズ劇場
6月13日(月) 19:00~ 「空と海と青」 @AKIBAカルチャーズ劇場

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