京都、名車「カマロ」、“自称”探偵。以上3つのファクターから発展する、波乱万丈のアクション・コメディ作『京都カマロ探偵』

 京都を舞台に、名車「カマロ」を愛するフリーター(自称探偵)が活躍するコメディ、それが『京都カマロ探偵』だ。音楽家、格闘家、俳優として活躍する吉田由一が監督を務め、主人公の自称探偵・釜田麻呂には塚本高史が扮する。

 ある日、彼のもとに、顔なじみのキャバクラ嬢が「知り合いの、一流IT企業に勤める男を探してほしい」と依頼を持ち込む。初めて探偵らしい仕事が舞い込んで喜ぶ釜田だが、その男は犯罪組織に拘束されていたことが分かる。アマチュアの探偵が、いきなりヤクザとやりとりせざるを得なくなったのだ。あくまでもコメディではあるものの、当然ながら犯罪組織側のひとたちは顔も口調もひたすら迫力に富んでいて、見る側は笑ったり怖さを感じたりと忙しく、それもこの映画の醍醐味のひとつだろう。コロッケ、木村祐一らお笑い系の重鎮も、適材適所という感じだ。

 釜田を絶妙にアシストする友人たち、格闘家の幻之介(朝井大智)とハッカーの健太(山崎裕太)の動きやセリフにもじっくり注意を傾けたい。6月17日から池袋シネマ・ロサ他で全国公開。

映画『京都カマロ探偵』

6月17日(金)池袋シネマ・ロサ ほか全国公開

<キャスト>
塚本高史 木村祐一 コロッケ 本宮泰風 ほか
<スタッフ>
監督:吉田由一 脚本:宮崎健、吉田由一 音楽:池内ヨシカツ Electric Dragon 配給・宣伝:マグネタイズ 制作:「京都カマロ探偵」製作委員会(RIGHTSCUBE/RUNZEST) 2021年/日本/5.1ch/DCP/79分
(C)『京都カマロ探偵』製作委員会(RIGHTSCUBE/RUNZEST)

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