原田和典
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原田和典

  • 2022年1月24日

『スパイの妻』等の脚本を手がけた野原位監督の劇場デビュー作『三度目の、正直』。美しいジャズ・ピアノの響きにも耳を傾けたい

 人間の一生を春夏秋冬に分けるとしたら、この作品はとくに「夏」、いや「晩夏」以降にさしかかった世代、ある程度人生を送ってきて辛さしんどさ切なさを体感してしまったひとたちに、より強く訴える作品ではないか。そんな印象を受けた。  川村りら(第68回ロカルノ国際映画祭最優秀女優賞受賞のひとり)演じる「月島 […]

  • 2022年1月23日

「ミライスカート+」、人気エレポップユニット「JaccaPoP」との2マンイベントで、約半年ぶりに東京のステージに立つ

 1月23日(日)、東京・新宿FATEにて2マンライブ「JaccaPoP×ミライスカート+」が開催された。持ち時間はそれぞれ45分間。各アーティストの世界をしっかり体験できるのが、こうした2マンの良さだろう。たくさんの出演者が出るイベントではなかなか味わえない体験だ。  児島真理奈は昨年7月中旬に手 […]

  • 2022年1月21日

あらゆるバリアーを超えて集まった“はみだし者”たちが、伝説の男をを強引(?)に迎えて壮大な作戦を開始する映画『ザ・ミスフィッツ』

 タイトルは“はみだし者”“適合できない者”というニュアンスだろうか。だが、そのはみだし者たち、さらにいえば世代も肌の色も性別も異なる者たちがひとつの目的のために出会い、互いへの理解をだんだん進めていきながら“こと”に臨んでいく過程が実にスリリングだ。さまざまなバックグラウンドを持つ者を集めた筋金入 […]

  • 2022年1月19日

劇団☆ディアステージの真価を存分に楽しめる舞台『トラブルメーカーwww』、池袋でド派手に上演中

 劇団☆ディアステージ(2018年発足)の第4回公演「トラブルメーカーwww」(脚本・演出:門野翔(@emotion)、プロデューサー:松多壱岱、島崎翼)の初日が本日1月19日、池袋・シアターKASSAIにてスタート。1月23日(日)まで、上演が続く予定だ(全9ステージ)。  主役を務めるのは、ガサ […]

  • 2022年1月12日

「世界を変える30歳未満の30人」に選出された才媛が、実の母とコンビを組んだ初長編監督映画『エル プラネタ』

 アルゼンチン生まれのスペイン育ち、英国ファッションの名門校“セントラル・セント・マーチンズ”を経て、現在は米国ロサンゼルスを拠点にする才人がアマリア・ウルマン。1月14日(金)から渋谷WHITE CINE QUINTO、新宿シネマカリテほか全国順次公開される『エル プラネタ』は、彼女自身が監督・脚 […]

  • 2022年1月5日

お母さんに親孝行をしたい! 40年間のタイムスリップが生み出したロマンティック・コメディ『こんにちは、私のお母さん』

 「2021年中国興行収入第1位」、「中国歴代興行収入第2位」に輝いたヒット映画が1月7日からTOHOシネマズシャンテ、池袋HUMAXシネマズなどで全国ロードショーされる。監督・脚本・主演をすべてジア・リンがこなした力作『こんにちは、私のお母さん』だ。ジア・リンと亡き母との実話をベースにした内容との […]

  • 2021年12月24日

スーパースター、セリーヌ・ディオンの半生を題材にした力作『ヴォイス・オブ・ラブ』。ヴィクトリア・シオの歌声も鳥肌ものだ!

 映画『タイタニック』主題歌「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」など数々の大ヒットを持ち、2億5000万枚のアルバム総売り上げを誇る大歌手セリーヌ・ディオンの半生をベースにした映画『ヴォイス・オブ・ラブ』が、12月24日(金)から東京・ヒューマントラスト有楽町、新宿武蔵野館、ヒューマントラスト渋谷ほ […]

  • 2021年12月17日

なぜ、フィリピンの貧困地区で生きるのか? 7年にわたってその姿を追い続けたドキュメンタリー『なれのはて』が公開

 舞台はフィリピンの貧困地区、フィーチャーされるのは撮影当時50代後半から60代前半に達した4人の男たち。監督・撮影・編集をこなした粂田剛はフリーの助監督として原将人や矢崎仁司らの作品に関わり、教育映像やテレビ番組のディレクターとしても活動を続けてきた。映画撮影のために2012年から19年にかけて2 […]

  • 2021年12月15日

『夜空に星のあるように』、巨匠ケン・ローチが“怒れる若者”だった頃の監督作品が蘇る。舞台はスウィンギング・ロンドン、音楽はドノヴァン!

 パルムドールに輝く『麦の穂をゆらす風』、『わたしは、ダニエル・ブレイク』などで知られる巨匠監督ケン・ローチ。彼の初監督作品が、半世紀以上の時を経て、劇場公開される。原題は『Poor Cow』、邦題は荒木一郎ばりにロマンティックに『夜空に星のあるように』とつけられた。  公開時の1967年、監督は3 […]

  • 2021年12月14日

人生を駆け抜けた天才コメディアン・歌手の光と闇に迫る、新発見満載のドキュメンタリー映画『BELUSHI ベルーシ』

 1980年代の空気を吸ったブラック・ミュージック好きの体内から、ジョン・ベルーシの名前や存在は消そうとして消せるものではない。ぼくは映画『ブルース・ブラザース』を見て大感激し、真剣に「この映画の中の登場人物になりたい。レイ・チャールズが父親、アレサ・フランクリンが母親、キャブ・キャロウェイが祖父な […]