「九州女子翼」、5年連続のTIF出場で、確かな成長を果たす極熱パフォーマンスを披露~TIF2022/ENJOY STADIUM

 九州女子翼のTIF2022二日目の第2ステージは、15:20からのENJOY STADIUMだ。ここは、グループが参戦しているアイドル総選挙の投票ステージでもあり、先に記してしまえば、メンバーの熱量は過去一というほどに高まっているのが実感できる極熱のパフォーマンスとなっていた。

 さて、SEはなんと意表を突く初代「fly high!」。花音にとっては初めてのはずだが(どこかでやっていたら、すみません)、見事にメロディに乗ってリズムを刻んでいる。以後も、鈴川、詩絵里、実玖と慣れ親しんだ楽曲に、総選挙への気合の入った勇ましい表情でダンスを続けていく。そんな気合を受けてのオープニングナンバーは前夜、スカイステージを彩った大盛り上がり曲の「Welcome To The Music」だ。しかし、昨夜とは別人と言えるほどの気合に満ちた圧巻のパフォーマンスを魅せてくれた。歌声、表情、そしてダンスがより一段高まり、総選挙に勝ちたいという強い気持ちが、わずか一日の間に長足の成長を遂げさせたかのよう。恒例の手を上げるポーズも凛々しさが際立っている。

 それを受けての2曲目は(も)、まさかの「空への咆哮」。意表を突く2連発だが、円陣を組んでの歌い出し部分では、にこやかな笑顔が溢れるなど、気合一辺倒ではなく、ステージを楽しむ余裕をも感じられるものとなっていたのが印象的。緊張とリラックスがいい塩梅で発露しているようだ。そして、その歌声にはメンバーのむき出しの感情が合わさり、会場の熱量をさらに高めていくのが、見ているこちらにも伝わってくるほどであった。

 そして最後にもサプライズが待っていた。まさに意表の3連発! ENJOY STADIUMのラストは、定期公演以外ではあまり披露されることのない劇場限定曲、その最新曲となる「キミと描きたいShiny Days」だ。TIF2022へ向けて、アイドル総選挙へ向けて、8月1日から行ってきた東京遠征の、その集大成となるライブの、正真正銘ラストとなる本ステージ、そこへこの曲を持ってきたメンバーの、グループの、意気込みがすべて詰め込まれているかのような熱い熱いパフォーマンスが堪能できる、極上のライブ空間となっていた。同時に、グループとしての確かな成長を感じられる15分となっていた。

※残念ながら、アイドル総選挙の予選突破は叶わなかった。

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