「九州女子翼」、歌声が大幅に進化した「アコースティックレターライブ」。次回は11月10日に開催

 九州発のガールズグループ・九州女子翼が10月13日(木)、AKIBAカルチャーズ劇場主催のアコースティックライブ「アコースティックレターライブ」の秋クール(10月~12月)に出演。グループとしては8月以来(記者は6月以来)のステージとなり、結成5周年を迎えてより進化を果たした美声を同劇場に響かせていた。

 今回の公演から演目が、従来のカバー曲メインの構成から、持ち曲のアコースティックver(アレンジ)の披露へと変わり、楽曲派のイメージも強い彼女たちの歌声を、より楽しめるステージとなっていたのが注目ポイント。

 オープニングこそカバー曲(「残響散歌/Aimer」)であったが、これはもう鈴川瑠菜が泣いて喜んだであろう選曲であり、見事その期待に応え、素晴らしい歌声を聴かせてくれた。詩絵里の歌唱も低音が響き、ビブラートの美しい余韻が楽しめるものとなっていた。

 続いではいよいよ女子翼ゾーンへと突入だ。歌唱自体も久々となる「NON-STOP-KYUSHU」はジャジーなアレンジが加わり、大人っぽいイメージへと変化。コーラスの美しさが耳に心地よい出来栄えとなっていた。「私だけのArmor」は歌声が、歌詞が、はっきりと聴こえてきて、曲の理解がさらに一段進むよう。花音のコールが素晴らしく可愛いものとなっていた。「Starry Night」はよりハイキーな音域に振った歌声が気持ちよく、煌びやかなイメージがより増強されて楽しめた。二日後の定期に先駆けて久々に歌唱の「Merry Go Round」は、個々のメンバーの歌声が美しく聴こえてくるだけでなく、音程の安定感、張のある歌声も聴けるなど、より進化した雰囲気に深化。記事の順番が前後しているが、11月に入って開花したライブパフォーマンスの長足進化の、その萌芽を感じられる仕上がりとなっていた。

 「fruits music2」においても、その進化を感じる歌声が楽しめたし、「I Am Love」はアコースティックになって、その歌詞の理解がより深まるよう。「fair wind」はより明るい方向に振った印象で賑やかさが増しているし、最新曲「キミは太陽」も、原曲のイメージを残しつつ、より賑やかさを感じられるアレンジとなり、秋冬を迎え、寒気にさらされる中、心地よい太陽のぬくもりを感じられる楽曲となっていた。

 最後は、結成5周年を迎え、6年目へ向けての強い気持ちを込めて「明日へ/Little Glee Monster」を歌唱して、素敵なステージは終了した。

 次回アコースティックレターライブは、11月10日(木)に、AKIBAカルチャーズ劇場で開催予定。チケットはまだ発売中なので、気になったファンはぜひ、会場へ足を運んでほしい。

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詩絵里ツイッター
鈴川瑠菜ツイッター
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▼AKIBAカルチャーズ劇場(チケット)
https://map.pigoo.jp/events/view/6360
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