福岡を拠点に活躍しているアイドルグループ「Perfo★ism」(パフォニズム)が8月12日(2017年)、グループ結成以来2度目となる東京遠征を行ない(仙台⇒東京と回ってきた)、アイドルプラネット主催の対バンライヴ「アイドルファンタジスタ in SHIBUYA in SPACE ODD」の夜の部(17:15~)に出演した。出演アイドルは全9組で、パフォはトリでの出場だ。

ロック調のオーバーチュアーに乗って颯爽とステージに現れ、かつてと変わらぬというよりも、1段切れ味の増したパフォーマンスを魅せてくれた。メンバーはキャプテンの桜衣かれん、伊澄かの、くれあ、いまり、佐々木もか、石田りか、かすみの7名だ。
オープニングナンバーは、ギター(?)イントロがかっこいい「アナトワナ」だ。キャプテン桜衣かれんの掛け声とともに楽曲が始まり、彼女たちの等身大のいまをイメージさせるような爽やかな青春ソングという仕上がりだが、パフォーマンスはいぶし銀の輝きを魅せる。続く「サイレントコード」は、ミディアムテンポの少しミステリアスな雰囲気を感じさせるもの。(伴奏?の)音量を少し抑えているようで、メンバーの声にじっくりと聞き入りたい。

MCを挟んだ3曲目「empty」はPerfo★ismを存分に堪能できるアップテンポのメロディがかっこいい楽曲。“ずっとずっとずっと♪”というように耳に残るフレーズが散りばめられており、その歌詞と、今回のステージでは声が枯れているかの姫のソロパートが聞きどころだろう。「Fly high」もさらに会場の熱気を押し上げてくれるアップテンポのナンバー。ダンスの振りも面白い仕上がり。言葉を短く区切った(?)スタッカートのような歌唱法も耳に残る。
そして、楽しいステージもあっという間、早いもので5曲目の「ALIVE」でラストだ。物静かなイントロから転調するとアップテンポで明るい元気な曲となり、「empty」と同じく耳に残るフレーズのリフレインが、より気分を高めてくれる。
メンバーのステージを見るのは3年半ぶりだが、かつてよりも切れ味の増したパフォーマンス、中でもキャプテンかれんの激しくも妖艶さを感じさせるひねり系の動きは素晴らしいもの。また、身長が一番低いもかのパフォーマンスもかれんに引けを取らず、見事の一言! いまのTPDともタメを張れるのではないか、と感じさせてくれるものだった。
なお、Perfo★ismは8月13日(日)、東京の両国サンライズで開催される対バンライヴ「ケミカル→←リアクションツアー Dream is KANAU~努力はきっと報われる~」(12:30~/18:30~)に出演する。