「九州女子翼」の2023年の東京遠征がスタート。東京定期公演1発目は、レア感満載のカバー曲による「音楽ショー」

 九州から、アジアへ、世界へ向けてパフォーマンスを発信しているガールズグループ・九州女子翼が1月5日(木)、2023年一発目となる東京での定期公演「九州女子翼定期公演 第五十七片 in TOKYO」をAKIBAカルチャーズ劇場で開催した。

 今回は、メンバーの鈴川瑠菜が体調不良で休んでいるため、3名でのステージとなったことから、構成を大きく変更。従来3幕目のライブ本編を割愛し、その分、カバー曲コーナーである2幕目を拡大、「カバー曲音楽ショー」として、およそ50分の出し物として行うこととなった。記事は前後するが、当の鈴川は翌々日の1月7日には回復し、無事対バンライブへ出演。既報の「空と衝」ライブにも出演し、グループの新曲2曲を会場に集まったファンへ届けていた。

 さて、本編に話を戻すと、今回の1幕目は新年ということで「新春福笑いに挑戦」を実施。その名の通り、メンバー4人の顔を、メンバーで作り上げていくというものとなるが、結果としては(出来栄えは)、どんぐりの背比べ状態(笑)。MVPは、鈴川の顔を作った、指示役・詩絵里、張り役・花音の二人がゲット。その組手を選んだ会場の4名のファンが景品をゲットしていた。

 ちなみに、今年の一文字も発表され、メンバーの選んだ文字は下記の通り。今年は「健康の健」を選んだ鈴川がいきなり体調不良で休む……という笑えない展開となったが、1月8日に同地で開催された「空と衝」に無事回復して出演しており、鈴川は自分で自分をネタにして会場の笑いをさらっていた。

実玖「強」 ライブ中も、プライベートも全部強くなりたいと思ってこの文字に決めました。

誌絵里「現」 今現在の現で、ライブをしている今この瞬間を誰よりも楽しみたい、というのと、実現の現も兼ねていて、目標でもあるZeppワンマンを実現させたいです。

花音「勢」 伊勢海老の勢ですけど、そうではなくて(笑)、女子翼の勢いが止まらない一年にしたい。私の加入でもっともっと勢いを増す一年にしたいです。

鈴川瑠菜「健」 

 続く2幕目は、上にも記したように、これまで行ってきたソロカバー曲コーナーを拡大した「カバー曲音楽ショー」。アコースティックレターライブ(アコレタ)で披露した曲も含まれており、女子翼のライブ本編とは趣は異なるものの、衣装も含め、レア感満載のステージとなっていた! 全11曲がカバーされ、ソロ、デュエット、トリオという多彩な構成で、アコレタで鍛え上げた歌声を存分に披露、大いに楽しませてくれた。詩絵里はオリジナル曲「Greedy Girl」をソロで歌唱しており、地元では聞く機会も多いのだが、東京で、ソロで、聴けるのは、とてつもなく貴重な経験。なかなか福岡遠征できないファンにとっては大いなる福音になったことだろう。

 花音も気を吐いていた。アコステの4月曲として歌唱していた「群青/YOASOBI」をソロで歌唱していたが、あのころに比べると格段の進歩・成長を遂げており、ファルセットはまるで天使の囁きのよう。実玖も曲の雰囲気に合わせて変幻自在の表情・歌唱法で、女優らしく見事な七変化を聴かせてくれた。

 次回、九州女子翼の東京定期は、2月2日(木)19時より、AKIBAカルチャーズ劇場で開催予定。2月遠征はこの日よりスタートし、エモい女子翼、GIG TAKAHASHI 2 ~tour2023、空と奏と、2月5日(日)まで連日ライブが組まれているので、この記事をきっかけに彼女たちに興味を持ったファンは、ぜひチェックしてほしい。

●2月の東京遠征予定
2月2日(木) 九州女子翼 東京定期公演
2月3日(金) エモい女子翼。
2月4日(土) GIG TAKAHASHI 2~tour2023
2月5日(日) 詩と月
2月5日(日) 空と奏

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