「九州女子翼」、さらにブーストのかかった極熱のパフォーマンスで2月度の東京定期を完遂

 九州発のガールズグループ・九州女子翼の東京での月一の定期公演「九州女子翼定期公演 第五十八片 in TOKYO」が2月2日(木)、東京でのホームとも言えるAKIBAカルチャーズ劇場で行われた。

 今回はメンバー鈴川瑠菜は完全体で参加ということで、メンバー4人が揃った東京定期は、今年初。ということもあってか、メンバーの仲の良さがこれまで以上に感じられるわちゃわちゃとした雰囲気が醸成されていただけでなく、パフォーマンス面もおいても、より一段と高みに上ったかのような、極熱のステージが堪能できた。

 昨年3月に加入した花音も、すっかりグループに馴染んできたようで、見ている方からすると、意識しているのかいないのかは定かではないが、妹キャラを確立した模様。少し舌足らずな喋りと合わせ、キュートさも爆発していた。とはいえ、メンバーいじりもちょいちょいと見られ、主に被害(?)を受けているのは詩絵里のようで、「目がオタマジャクシ」など、自己紹介の口上の通りの「天使な小生意気」ぶりを存分に発揮していた。

 また、そのほかのメンバーも、今回はこれまで以上の気合を感じるパフォーマンスで、1月より行われてきた「GIG TAKAHASHI2」のツアーへの参加が、メンバーの意識の変化。・浮揚に大いに貢献しているようだ。中でも、鈴川瑠菜の歌声は素晴らしく、太く、よく通り、女子翼楽曲の芯を担っているかのような存在感を放っていた。特に新曲「序曲」での存在感は圧巻!

 もちろん詩絵里の深化も素晴らしく、今回の定期においては、カバー曲やアコースティックで鍛え上げた歌唱法(ビブラート)を女子翼楽曲においても十全に発揮し、歌の世界観を大きく広げてくれている。うなるような場面もあり、後段のトークコーナーで話した「ダンスの迫力をもっと出したい」「成長を目に見えるように届けたい」を体現しているかのような気合を感じた。

 花音も加入から11カ月。前述したように、すっかりとグループに馴染んでおり、その歌声、ダンスパフォーマンスは女子翼に新たな魅力を与えてくれている。

 実玖も忘れてはいけない。日常とステージのギャップがより大きくなっているようで(すまん)、気合入りまくりの歌声・表情があるかと思いきや、曲の世界観に合わせてキュートな歌唱・雰囲気を醸成するなど、女優としての演技力を、ステージに持ち込み、実玖ワールドを展開しているかのようであった。

 今回の定期で披露した楽曲は、アンコールも含め下記の9曲。昨年末発表の新曲「Star Seeker」「序曲」も東京定期では初めて披露された。AKIBAカルチャーズ劇場で聞くのは2度目となるが、早くもその世界観をより強く感じさせてくれる見事なステージングを魅せてくれた。

 なお、次回東京定期公演は3月2日(木)に、同じAKIBAカルチャーズ劇場で開催される。19時開演となるが、3月限定で、ライブ本編となる“三幕目”だけを見られる配信チケットが用意される。平日であることから、なかなかその時間に駆けつけられない、というファン向けた特別チケットで、価格も特別仕様の1000円。三幕目(およそ60分)全編をオンラインで視聴できる。

 蛇足すると、4月に新メンバーの加入が発表されたこともあり、現4人体制での遠征・ステージは、今回が最後となる。新メンバーは、4月8日(土)に地元・福岡で発表。また、4枚目のアルバムの発売(7月)、グループとしての初めてのワンマンの開催(年末予定・憧れのZepp Fukuoka!)も併せて明らかになった。

●楽曲
Welcome To The Music
Non Stop Kyusyu
Star Seeker
Maybe Darling
LOCKON
fair wind
序曲
空への咆哮
キミは太陽(アンコール)

●3月の東京遠征予定
3月2日(木) 九州女子翼 東京定期公演
3月3日(金) エモい女子翼。
3月4日(土) 詩と月/MAGNETIC FESTIVAL
3月5日(日) Girls Music Theater

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