九州発のガールズグループ・九州女子翼が8月13日(日)、東京での月一開催の定期公演「九州女子翼定期公演 第六十四片 in TOKYO~Fly to the Zepp」を実施。先週のTIF2023出場(6年連続)を経て、TIFの熱狂そのままの熱いステージを繰り広げてくれた。ここでは一幕目と二幕目の模様を紹介したい。
気が付けばグループの定期公演も64回目(欠番もあり)を迎えており、現5人体制になってからも早5回目、4月に加入したばかりの新メンバー木城杏菜のグループへの馴染み具合も順調で、まるで花音と同時期の加入? と思えるほどの5人での一体感を醸成してくれている。
さて、一幕目は恒例の「THEクイズ!」。動画での問題が5問出題され(来場者へ向けて)、全問正解者には事務所より豪華賞品が贈られるというものだ。今回の設問は先週行われたばかりのTIF2023に関連したバックヤードでの出来事からのものであり、いずれも、古参・新規を問わず、メンバーの性格などを垣間見ることができる面白い(親近感を覚える)映像が楽しめた。のだが、一問目から回答者(来場者)は全滅で(笑)、今回もカノえもん(花音の化身?)の活躍によって刻が巻き戻され事なきを得た、というところ。結果的には2名が全問正解していた。
続いての二幕目も恒例となる「カバー曲音楽ショー」だ。昨年まで行われていた「アコースティックレターライブ」の雰囲気も感じられつつ、さらにユニット、トリオの編成によるコーラスもあり、個々のメンバーの歌声から、複数名による斉唱の妙も味わえる貴重なステージとなっているのが特徴。今回はオリジナル楽曲の年代が幅広く、記者のような年齢から、記者の親世代、はたまたもっと若手の10代、20代も楽しめるような楽曲がセレクトされていた。
冒頭は、TIF2023のコラボ企画で、実玖と詩絵里が本家と共演して感極まっていたあの楽曲を5名で歌唱。もう冒頭部分、歌いだしの詩絵里の気合の入り方は尋常ではなく(笑)、まさにスーパー詩絵里状態。実玖も気合が入りまくりで、それは歌声に、表情に表れており、この後歌唱される楽曲においても、女優らしさ全開の多彩な表情(七変化)が楽しめた。
続いては花音と杏菜によるミニンズによるステージで、チャキチャキした動きと、豊かな表情がとてもキュートな仕上がり。ラップ的な歌唱も楽しめるものとなっていた。
実玖+詩絵里+鈴川瑠菜のトリオでは、記者の親世代が楽しんだであろうあの有名曲がカバーされていたが、60年代風のワンピ衣装と合わせ、当時の賑わい、楽しさを感じられるようなワイワイとしたステージ。一幕目で、とある癖を暴露され困った顔を見せていた(笑)鈴川の表情も、ぴかぴかと光輝いている。
今回、カバーコーナーでの特筆事項の一つが、木城杏菜初となるソロでのカバーステージだ。ももクロを思い出すような緑のミニ和装にて、ステージを所せましと飛び跳ね周り、歌詞の一音一音までもきっちりと表現し、高域までのびのびとした歌声で歌いきっていた。曲中には、会場に集まったファンへ向けてのコール&レスポンスをするなど、堂々とした姿も見せてくれた。
オーラスは、劇場(定期)限定曲の歌唱になるが、「ぎゅっと~」と「キミと~」の間には珍しくMCが挟まれており、、これがメンバーの気持ちをより浮揚させる効果を与えたようで、明らかに最後の「キミは~」では気合が一段と上がり、感情も高まり、5人での歌唱、パフォーマンスにはさらなる磨きがかかった極上のものになっていた。感情(情緒)面での一体感がより増した印象も受けた。
※三幕目の模様は後日紹介します
なお、本日8月14日(月)は、グループは地元に帰還し、詩絵里の地元・川棚での祭り「第55回かわたな夏まつり」に歌ゲストとして出演する予定だ(18:40~)。