「CRAYONS」、現体制2曲めの新曲を披露。メッセージ性に富むパンクな陽曲。ダンスパフォーマンスも一段とアップ

 二人組のアイドルグループCRAYONS(クレヨンズ)が9月15日、毎月第3金曜に開催している定期公演の9月度分を、ホームでもある浅草橋MANHOLEにて賑やかに挙行。今回は、前回の定期より続く新曲ラッシュの第2弾(第3弾まであるそう)が披露されたのが特徴。後述するが、彼女たちが標榜するパンクロックを体現する出来栄えで、自らを陰キャと言いながらも、およそ10カ月にわたってステージに立ってきたその成果を、存分に聞かせ・見せてくれた。なお、ゲストは7月定期に続いての城内彩花(きうち さやか)=KIUだが、ゲストinゲスト(?)ということで、かつて同じグループに所属していた親友のMOMO(百海咲希)を招いてユニット「KIUMOMO」を結成。デュエット、ソロという構成で素敵なステージを見せてくれた。

 さて、トップバッターはもちろん主催のクレヨンズの二人だ。7月披露の新衣装に身を包み、まずは「SHINY DREAM」を元気よく歌唱。ダンスの切れはまた一段上がったようで、特にLia様のターンは見事なもの。加えて、二人ともパフォーマンス中の表情が格段に良くなったように感じた。声質も、二人とも甘い方向へ変化しているようで、もともと甘い印象の強いyumeのそれと、Lia様がよりマッチし、スイーティーな雰囲気を醸成していた。

 続く第2ブロックはゲストコーナーだ。今回は上でも紹介したように、KIUMOMOが初見参! 特にMOMOはソロになってから初のステージになるそうで、会場には彼女(たち)のファンが数多く集まり、ステージ上の二人に大きな声援を送っていた。オープニングナンバーは、カッコよさも全開のアップテンポな「革命デュアリズム」(“の”は入らない・笑)を用意し、冒頭から自身を、会場を大いに盛り上げていた。以後はMOMOソロ、KIU(城内)ソロと歌唱し、中でもKIUは自身の持ち歌でもある「good day!」を情感豊かにパフォーマンスしてくれた。最後は再びKIUMOMOにて、会場に集まったファンは大喜びの楽曲をパフォーマンスして終幕となった。
城内彩花 X
百海咲希 X

 最後は再びクレヨンズだ。SEなしで記者が大好きな「Vault!」から第3幕はスタート。ステージを所せましと動き回り、コミカルな動き、スイートな歌声で会場に集まったファンを魅了していく。2曲目は、前回から始まった(?)新曲シリーズの第2弾「Happy DEATH~死に至る病~」を、彼女たちの標榜するパンク感全開に歌唱。ブルーハーツを想起するようなメロディに、メッセージ性の強い歌詞を載せ、「人生楽しもう」「生きようという、彼女たちがこれまで感じた挫折(?)を、振り払うかのような気持ちを込めて、熱唱してくれた。サビの部分は、某住宅メーカーのCMソングのような印象も受けたが、とにかく耳に残るメロディにまとめられていたのが強く印象に残った(新曲は今回も3回歌唱・笑)。

 次回定期公演は10月20日(金)に、ここ浅草橋MANHOLE(19時~)にて開催予定。ほか、対バンへの出演が9/21、9/24に決まっている。

●CRAYONS楽曲
・SHINY DREAM
・星が瞬く夜に(カバー)

・Vault!
・Happy DEATH~死に至る病~(新曲)
・Lost Love
・わたしの一番かわいいところ(カバー)
・すっぴん~bare-faced lie~
・放課後ゲタ箱ロッケンロールMX(カバー)
・Happy DEATH~死に至る病~(2度目)
・片思い
・Happy DEATH~死に至る病~(3度目)

CRAYONS X
Lia X
yume X