「九州女子翼」、2023年最後の東京遠征で圧巻のステージパフォーマンスを披露

 九州発の5人組ガールズグループ・九州女子翼が12月10日、東京での月一恒例の定期公演「九州女子翼定期公演 第六十八片 in TOKYO~Fly to the Zepp」を、AKIBAカルチャーズ劇場で開催した。今回は12月8日より東京遠征を行っており、この日のステージが2023年の東京での最後のものに。ということもあってか、本編ではこれまでのパフォーマンスを上書きする圧巻のステージを魅せてくれた。

 また、2023年最後の定期ということで、構成は通常の一幕目と二幕目を合体させ、二幕目を拡大した「カバー曲音楽ショー」と、通常三幕目のライブ本編の、二幕の演目となっていた。ここではまず、二幕目の「九州女子翼LIVE本編」の模様を紹介したい。

 さて、LIVE本編は、恒例のSE「Satellite Parade」から始まるが、一幕目のカバー曲コーナーで体は充分に仕上がっているようで、のっけから気合も漲っているよう。オープニングナンバーはいきなりの「翼」だが、実玖の歌い出しからもう、アンコールを受け再びステージに降り立ったアーティストのような、気迫のこもった極上の歌唱を聴かせてくれた。以後、「Welcome To The Music」、「Merry Go Round」と続くが、上げて上げてしなやかにという剛と柔を組み合わせた構成も十全にこなすなど、グループとしての成長も実感できるものに。ちなみに、「Merry~」は現体制(5人編成)になってから初めて歌唱されたそうで、実玖は「歌もダンスも難しくて……」と告白していたが、木城杏菜/花音の長足の進化、鈴川瑠菜/詩絵里/実玖の熟成もあり、曲の持つイメージをより強化した素敵なステージングとなっていた。

 以後は、「TAKE WING」「fair wind」といった懐かしのものから、「序曲」「空への咆哮」という盛り上がり曲を経て、最後は「I Am Love」にて会場に愛を満たして、2023年の東京遠征のライブ本編は終了した。

 が、会場のファンの熱気は収まらず、熱いアンコールを受けて再びステージに姿を現した5人は、Zeppワンマン成功への熱い想いを込めて再び「翼」を歌唱。最後は、「キミは太陽」にて、会場を巻き込んだ大きな渦を作り出し、2023年最後の東京定期は熱量マックスにて終了した。

 本編中の各自のコメントは下記の通り。

木城杏菜「4月にグループに加入して、こうして皆さんと出会えたことは、人生の宝物です。素敵な人生を一歩一歩歩んでいる実感があります。これからも皆さんと一緒に素敵な景色を見ていきたいです」

花音「2023年はまるまる一年を九州女子翼として活動することができ、去年よりも成長した自分を感じていますし、嬉しいことの多かった一年になりました。3月のファーストワンマンへ向けて、素敵な景色を見ていきたいです」

鈴川瑠菜「2023年の東京での最後のライブを、素敵なものにすることができました。2024年はZeppに向けて熱いライブをお見せしていきたいです」

詩絵里「真剣にステージに向き合っているからこそ、悔しさも感じたし、一方でうれしさ、楽しさもたくさん感じることができました。メンバー、そしてファンの皆さんのおかげです。初めてのワンマンへ向けて全力で走っていきます。よろしくお願いします」

実玖「今年(2023)は、ワンマンの開催を発表できて、本当にうれしかったです。そして、開催当日まで駆け抜けていく感じがして、すごくうれしいです。(開催が)すごく楽しみです。もっともっと成長して、ワンマンを成功させます。2024年も女子翼に注目してください」

 なお、次回東京定期は1月22日(月)19:15~開催予定となっている。

●「九州女子翼1st one-man live “TAKE WING”」
2024年3月17日(日)開催
時間:開場16時~/開演17時~
会場:Zepp Fukuoka

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