「CRAYONS」の2024年一発目の定期が開催。Lia生誕、じゆりぴ作詞の新曲、そしてyume覚醒!

 ガールズパンクアイドルユニット・CRAYONS(クレヨンズ)の、2024年最初の定期公演「CRAYONS<クレヨンズ>定期公演Vol.13」が1月19日(金)、彼女たちのホームでもある浅草橋MANHOLEにて行われた。

 今回は、1月が誕生月のLia様の生誕も兼ねたものとなっていて、後半にはゲストのじゆりぴ、親族(?)からのケーキ、花束贈呈が行われるなど、華やかなものに。そして、Lia様の二十歳の抱負は「爆発します」とか(笑)。

 また、新曲披露は今月も続いていて、今回はなんと、ゲスト・じゆりぴが作詞を担当(曲名は『自己満足脳内反省会。』)。二人の心情をくみ取りつつ、じゆりぴらしい魂の叫びを感じさせるかのようなポエトリーな曲に仕上がっていて、ある意味、なりたい自分と、なれていない自分の葛藤を表現しているかのよう。曲中にはセリフパートもあり、その心の内がより伝わってくるほどに、二人の表現力の進化も感じられ、これまでの定期を超える極上のパフォーマンスと言えるだろうか。

 同時に、Lia様は最近では、随所にシャウトを入れて感情の高ぶりを表現しているが、今回はじゆりぴの新曲を得て、それに磨きがかかったよう。プリンセスyumeも、本ステージでは特に声の通りがよくなり、後半に行くにつれてそれが強化され、まさに覚醒した印象。昨年中盤から“ガールズパンク”を標榜して活動してきたその成果が、いよいよステージに降臨してきたようだ。武道で語られる“心技体”は、体→技→心の順番で成長していくが、いよいよ“心”の領域まで、その成長が近づいてきたようだ。

 そして、本編ラストには、前回の定期に続いてじゆりぴとのコラボステージも用意され、歌唱した曲はもちろん、じゆりぴ提供の新曲だ。ポエトリーアイドルと、ポエトリーに覚醒しつつあるCRAYONSのコラボは、会場を巻き込み、大きなうねりを醸成していた。

 と、ここで少し時間を戻してじゆりぴのステージの模様も簡潔に紹介しておきたい。出番は第2ブロックで、今回はオリジナル楽曲を全8曲披露し、きっちりと持ち時間の40分を使い切った(笑)ステージを魅せてくれた。前半にはポエトリー色(歌詞が多い)の強い曲を集めており、(こんなことを書くと失礼かもしれないが)ここ一年、ゲストとして見てきたステージの中では、ぴか一の出来栄え。後半にはいわゆるメロディと歌詞が一致(?)した、盛り上がり系の曲が用意され、会場に集まった熱いファンの声援を受けて、圧巻のパフォーマンスを披露してくれた。

 さて、CRAYONSの次回定期は、2月16日(金)に、同じく浅草橋MANHOLEで開催予定。2月が誕生月のプリンセスyumeの生誕を兼ねたものになるだろう。

●CRAYONS曲目
・星が瞬く夜に(カバー)

・CAN WE STILL BE?(カバー)
 MC
・Lullaby
・SCAN ME
・Happy DEATH~死に至る病~
・Punk you very macho!
 MC
・自己満足脳内反省会(新曲)
・片思い
・Lost Love
・すっぴん~bare-faced lie~
 MC
・自己満足脳内反省会(じゆりぴ とのコラボ)

じゆりぴ X

CRAYONS X
Lia X
yume X