ソロアイドル「小鳥遊そら(CRAYONS)」、自身19才の誕生日当日にアイドル正式デビュー! 爽やかな歌声で作詞曲も披露

 アイドルグループ・CRAYONS(クレヨンズ)の妹分として、この一年、アイドルデビューを目指して頑張ってきた「小鳥遊そら」(たかなし そら)の本デビューとなる新定期公演「CRAYONS Family 定期公演 Vol.1」が4月26日(金)、グループの本拠地とも言える浅草橋MANHOLEにて行われた。今後小鳥遊はCRAYONSの看板を背負って、ソロユニット「小鳥遊そら(CRAYONS)」として活動していくことになる。

 当日は、小鳥遊の本デビューライブであることに加えて、小鳥遊本人の誕生日(19才)でもあり、彼女にとっては二重の喜びとなるものであったであろう。さらに、ゲストに迎えた「overwhelm.」(オーヴァーウェルム)にとっても今回は、ライブデビューとなるものであり、さらにさらにもう一組のゲスト「なづ季 澪」にとっても、アイドルデビュー5周年を迎える当日になるそうで、4月26日は3組ともが記念日となるトリプルメモリアルディとなっていた。

 まずは、この日の主人公である小鳥遊そら(CRAYONS)のステージの模様を紹介したい。今回は4部構成で、小鳥遊はトップと最後(鳥だけにトリ・笑)に登場。オープニングシーンでは、前回のプレデビューでも着用したそら色のザ・アイドルという愛らしさも全開のフリフリ衣装で登場だ。オープニングナンバーは、別稿のインタビューでも紹介した、自身が作詞を担当した楽曲「SORAYUME」。自身がアイドルを目指す想いを綴ったもので、青春を感じさせるメロディと、80年代を思い出すような愛らしい振り付け(こまりさんナイス!)、そして一言一言に情感を込めて歌唱する小鳥遊の透き通るような歌声が合わさって、元気よく前を向いて進んでいこう、というイメージを想起するような爽やかな楽曲・ステージとなっていた。続いては、先代CRAYONSの新曲「Lullaby」を雰囲気たっぷりに歌ってくれた。

 間にゲストステージを入れ、最後、トリのステージ(4部)にも登場。衣装はさらにアイドルチックなものとなり、お人形さんのような3段のフリフリスカートが印象的で、彼女の動きに合わせてスカートがひらりひらりとうねるように動くさまは、見ていて心地よいもの。このブロックではいきなり、初代メンバー・奥野未悠のソロ曲「すき。」から歌ってくれた。声質が近いこともあり、原曲の持つ愛らしいイメージをさらに増幅してくれるステージを魅せてくれた(歌唱前のトークパートでの、「好きだー」ってコールしてください、の説明が可愛らしかった)。

 以後は、「片想い」「Brand New Dream」、そしてもう一度「SORAYUME」を歌唱して、ライブパートは終了。「バクバクに緊張しましたけど、皆さんのたくさんの笑顔を見ることができて、最高に幸せな一日になりました」と会場に集まってくれたファン、配信を鑑賞してくれたファンへの感謝のコメントを発していた。

 して、これにて終了かと思いきや、この日は誕生日でもあることから、(当然ながら・笑)サプライズで花束とケーキが登場。ゲスト2組からそれぞれ花束を手渡され、小鳥遊は満面の笑みでそれを受け取っていた。最後は、「昨年は、まさか自分の誕生日にデビューライブができるとは思っていなかったので、すごくびっくりしていますけど、とにかく楽しかったです。今後、ガムシャラにアイドル活動を頑張っていきます!」と、愛らしくアイドル宣言をして、デビューライブは終了した。

 続けてゲストステージの模様も簡潔に紹介しておきたい。まずは、2部に登場の「ゆめいちご」と「ぽん」の二人による「overwhelm.」。ライブ前日に公開されたアー写は、バンドチックなもので、そうしたものを含め、グループとしての衣装や活動内容については、自分たちで考案し、発信していくという。コンセプトは「うちら」で、アイドルではなく「楽器を持たないアーティスト」というスタイルで今後、活動していくことになるそうだ。ちなみに衣装は、二人がジャージ好きということでジャージをベースにアレンジが施されていて、さらにライブを重ねるごとに細部に変更(ワッペン追加など)が入っていくという。ライブパートでは、かつての持ち歌「すっぴん~bare-faced lie~」やカバーなど全5曲を披露してくれた。

overwhelm. X
ぽん X
ゆめいちご X

 さて、もう一組のゲスト「なづ季 澪」は、「overwhelm.」に続いて第3部に登場だ。エナジーアイドルという口上の通り、圧倒的な歌唱力とダンスパフォーマンスで、会場に集まったファンを魅了、大いに場を盛り上げてくれた。オープニングナンバーの「ジュリエット」からそのパフォーマンスは素晴らしく、自身のデビュー5周年、そして主役小鳥遊そらのデビュー公演を圧巻のステージで彩ってくれた。トークパートも冴えていて、出身は静岡ということで、小鳥遊との共通点も多く、以後は2組のセッションもさまざまな場所で楽しめそうだ。後半は、「カラの実りの下で」から5曲連続歌唱という、往年のアプガのようなマッスルなステージを楽しませてくれた。今後、6月2日に「なづ季 澪生誕祭2024」(@秋葉原Galaxy)が開催されるほか、5月22日からは舞台出演(探偵物語)も予定されているそうだ。

なづ季 澪 X

CRAYONS X
小鳥遊そら X
小鳥遊そら showroom
CRAYONS Family YouTube