「九州女子翼」、各地での夏フェスを経てさらに表現力がアップした“激アツ”の定期公演!

 九州を拠点に全国で活躍している5人組のガールズグループ・九州女子翼が8月25日(日)、東京での定期公演「九州女子翼定期公演 第七十六片 in TOKYO」を、AKIBAカルチャーズ劇場で開催した。

 今回の夏クール公演(7月~9月)は日曜の朝11時からのスタートという、まさに夏フェスに相応しい時間帯での開催。なのだが、会場に集まったファンは、もうのっけからエンジン全開で、時間に負けることなく盛大な声援で応える。コロナ禍が終わり、声援の戻ってきた空間を、まるで自らの声で、熱量で、満たしているかのよう。

 なお、普段の定期は三幕構成だが、夏クールの間はカバー曲コーナーとライブ本編の二幕構成ということもあり、ステージ上のメンバーたちの熱量も一段高く、より熱気渦巻く激アツのステージを構築していたのも、強く印象に残った。ここでは、彼女たちの持ち歌が存分に楽しめる二幕め、ライブ本編の模様を紹介したい。

 さて、イントロ(SE)は9月発売のニューアルバム「CELESTIA」収録の新SEであり、メロディの中に埋め込まれた「ブレイクダウン」というコールを、メンバー、ファン、ともに大きなシャウトで彩っており、これから始まるライブの熱さ・激しさを早くも感じさせる一体感を見せつけていた。

 その熱を受けてのオープニングナンバーは、こちらもニューアルバム収録の「心眼でSong!」だ。歌い出しから気合も充分で、春のファーストワンマンでの初披露以降、各地で歌い紡いできたその表現力はより磨き抜かれ、曲の持つ勢いをさらに強化した雰囲気で場内を満たしてくれた。以後は、「LOCKON」「Welcome To The Music」と盛り上がり系の曲を集め、さらに熱気を高めていく。

 中盤には、「Starry Night」のリミックスVerも初披露され、一服の清涼剤のよう。曲の持つ雰囲気はより賑やかになっており、また曲の持つ雰囲気から想定される時間も少し昼(日中)に近づいているようで、元気さも感じられる仕上がりとなっていた。

 終盤はスロー系の曲を集めたまさに歌唱ゾーンという雰囲気となっていたのだが、その構成・曲の持つ雰囲気を存分に表現・再現してくれる歌唱力の進化によって、まるでミュージカルの一場面を見ているかのような、極上のステージが堪能できた。しっとりとした歌唱の「I Am Love」で会場に穏やかな空気を醸成したかと思えば、「Dear You」では歌い上げるような力の入った歌唱でファンの熱気を高めていく、そしてその空気を「空への咆哮」で爆発させ、まるでこれが本編最後の曲だ! といわんばかりの強力な熱を放ち、さらに会場の熱気を高めていく。そしていよいよ来たオーラスでは、会場内に爽やかな風を届ける「fair wind」で余韻を残し、今回の定期は終了した。

 次回東京定期は9月22日(日)11時に、同じAKIBAカルチャーズ劇場で開催予定となっている。

●九州女子翼 二幕目 曲目
・SE(Celestia Wonderland)
・心眼でSong!
・LOCKON
・Welcome To The Music
 MC
・Starry Night リミックスver
 MC
・翼
・キミは太陽
・I Am Love
・Dear you
・空への咆哮
・fair wind

●九州女子翼 公式X https://twitter.com/ITR_KGW
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