「ミライスカート+」、東京での新ワンマン・ライブ・シリーズ「おいでやす!ギュッとミライスカート+」の“第0弾”を開催。新アルバムを中心としたセトリで魅了

 改名後、そしてアルバム『C3Tones』(シーキューブドトーンズ)リリース後、初の東京ワンマン公演。演者とファン双方が持つ、互いに待ちわびた思いが感動的なライブをつくりあげた。

 京都を拠点とする児島真理奈のソロユニット、ミライスカート+(プラス)が1月15日(金)、東京・下北沢LIVEHOLICでワンマンライブ「おいでやす!ギュッとミライスカート+ vol.0」を行なった。

 ミライスカートの頃から東京ではAKIBAカルチャーズ劇場や東京アイドル劇場で単独公演を繰り広げていたが、今回は児島みずから会場側に話を持ちかけての開催。新型コロナウィルスに生活が左右される世の中になってからというもの、ミラスカのワンマンは京都や大阪など関西に限られていた。しかしそこには東京をはじめとする関東から“遠征”にやってくるファンも少なくなく、児島は大いに励まされたという。「コロナ禍は続いているが、今度は私が関東に行って、感謝の気持ちを歌にして届けたい」。その思いが今回、実現した形だ。

 当初は19時開演と告知されていたが、1月8日に政府が要請した「20時までの営業時間短縮」に特典会を含む時間を収めるため、スタートが18時15分からと早まった。「vol.1」から「vol.0」となったのは、時間変更(政府の要請による)のために来ることが難しくなってしまったファンを考えてのこと。しかしパフォーマンスは13曲、1時間を超える濃密なもので、ここまでたっぷり東京でミラスカが味わえる機会は、まだ複数のメンバーがいたAKIBAカルチャーズ劇場公演以来と断言していいだろう。

 新オーバーチュア「OVERTURE 2020s #herecomesthemirai」(*)で始まったステージは、「SPARK 4 PATh」(*)、「君が決めていいよ」(*)、「タイヨウの季節」(*)、「Beautiful days」、「カガヤクイノチ」(*)、「Moving Light」(*)、「メグリメグル」、「逆境ガール」、「99%」(*)、「春夏秋冬 Dancer」(*)、「あなたとなら」、「ナモナイオト」と続き、「またね」(*)で締めくくられた。(*=『C3Tones』収録曲)

 つまり新しいレパートリー中心のセットリストだったわけだが、ダンサブルなものあり、パワフルなものあり、リリカルなものありと多彩な品ぞろえの『C3Tones』からの曲が多めであることによって、現在のミライスカート+の音楽性がより多角的に浮かび上がった……そんな印象を受けた。声の艶はとくに高音域に顕著にあらわれ、振り付けでは特に右腕のシャープな動きが印象に残った。

 明日16日(土)は、新宿FATEで行なわれるJaccaPoP主催イベント「ラムネ第10回開催記念! JaccaPoP pre ラムネ vol.10」に登場。次の東京ワンマン「おいでやす!ギュッとミライスカート+ vol.1」は2月7日(日)のお昼ごろ、東京・下北沢LIVEHOLICで開催するべく準備中とのことだ。

ミライスカート+公式 https://www.miraiskirtplus.com/
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