映画『男の優しさは全部下心なんですって』の舞台挨拶に辻千恵・水石亜飛夢・のむらなお監督が登壇。「(水石の)安心感がすごかった」(辻)

 6月11日(金)より公開となった映画『男の優しさは全部下心なんですって』の舞台挨拶が、6月12日(土)に、新宿シネマカリテにて行われ、主演・辻千恵、水石亜飛夢、のむらなお監督が登壇した。

 本作は大学時代に制作した「からっぽ」(18)でPFFアワード2018のホリプロ・エンタテインメント賞を受賞したほか下北沢映画祭、田辺・弁慶映画祭などに入選し、単独公開も果たした のむらなお監督の最新作。辻演じる人を全力で愛するが、常に二番手になってしまう恋愛体質の女性・宇田みこを姿をポップで毒気のある世界観と共に描いた異色のラブストーリー。みこのバイト先の友人で良き相談相手・日向亮を水石が演じた。

 「男友達に恋愛の相談をした時、『男の優しさは全部下心なんだから、騙されるな』と怒られたことが制作のきっかけ」と語るのむら監督。『男の優しさは全部下心なんだそうなんだけど、みんなはどう思う?』と問い掛けたかった」と続けた。

 本作でMOOSIC LAB 2019女優賞を受賞した主演の辻は作品について、「撮影中は後のことまであまり考えられなかったんですが、完成した作品を観て、最後まで諦めずに演じてよかったと思いました。いろいろな感謝が浮かぶ作品です。」と感想を語る。

 水石も「映画らしく、みんなの力で作りあげることができた作品。劇場で公開出来て感慨深いです。」と語った。

 辻と水石が互いの印象について語る場面も。水石は「辻さんはクリアで透明な雰囲気。穏やかな空気が流れているような人」と語る。辻は水石の印象について、「現場にいてくれるだけでとにかく安心感がすごい。撮影中悩んでいた時、アイス食べようと誘ってくれました」と語ると、会場からは笑いが起こった。

 最後には「恋愛という人生において大きなものがテーマな作品。主人公のみこや、その周りの男たちに自分を重ねて併せて繰り返してご覧いただけたら」(水石)「この映画で長い旅ができて幸せでした。(演じた)みこを通して、楽しいでも、嬉しいでも、日常とは違う気持ちになって頂ければ嬉しいです」(辻)「いろいろなことがあっても、それでも誰かと信じようとする主人公の姿を通して、恋は素晴らしいと思って頂ければ幸いです。」(のむら)とそれぞれメッセージを送った。

映画『男の優しさは全部下心なんですって』

新宿シネマカリテほか全国順次公開中!

辻千恵、水石亜飛夢、森蔭晨之介、五味未知子、田中俊介、田中真琴、こだまたいち、安倍乙、木口健太、上田操、加藤才紀子 /原田大二郎

監督・脚本・編集:のむらなお|音楽・劇中歌;DJ後藤まりこ|撮影:早坂伸(JSC)|録音・整音:柳田耕佑|着ぐるみデザイン・制作:なみちえ|ヘアメイク:田口彩華|衣装:杉本仁紀|スチール:福田啓道、みてぃふぉ|美術・小道具制作:門田亜里砂|制作担当:稲垣亮太|助監督:竹内亜蘭、門田亜里砂|グレーディング:有賀遼|企画・配給:絶好調ちっちゃいもの倶楽部|配給協力:SPOTTED PRODUCTIONS|宣伝協力:MAP
カラー|アメリカンビスタ| 5.1ch| 72min
(C)ZCC/SPOTTED 2020|

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