「ミスiD2021」エントリースタート!新選考委員に、香港「民主の女神」周庭、佐藤ノアなどを起用。「応募者全員0次通過」などの新しい試みも実施

 女優としてますます輝く玉城ティナや “モテクリエイター” ゆうこす、少年院出身の戦慄かなのなど、歴代グランプリや各賞受賞者から新時代のロールモデルとなる女子を多数輩出してきた講談社のオーディション「ミスiD」。9 年目となるミスiD2021 のエントリー受付が、本日4月18日正午から始まった。

 “全ての女の子を肯定する”ミスiDの、今年のキャッチコピーは「夢見る頃を、過ぎても」。そして「私だけの物語」。

 イメージビジュアルでモデルを務めるのは、2020グランプリ・嵐莉菜。この他にも、2020ファイナリストを起用した複数パターンのビジュアルが順次公開される予定だ。

 いま、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界中に暗い影を落としている中、「かなり悩みましたが、多くの開催希望のメールもいただき、そもそも世界の隅っこにいるような女の子のために始めたミスiDが、こういう状況でも続いていくことには意味があるのではないか」と思い、本年度のエントリーを行うという。

 そして、「小さくても誰かの希望であるのなら。なので、何よりも一人ひとりの命と安全第一に、状況を見ながら、今年はフレキシブルに随時、選考過程も軌道修正していきます」としている。

 まずは、8月予定のカメラテストまでは、オンラインのみでエントリーと選考を進められるように、いくつかの新たな試みも採用しているそうだ。

新たな試み①「30 秒動画」
エントリー時に、従来の写真とあわせて、30秒以内の「自己PR動画」を必須に。自撮り・他撮り不問。トーク、歌、ダンス、ショートフィルム、アニメーションなど形式も自由。 HPにミスiD2020受賞者によるサンプル映像あり。安全第一で、家での撮影推奨。

今年の新たな試み②「応募者全員0次通過」
昨年までは「書類選考→カメラテストを通過した応募者」が、その年のミスiDセミファイナリストとして公式サイトに掲載されたが、2021 では「応募者全員」を、原則足切りなく、6月19 日(予定)に公式サイトで発表。全員でのスタート、それが今年のミス iD のスタートになる。

 多彩な彼女たちを見る多彩な選考委員には、超歌手・大森靖子さん、プロインタビュアー・吉田豪さん、テレ東プロデューサー・佐久間宣行さん、『愛がなんだ』の映画監督・今泉力哉さん、元乃木坂46・川後陽菜さんほかお馴染みの顔ぶれに加え、今年からは「レベッカブティック」デザイナー赤澤えるさん、「ミスiD2018」受賞のAV女優・作家の戸田真琴さん、インフルエンサーでモデルの佐藤ノアさんなど。

 そして、香港から、デモシストで大学生の “民主の女神” 周庭(しゅう・てい)さんもオンラインで選考に参加。 何人かの選考委員からコメントが届いています。

今泉力哉さん(映画監督)
生きてるだけで奇跡みたいな世界になってしまった。 せっかくだから俺も好きに生きようと思っている。応募するか迷っている人はぜひ応募したらいいと思います。もう何なら応募しなくてもその思考だけで価値がある気もするけど。ミス iD を保健室と呼ぶ人がいる。 最後の場所と呼ぶ人がいる。 そんなことはどうでもいい。メンヘラって言葉の意味を知らない。ただただ明るい人が圧倒的に美しい時もある。見えない努力に惹かれることもある。 でもだらしない人の、だめな人の、自分に自信がない人の、その中にある光を見つけたい。自分だってそうやってここまで来た。自分のダメさを肯定してもらいながらここまで。ミス iD に応募することで何が得られるかはわかりませんが 何の責任も負わなくていいので、興味がある人はぜひ。 世界中の誰もが弱っている。少なくとも俺は、俺が元気になりたいので選考委員を受けました。少なくともあなたは、あなたが元気になりたいのなら応募してみたらとは思います。何の力にもなれないかもしれないけど。 でもどこかで信じているんです、自分の価値を。

大森靖子さん(超歌手)
“日常”というものはいつだって、奇跡を手作りすることでしか成り立ちません。どんなきたない夢でも、自分の正義だけがいつも世の中に否定されても、あなたの中の当たり前を捨てないでいてくれたことが、私にとっては希望です。誰にどう見られるとかどうだっていいからこそ、ハチャメチャな煌きを見せ合ってみませんか。まぐわるべき人生を交差させましょう。気分屋で、行ける時だけ行くわーな私たちの待ち合わせは、多い方がいいから。お会いできるのを愉しみにしています。

佐久間宣行さん(テレビ東京プロデューサー)
どんなときだって、埋もれていい才能なんてないと思います。そしてそれは自分だけじゃ確かめられない。タイミングはいつだって、今です。

佐藤ノアさん(モデル/インフルエンサー)
最初は私が選考委員なんてとも思いましたが、そういえば、なぜだかわたしの仲の良い友達はミスiD出身の子が多い事に気づきました。多分、私は知らないうちにミスiDに選ばれる女の子の虜になっていたのかもしれません。目が離せなくなるような女の子に出会えたら嬉しいです。

戸田真琴さん(AV女優/文筆家)
今、経済の名の下に人の尊厳がぼとぼとと切り捨てられる2020年の日に、ミスiDを通じてたくさんの出会いがあるであろうこと、心より希望を感じています。君が、生きていること自体が、一つの代え難い芸術です。芸術はずっと昔から、わたしたちが生きていく上で欠くべからざるものでした。フォロワー全然いなくたって、いいね1つも付かなくたって、そんなことは君の人生の自由の上にはまるで関係がない。測れないその有り様を見つめてみたいのです。どうぞよろしくお願いします。

吉田豪さん(プロインタビュアー)
こんな状況下でカメラテストや面接ができるのか? 選考委員も自宅から参加可能になればそれはそれで例年よりもやりやすくはなるんですけど、一体どうなるのかなー。

 女の子の新しい生き方、新しいロールモデルを作るオーディション「ミスiD」。古くさい価値観やジャンルに縛られない、自由で無限の可能性を感じさせる人を求めています。居場所がない世界中の女の子、よくある芸能オーディション、ミスコンに応募をためらっているような全ての女の子へ。夢を見る頃を過ぎても、夢を見よう。私だけの物語を紡ごう。

◆「ミスiD2021」応募資格
1980年4月2日~2009年4月1日生まれの女性、および「心の女の子」。プロアマ、国籍、未婚既婚、彼氏彼女の有無も不問。タトゥーがあっても金髪でも引きこもりでもなんでもOK。女優、モデル、グラビア、歌手、アイドル、文学、政治、マンガ、アニメ、ゲーム、イラスト、スポーツ、お笑い、タレント、ダンサー、YouTuber、インフルエンサー、コメンテーター、写真、映画、映像制作、サウンドクリエイター、シンガーソングライター、DJ、ラジオ、服飾、ビジネス、哲学、宗教、料理、美容、日本文化、その他自分の得意なジャンルを持っていること。

◆応募方法:ミスiD 公式サイト(https://miss-id.jp/2021)に設置される応募フォームから送信

◆応募期間:4月18日(土)12:00~5月31日(日)23:59

◆選考:
【第0次選考】
6月19日:応募者全員公式サイト掲載
【第1次選考】
6月19日~7月22日:書類&SNS選考
【第2次選考】
8月:カメラテスト→セミファイナル
【第3次選考】
10月:セミファイナル→ファイナル
【最終選考】
11月:選考委員との最終面接
12月:授賞式
※新型コロナウイルス感染症の流行状況に応じて、日程と選考方式が大きく変更になる可能性があります。どうぞご了承ください。ミスiD公式サイトおよびミスiD事務局ツイッターで随時アナウンスいたします。
※オーディション期間中は、SNS選考(ツイッター、CHEERZの投稿内容による選考)も並行して行います。