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チェ・ウシク

  • 2022年11月2日

「クライム・サスペンス」でもあり、「バディもの」でもあり。いまどき、珍しいほどの「男くささ」に引き込まれる『警官の血』

 じっとりとした、重く湿っぽいほどの手応えを感じさせる「サスペンス」であり、さわやかなまでに「バディもの」だ。もちろん基本的にはクライム・サスペンスなので「真の悪者さがし」に関心が向かいがちになってしまうけれど、それにこだわりすぎると木ばかり見て森を見ないことになってしまう。認め合う男の美しさもまた […]