九州女子翼の東京定期「九州女子翼定期公演 第五十片in TOKYO」が6月12日に、秋葉原のAKIBAカルチャーズ劇場で行われた。ここでは、第二幕目のソロカバー曲コーナーの模様を紹介したい。
今回は記念の五十片めということもあり、ソロ歌唱時には、いずれの場合もバックにほかのメンバーを擁し、フル体制(5人)にてステージを構築。トップバッターの詩絵里から素晴らしいパフォーマンスを魅せてくれ、激しい雰囲気の楽曲を、そのイメージそのままに再現。少し太めの声質にて、大きな笑顔を振りまいていた。続く花音、実玖の歌唱は気合の入ったもので、魂のこもった渾身の歌、ダンス、表情で会場を沸かせていた。鈴川瑠菜は、一幕目で見せた活躍・自信もそのままに、キュートな笑顔でソロカバーを熱唱。途中に入るアカペラも素敵な歌声で、会場に集まったファンを魅了していた。山本愛理は“天才”ぶりを存分に発揮。大好きなあのグループのあの曲をカバーするが、声量、音程、発声、強弱、表現、ダンス、そのすべてが高い次元にまとめられており、バックダンサーを擁したソロステージという様相に。気合入りまくりの極上のパフォーマンスで楽しませてくれた。
最後は、定期恒例の「ぎゅっと手をつないで」。この曲を披露するのも今回で最後(おそらく)ということで、花音の歌い出しも美しく決まり、5人のコーラスは華やかな響きを伴って会場を満たしてくれた。山本愛理のソロパートの素晴らしさが、強く印象に残るものとなった。
さて、次回東京定期(明日7月9日「土」)からは、新しい定期曲「キミと描きたいShiny Days」が披露される予定だ。