「Yes Happy!」、10周年記念のニューアルバムを引っ提げて、久しぶりの東京ワンマンを賑やかに完遂

 島根発のガールズデュオ・Yes Happy!が7月18日(月・祝)、青山RizMにてワンマンライブ「Yes Happy!ワンマンLIVE in 東京」を開催。前日に行ったミライスカート+とのツアー「サマージャックツアー」、ワンマンの直前の対バンライブ「ハッピーちゃんいらっしゃい!~東京編~」の勢いもそのままに、明るく楽しいイエハピらしいステージを披露してくれた。

 17:20、まずはOA(オープニングアクト)のミケネコガールズが、3人編成になってからの新曲「宜しくファンキー」を含め全2曲を披露。ステージ上を所せましと駆け回る元気いっぱいのステージングで、イエハピの出番を盛り上げてくれた。

 それを受けてのイエハピは、10周年記念アルバム収録曲「HAPPY TOGETHER」からライブをスタートだ。タイトルの通り聴いているとハッピーになれるような曲で、二人の笑顔がまぶしく会場を照らしてくれる。今回のワンマンでは、アンコールを含め全18曲を歌唱していたが、そのうちの半分・9曲(ビューティフルデイズのみ2回歌唱)はニューアルバムからのセレクト。つまりは、半分は新曲という構成となるのだが、(新曲の)どれを聴いてもイエハピらしさを感じられる仕上がりとなっており、古参も新参もともに安心して聴いて楽しめるのが、イエハピのライブと言えるだろうか。

 MCを挟んでは、前日のツアーで朋友ミライスカート+の児島真理奈が大暴走した「ココちゃんサンちゃんサンキューサンバ」を、OAを務めてくれたミケネコガールズをバックダンサーに迎え、賑やかに披露。続けて「Candy Boy」も5人編成による息の合ったフォーメーションで楽しませてくれた。

 続くブロックはデビュー曲「ひこうきくも」と最新アルバムからの「RECALL」の共演。さやかたっての願いでこの構成を組んだそうで、RECALLには「『ひこうきくも』から10年経った気持ちを歌詞に込めている」ことから、「いつか(この2曲を)つなげて披露したかった」を、ここで実現。「(RECALLは)10年経ったからこそ歌える大人な曲になったかな」と、感想を口にしていた。

 なお、ニューアルバム(12曲収録)の未歌唱曲はあと3曲ということだが、うち2曲は「サウナウナ」と「シューマイギョーザ」というクセの強すぎるもの。あと3回のツアーの中のどこで聴くことができるのか、楽しみに待ちたいと思う。

 次は「夜の時間を楽しみたい曲」をコンセプトに、懐かしの「カンパイソング」、「NIGHT CRUSING」、そしてニューアルバムから「月が照らすように」を、その世界観を感じさせてくれるような表現力にて披露。また、二人のことを歌詞にした「幸せの形」(ニューアルバムの最後に収録)をしっとりと、「Are You Happy?」を賑やかに歌ったかと思えば、再びニューアルバムから、前日のツアーでミライスカート+との共演も果たした「ビューティフルデイズ」、そして「最愛」を聴かせ、アップテンポな「キミラシック」で、二人のもう一段高めた熱量を会場のファンへ届けていた。

 最終ブロックは、定番の「ダーリン」から、「TOMONIODORE!」、「Good Bye My Friend」と、その熱をさらに高めるようなアップテンポの曲を並べ、盛況のうちにフィナーレを迎えた。

 と思いきや、今回はオンタイムで進行したということで、時間に余裕があり(?)、アンコールが可能ということで(笑)、最後は再びニューアルバムから「ビューティフルデイズ」を歌唱して、久々の東京ワンマンは終了となった。

Yes Happy!公式サイト