4人組のガールズバンドPiXMiX（ピックスミックス）が10月22日、結成5周年を記念したワンマンライブ「PiXMiX 5th Anniversary Live『まだ、旅の途中。ReNYには君がいる。』」を、タイトルの通り新宿ReNYで開催。直前に発売したセカンドアルバムからの曲をメインに、アンコールを含め全18曲、およそ1時間47分のステージを、全力で駆け抜けた。
オープニングはビデオ上映から始まり、そこにはメンバー紹介を兼ねた映像に加え、初期の頃の懐かしい姿も楽しめるなど、この5年の歩みを感じられる仕掛けが満載。そこに、彼女たちの持ち歌のタイトルを読み上げるという趣向も凝らされ、ファンにとっては、思わずにんまりとしてしまいそうな構成に。そのまま、オープンニングナンバーのタイトル「ソーダトニック」が読み上げられ、いよいよライブはスタートだ。
記者は、デビューライブ「始動祭（2017-1021 @Mt.RAINIER HALL SHIBUYA」以来のPiXMiXのワンマンの観戦となったが、この5年の進化・成長を存分に感じられるパフォーマンス。歌声は広い会場によく通り、コーラス部分の透き通るような仕上がりには聞き惚れてしまうほど。ダンスも、全員中学生だった当時のちゃきちゃき感に磨きがかかり、一段も二段も切れ味鋭くなった動きを堪能できるものとなっていた。
続いてはセカンドアルバムの頭に収録の「ピクミクパーティ！ 5th Anniversary ver.」を初披露。賑やかなメロディにキッレキレのダンスが大きな華を添えている。懐かしの「学園スローモーション」が聞けたかと思えば中華っぽさも楽しい「ニーメンハオ」と続き、冒頭ブロックは新旧取り混ぜたパーティらしい賑やかさが満開の仕上がりとなっていた。
自己紹介を兼ねたトークコーナーに続いてのセカンドブロックは、メンバーの和泉が大好きという「Raise the sail！」からスタートだ。躍動感のあるメロディが、6年目の活躍も後押ししてくれているよう。以後は時節柄を感じる「クリスマスココア」「コイワズライ」「チョコレート・リグレット」ときて、このブロック最後は、タイトルに合わせ会場に綺麗な桜吹雪が舞う「青き桜」を披露して終了だ。
続く第3ブロックでは、頭に「ピックスミックスへの100の質問」ビデオ上映をはさみ（天然な回答に会場から笑い声も）、セカンドアルバム収録の「今宵、この指とまれ！」をステージでは初披露。和のテイストも感じるアップテンポのメロディからは、勇ましさや元気さをもらえる1曲となっていた（冒頭部分に起きたハプニングはナイショ）。
このブロックはセカンドアルバムからの曲で構成されており、タイプA、Bに分割収録されている「Bloom」「その先へ」「Pump It Up！」「飛ばせ！紙ヒコーキ」が続けて歌唱され、「Pump It Up！」ではTowako＝十和子の暴走運転を久しぶりに堪能できたし、「飛ばせ！紙ヒコーキ」では久しぶりにステージから紙ヒコーキを飛ばしたそうだ（ブロック途中に衣装チェンジもあり）。最後は、セカンドアルバムの最後に収録されている「ノンフィクション」。これから何かが始まるという雰囲気を会場に残しつつ、賑やかなライブ本編は終了した。
しかし、まだまだ会場には熱気が渦巻いており、会場に集った多くのファンからの大きなアンコール（拍手）を受けて、アンコールパートも開始。「Dreamin’ Girl」「タオルを回すための歌」と大盛り上がりな楽曲を配し、その熱気を十全に高めた（放出させた）あとは、オーラスにミドルテンポでコーラスの美しい「アンビバレンス」（こちらもセカンドアルバム収録）を情感豊かに歌い上げて5周年記念ワンマンは終了した。
最後のMCパートでは、この5年を振り返っての感想とチームとしてピックスミックスを支えてくれたファン・スタッフ・家族への感謝の言葉が述べられていた。
愛莉「ピックスミックスに入って過ごしてきた時間は、すごく幸せです。これからも、素敵な景色を見られるように頑張っていきます」
芳怜「一つのことを続けられない性格なのに、ピックスミックスは5年も続けることできています。ピックスミックスだから続けられたし、幸せもたくさん得られました。自身自身ピックスミックスの曲に助けてもらうことがありますので、そう考えると、応援してくださる皆さんに恩返しできているのかなと思う時もあります。これからも愛してください」
十和子「こうして5周年記念ライブを開催できるのも、いつも応援してくださるファンの皆さんのおかげです。皆さん、スタッフ、家族、そしてメンバー、チームピックミックスです。とても幸せです。感謝の気持ちを忘れずに６年目も頑張ります」
美咲「グループを結成した瞬間に、人生をかけようと思ってやってきました。人生の中で一番大事なピックスミックスがこうして５周年を迎えられて、その決断が間違っていなかったことが嬉しいです。これからも日本一挑戦するグループとして、全力でぶつかっていきます。応援よろしくお願いします」
なお、アンコールでは、2023年3月にワンマンが開催されることも、サプライズで発表された。
●PiXMiX公式サイト
●武内愛莉ツイッター
●和泉芳怜ツイッター
●桐島十和子ツイッター
●大谷美咲ツイッター
