「九州女子翼」の新メンバー「木城杏菜」、凛々しい表情と切れ味鋭いダンス。圧巻のパフォーマンスで東京定期デビュー

 九州発のガールズグループ九州女子翼が4月23日、東京での定期公演「九州女子翼定期公演 第六十片 in TOKYO」を、AKIBAカルチャーズ劇場で開催した。ここではライブ本編となる第三幕の模様を紹介したい。

一幕目・二幕目の模様はコチラ

 今回の三幕目は珍しく(東京定期では初?)、オーバーチュアーなしの、板付き「序曲」からのスタートだ。こうして聞いてみると、壮大な雰囲気を感じるこの曲は、オープニングにも、クロージングにも使えるバーサタイルさを持っていることがよく分かった。木城杏菜の加入によって再び5人編成になったことで、パフォーマンスの重層さが増しただけでなく、斉唱の厚みなどなど、ステージ上で繰り広げられるすべての要素がレベルアップしているのが如実に感じられるものとなっていた。

 以後は「LOCKON」「絶対零度」といったアップ系のものから、4枚目のアルバムに収録の「Star Seeker」「Starry Night」、そして盛り上げ系の「Welcome To The Music」「fai wind」「空への咆哮」と来て、本編は終了だ。

 今回から声出しがOKとなり、別稿でも記したように、2020年以来、会場からの大きな声援を受けてのパフォーマンスは一段を切れ味も増していて、特に実玖の気合の入り方は素晴らしく、会場の声援を一身に受け(元気玉を集めている孫悟空みたいW)、極上の歌声、表情、ダンスを魅せてくれた。もちろん、新メンバー木城杏菜のそれも素晴らしいもので、4月8日のお披露目ライブからわずか2週間で、これだけの進化・成長を遂げられるものなのかと、見るものを感嘆させるに充分なパフォーマンスを繰り広げてくれた。ちなみに、今回も三幕目のみ(から)見られる専用チケットが販売されており、三幕目から駆けつけたお客さんの姿も、かなりの人数となり、本ライブ本編を大いに盛り上げてくれていた。

 そんな雰囲気なこともあって、本編が終了しても会場の熱気は冷めず、ファンからの大きなアンコールに応え、最後に「TAKE WING」「キミは太陽」を披露して、記念の第六十片の東京定期は終了した。

 最後に、木城杏菜、実玖のコメントを紹介しておきたい。

木城杏菜
「今日は来て下さり、本当にありがとうございます。初めての東京遠征、初めての定期、何もかも初めての世界で、とても不安なことがたくさんありましたけど、メンバーのみんなが支えてくれて、そしてファンの皆さんがこの温かいステージで待っていてくれて、本当に本当に楽しいステージになりました。19歳最初の定期で、皆さんに出会えて本当によかったです。ありがとうございました」。

実玖
「九州女子翼の定期を楽しんでいただき、ありがとうございます。皆さんがこうして会場に駆けつけてきてくれて、皆さんと一緒に定期公演を作ることができて、今日はすごく楽しかったです。こうやってコールがOKになって、ずっと皆さんの声が聞きたかったんだなというのを、今日すごく感じました。こうしてまた声が聞けるようになって、聞けない時期があったからこそ、今日聞けたのがすごくすごくうれしかったです。皆さんと同じ時間を共有できていることを、このステージ上で実感することができました。本当に皆さんのおかげで楽しかったです。なので、ぜひ皆さんにも女子翼のライブを楽しかったって思ってもらえたらなっていう気持ちで、今日はパフォーマンスしました。これからも皆さんと一緒にライブを作っていけたらいいなと思っています。また皆さんの声を聞かせてください。今日はありがとうございました」。

 なお、次回東京定期は5月14日(日)(18:30~)に開催予定。冬に開催のファーストワンマンへの想いを込め「~Fly to the Zepp~」というサブタイトルが付いているほか、次回定期では、新たなファン獲得へ向けての施策も行なわれる。それが、本編前に同会場で開催の無料ライブ(別途1ドリンク)だ。もちろん、三幕目から見られる専用チケットも用意される。

 その他、今年の夏開催のTIF2023への出演も、第一弾解禁メンバーとして発表された。6年連続の出演となる。そして、TIFへ向けた書き下ろしの新曲もステージで披露されるということだ。

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