「山本一慶」「如月蓮」「北村有起哉」出演の朗読劇『さらば黒き武士』、10月に東京・大阪にて上演!

 織田信長の生涯とその美学を、森蘭丸のモノローグ形式で綴る傑作歴史短編小説「さらば黒き武士(もののふ)」。この度、文化庁芸術祭参加公演・朗読劇「さらば黒き武士」として2020年10月に東京・大阪にて上演決定。戦国時代にサムライとなったアフリカ人・弥助(ヤスケ)の物語を、実力派俳優たちが紐解いていく。

 織田信長を北村有起哉、森蘭丸を山本一慶、そして弥助が淡い恋心を抱くくの一・村雨に如月蓮という三名の顔合わせが実現。演出を昨年、音楽劇『ハムレット』で新たな世界を魅せた藤間流八世宗家・藤間勘十郎が担い、望月実加子の鳴物で絢爛たる安土桃山の時代を、文学・音楽・舞の融合で格調高く匂い立つ朗読劇として上演する。チケットは現在、発売中。

「さらば黒き武士」原作あらすじ
天正九年(1581)二月――森蘭丸は主君・織田信長の許を訪ねた宣教師に連れられた黒い従者に出会った。日本で親しまれやすくするために「ヤスケ」と名付けられたこの黒人をたいそう気に入った信長は、彼を宣教師から譲り受けると、名を「弥助」と改め、召し抱えることとした。これよりは汝は武士ぞ。励め」と声をかける。ここに「黒き武士」が誕生したのだ。
弥助に馬術や武芸、武士の作法や信長に仕える心得等を教えるよう命じられた森蘭丸は、弥助との交誼を重ねてゆく。ある夜、信長を襲った忍者の中に、見知った瞳を見た弥助。それは日本に渡る船の中で出会った混血の少女のものであった。言葉を交わしたわけではないが、いつしか激しく惹かれあう二人。船が着けば終わりの来る淡い恋心。別れて数年、伊賀のくノ一・村雨となった女と、敵味方となっての再会であった。
信長への忠心と友情で固く結ばれた蘭丸と弥助であったが、現世は真に無常である――天正十年六月二日、本能寺で明智光秀の急襲を受けた信長・蘭丸・弥助の三人、そして村雨は紅蓮の炎の中、それぞれ別れを告げてゆく……。

▼公演概要▼
令和 2年度(第 75回)文化庁芸術祭参加公演朗読劇「さらば黒き武士」
原作(光文社刊)・上演台本:岡本さとる 演出:藤間勘十郎
【出演】
森蘭丸:山本一慶
くノ一村雨:如月蓮
織田信長:北村有起哉
鳴物/望月実加子
【公演日程】
大阪公演:2020年10月24日(土)12:00開演 メイシアター中ホール
東京公演:2020年10月31日(土)12:30開演 浅草公会堂
※上演時間:1時間 40分予定(休憩なし)
【チケット】
9500円(全席指定・税込)
【チケット取扱い】
◇アーティストジャパン 03-6820-7576 https://artistjapan.co.jp
WEB申込はこちら ⇒ https://artistjapan.tstar.jp/
※セブンイレブン(店頭)、ファミリーマート(Famiポート)でのお引き取りが可能です
◇チケットぴあ0570-02-9999【Pコード503-247】 https://t.pia/
※9/24より大阪・東京公演ともに取扱い開始
◇浅草公会堂03-3844-7491(9:00~17:00)
※東京公演のみ取扱い

※政府・大阪府・東京都のガイドラインに沿って新型コロナウィルス感染予防対策を行い、入場者数を制限の上、上演実施させていただきます

企画・製作:アーティストジャパン

【出演者プロフィール】
山本一慶(やまもと・いっけい)
1989年6月1日生まれ、東京都出身。ドラマや映画、舞台などで活躍中。近作にドラマ&舞台『ギリシャ神話劇場神々と人々の日々』、ミュージカル『憂国のモリアーティ』、ロンドンコメディ『Run For YourWife』など。2020年から本人脚本・演出・出演による「コスチュームと物語の世界シリーズ」を始動、イベントを開催している。

如月蓮(きさらぎ・れん)
1984年9月7日生まれ、神奈川県出身。2004年に宝塚歌劇団に90期生の男役として入団し星組へ。幅広く役を演じ人気を集め、MCや執筆活動など舞台以外でも才能を印象付ける。2019年宝塚歌劇団を退団後、舞台を中心に活躍の傍ら、SNSも利用し活動の幅を広げている。

北村有起哉(きたむら・ゆきや)
1974年4月29日生まれ、東京都出身。1998年、舞台『春のめざめ』、映画『カンゾー先生』でデビュー後、多くのドラマや映画、ラジオドラマなどで大いに存在感を発揮している。第7回朝日舞台芸術賞寺山修司賞ほか受賞歴がある。10月以降、映画「浅田家!」、映画「本気のしるし」ほか公開予定。