あの“ロッタちゃん二部作”が2Kリマスターでスクリーンに帰ってくる!

 1990年代にスウェーデンで制作され、日本では2000年に公開。合計およそ20万人を動員し、3億円を超える興行収入をあげた“ロッタちゃん2部作”こと『ロッタちゃん はじめてのおつかい』『ロッタちゃんと赤いじてんしゃ』が、2Kリマスター化されてスクリーンを彩る。『はじめてのおつかい』は3月1日から、『赤いじてんしゃ』は22日から、YEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国での公開だ。

 主人公は、5歳の女の子ロッタちゃん。ブタのぬいぐるみ“バムセ”が大好きで、いつもといっていいほど手にしている。思ったことはすべて率直に口にするタイプらしく、周りにいる者の年齢や立場がどうであろうと主張の強度は変わらず、ひとりのときも心のうちをブツブツとつぶやいている。なにかひとこと意志を伝えるのにもオドオドしていた幼少期の自分と重ね合わせると、ロッタちゃんのoutspokenぶりには驚嘆するしかないのだが、子供の頃からこのくらいの気概がないとヨーロッパでは生き抜いていけないのかもしれない。

 豊かな緑、雪景色、広い道路など北欧の風景をたっぷり見ることができるのも嬉しいし、全体的にひじょうにアコースティックでオーガニックな質感が生かされているところにも好感が持てる。この二部作はロッタちゃんの一種の成長記録でもあるので、「歯が生えてきたんだな」等、感慨深くなりながら各シーンを追うのも一興だろう。また、二十数年前に劇場で観たファンのなかには、父母になった方もいらっしゃるだろうから、家族で観に行き、みんなでほんわかするのも良いのではないかと思う。クリスマスツリーのシーンは、とくに温かみにあふれていた。

 ロッタちゃんを演じるのはグレテ・ハヴネショルド、原作はスウェーデンの国民的童話作家であるアストリッド・リンドグレーン、監督・脚本はヨハンナ・ハルド。製作には、巨匠イングマール・ベルイマンのほとんどの作品を作ったスウェーデン最大の映画会社スヴェンスク・フィルムインドゥストリィも関わっている。

映画『ロッタちゃん はじめてのおつかい』
3月1日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMA、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町他全国にてロードショー!

映画『ロッタちゃんと赤いじてんしゃ』
3月22日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMA、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町他全国にてロードショー!

こども家庭庁こども家庭審議会推薦児童福祉文化財 文部省推薦
後援:スウェーデン大使館 協賛:(株)HERITAGE JAPAN 配給:エデン 日本語字幕:松浦美奈
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公式サイト
https://lotta-eden.jp/