「小鳥遊そら(CRAYONS)」、練習の成果を存分に発揮し、清らかな歌声で2回目の定期を完遂

 ソロアイドル小鳥遊そら(CRAYONS)が5月24日(金)、月一恒例の定期公演「CRAYONS Family 定期公演 Vol.2」を、グループのホームでもある浅草橋MANHOLEで行った。今回は、「overwhelm.」(オーヴァーウェルム)と城内彩花の2組をゲストに迎え、おおよそ100分のステージを賑やかに彩ってくれた。

 さて、まずは主催・小鳥遊そら(CRAYONS)のステージの模様から紹介したい。登場順はこれまでと同様で、トップとラスト(4番手)であり、衣装をチェンジして2回のライブを披露してくれた。トップでは、通常の水色を基調にしたザ・アイドルという装いで、「すき。」と「片想い」を歌唱。一聴して、ボイトレ(ボイストレーニング)の効果を実感する歌声で、高域までスッと伸びる美麗なヴォーカルとなっているし、発声そのものも安定している。加えて、歌詞の一語一語をきちんと聴き取れるような、活舌のよさも発揮しており、より軽やかになったダンスの動きと合わせ、歌の情景・世界観をより味わえるステージを魅せてくれた。

 間にゲストを挟んでのトリ(鳥・笑)のステージでは、黒を基調にしたシックな新衣装を着用。話さなければ(笑・すまん)“できる女”に見える外見を存分に生かした麗しのデザイン(スカートの裾にいるクジラがワンポイントとか)であり、前回の白を基調にしたふんわりアイドル衣装との対比も楽しめる構成、と言えるだろうか。

 このブロックではまず、新たな楽曲として、旧CRAYONSからの名曲「憂鬱な檸檬」と、アニメ好きなところを活かして(?)の新カバー曲「Q&Aリサイタル」を歌唱。明るく元気という彼女のプロフィールにぴったりな楽曲であり、ボイトレの成果がより感じられる、高域まで伸びきった清らかな歌声を聴かせてくれた。自身も、「声を出しやすかった」という感想を、後日の配信で語っていた。

 その後は、「Lullaby」「SORAYUME」、そしてサイリウムを使う幻想的な「Brand New Dream」と歌唱して終了。わずか2回目の定期公演であったが、5月には武者修行=対バンライブへの出演を多数こなしており、それが自信につながっているようで、稽古の成果とあわせ、自信に満ち溢れた堂々としたパフォーマンスを魅せてくれた。次回定期公演は、6月28日(金)に、ここ浅草橋MANHOLEで開催予定となっている。

 続いてゲストステージの模様も簡潔に紹介しておきたい。まずは「overwhelm.」から。前回に続いての登場であり、今回はオープニングナンバーとなった「すっぴん~bare-faced lie~」から、「自己満足脳内反省会。」まで、カバーを含めて全6曲を歌唱していた。特に、「すっぴん~」では、ダンスの振りを自分たちでオールリメイクしたそうで、自らの体の使い方を熟知しているからであろう、前の振りよりも動きのキレが増しており、パフォーマンスもアップしているよう。衣装にも若干の変更が入っていた(頭の飾りやぬいぐるみ(ぽん))。以後は、6月2日、7月13日に対バンが、8月3、4日には名古屋遠征が予定されているそうだ。

overwhelm. X
ぽん X
ゆめいちご X

 2組目のゲストは、2月に続いての城内彩花(きうち さやか)。これまでは、ゲストinゲストや、ミラスカのようなフリップ芸、コーナー(クイズ大会)などの歌+αのステージを楽しませてくれていたが、今回はソロでの出場ということもあってか、全編を歌唱で披露(記者は初の体験・笑)。久しぶりのソロのステージに城内自身もかなり緊張しているようで、表情、声、体にそれが見て取れるほどであったが、パフォーマンスとしては微塵も遅れるところはなく、オープニングナンバーの「アイドル/YOASOBI」(カバー)から、オリジナル曲の「good day!」まで、全6曲を素敵な声色で楽しませてくれた。今後は、6月にオンエア予定の地上波バラエティやweb番組に出演しているそうで、普段は見ない髪型を披露しているそうだ(情報解禁前)。また、次回の本定期には、新たなユニット(?)にてゲスト出演するという。

城内彩花 X

CRAYONS X
小鳥遊そら X
小鳥遊そら showroom
CRAYONS Family YouTube