アイドルグループ「Lit★V」、圧巻の2周年記念ワンマンを開催。歌声、ダンスパフォーマンスは新次元へ爆進化!

 福岡を拠点に活躍している3人組のアイドルグループ「Lit★V」(リットビー)が1月26日(日)、結成2周年を記念した周年記念ライブ「Lit★V 2nd ANNIVERSARY LIVE」を、今泉にあるライブハウス・evoLにて開催。予めアナウンスされていた新曲を含め、会場に集まった大勢のファンを巻き込みながら、Wアンコールに応えて全14曲を歌唱。熱く激しい全力パフォーマンスで、約80分におよぶステージを完遂していた。

 さて、Lit★Vは2023年1月29日に結成されたことから、今回のワンマンには129名の動員目標が設定されていたのが(昨年は末広がりの八を並べた88名で、無事に達成)、先に記してしまえば、その数字を大幅に超える164名(ライブ後に165名と上方修正)のファンを集めることに成功。大盛況な周年記念ワンマンとなっていた。

 記者の感覚では、昨年まではPerfo★ism(パフォニズム)の妹分という雰囲気も強かったのだが、この一年でそれを払しょく。Lit★Vという存在感を大いに高めていったように思う。それはパフォーマンスにも強く表れており、まさに圧巻と形容できるほどで、歌声はよく通るし、ソロパートでもかすれることなく安定し、かつての かの(Perfo★ism)のような野太い声も出せるようになった。同時に、ダンスパフォーマンスについても長足の進化を果たしていて、昨年感じたしなやかさはさらに強靭なものとなり、若さに熟練を加えた極上の姿を魅せてくれた。

 ライブ本編は約15分押しで開幕し、まずは3人それぞれにフィーチャーしたスライドショー(約3分)が上映されるが、躍動感のある写真にライブが始まる前からファンは大盛り上がり。それを受けて「むかし、むかし」「針」「Notyet」と一気呵成のパフォーマンス。オープニングからまるでアンコールのような盛り上がりを創り出し、Lit★Vの新時代をリードしていく。

 MCパートを挟んだ第2ブロックではいよいよ新曲「また明日」の披露だ。同曲が初披露されたのは、2020年1月のPerfo★ismの解散ライブのWアンコールの時。当時は、これが最初で最後の歌唱、オーラスのステージということもあり、そのタイトルからは、パフォメンバーそれぞれが自分の夢に向かって別々の道に歩み出していく……という雰囲気を感じたものだが、今日のそれは、存在感を大いに高めたLit★Vメンバー自らが、新たな道を創り出していく。そうした情景が浮かんでくるかのよう。続く「スタートライン」は、蛇足すればパフォ解散ライブのオーラスと同じ曲並びであり、運営が狙ったのかどうかは分からないが、Lit★VがLit★Vとしてのアイデンティティを確実に確立した瞬間、とも言えそうだ。

 そういえば(知らぬ間に・すまん)、Rinohila(リノヒラ)のオリジナル曲「Lucky days」も、Lit★Vのレパートリーに入っており、当時中学生だった二人(明里/沙綾)の成長も、垣間見られるものとなっていた。

 以後は、「empty」「Fly high」「アナトワナ」と盛り上がり系の曲を集め、再び会場を沸騰させていく。その姿は明らかにパフォに追いつき、追い越した印象だ。沙綾の好きなカバー曲を歌唱した後は、タオルぶん回し曲「SUMMER TIME」でさらに会場を熱く染め上げて本編は終了だ。

 その後は、まだまだ続きを求めるファンのアンコール、そしてWアンコールに応え、「また明日」「SUMMER TIME」、「オクトライダー」を歌唱して。メンバーもファンも完全燃焼して、周年記念ライブは終了した。

 なお、MCパートでは上述したように、動員人数の発表、そして今後の動向として、新メンバーの追加(3名追加し、6名体制に。4月27日にお披露目ライブが開催予定)、韓国遠征の決定、Lit★V曲のサブスク解禁(4曲)、といった情報も解禁された。

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