ガールズグループ・PiXMiX(ピックスミックス)が2025年2月24日(月・祝)、約8年の活動(2684日)に終止符を打つラストライブ「PiXMiX LAST LIVE~カギカッコ~」を、秋葉原のAKIBAカルチャーズ劇場にて開催した。

彼女たちはいくつかのプレビューステージを経て、2017年10月21日に「PiXMiX 始動祭~さあ!ここから始めるんだ!~」を以てデビュー。以後、7年4か月にわたってさまざまな活動を重ね、この日を迎えた。活動の最後となる本日の解散ライブでは、アンコールに応え、およそ1時間40分、全23曲を披露。残念ながらWアンコールには(時間の都合もあり)応えられなかったが、代わりに運営のH氏がコメント。「絶対に泣くから、アナウンスする予定はなかったのに……」と言いながら、涙声でこれまでの活動の感謝を口にし、最後の挨拶としていたが、このやり取りを見ているだけでも、PiXMiXはメンバーだけでなく運営も含めて、ファンから大いに愛されていたのだと感じられるものとなっていた。
さて、ライブでは大きく3部構成となっており、冒頭には東宝だけに、シンデレラ風のシックなドレスに身を包んだ二人が登場し、まずは「カギカッコ」からスタート。「たくさんの曲を詰め込んだ」というだけあって、ほぼメドレーの形式で、MCパートを挟んだ第1ブロック、第2ブロックではショートバージョンの楽曲を4曲ずつ歌唱。記者は、デビュー当時から見事な歌声と感じていたが、それから約8年の進化・成長を加えた、流麗な歌唱を楽しませてくれた。
衣装替えのためのビデオ上映を挟んだ第3ブロックでは、ワンマンライブならではの「ピクミクパーティ」(記者は初聞の2人バージョン!)からスタートし、一気に7曲を歌唱するノンストップなステージ構成で、ファンを盛り上げていく。

MCパートを経た第4ブロックでは、「エモい曲、かっこいい曲を集めた」構成で、終盤へ向けてさらに気持ちを高めていく。そして最後には二人が「一番大切な曲」という「その先へ」の歌唱を以て、盛り上がった本編は終了した。
……のだが、ファンはこれで満足するはずもなく、ファン代表による感謝の口上の後、会場からは熱いアンコールが巻き起こり、二人はそれに応えて再び登場してアンコールステージ(第5ブロック)を披露。まずは3曲をメドレーで歌唱したのち、感謝のコメントを経て、最後の最後は冒頭にも歌唱した「カギカッコ」を以て、解散ライブは完遂した(ライブのすべてを『』でくくるという演出?)。
最後のMCパートのコメントを要約すれば、大谷美咲は「自分より大事なものに出会えて、自分の人生の財産になりました。今日までピクミクとして生きて来られて幸せでした。もう一度生まれ変わっても、同じ人生を歩みたいです」、武内愛莉は「(ピクミクは)私の青春、宝物みたいな存在になりました。この8年はあっという間でしたけど、すべてが大切な思い出です。解散は寂しいけど、叶えたい夢に向かって一歩踏み出す時が来たのだと感じています。これからも自分なりに頑張っていきます」とファンへの感謝を口にしていた。
●曲目
SE
1 カギカッコ
2 Pump It Up!
3 Dreamin’Girl
4 シンデレラガール
MC
5 チョコレート・リグレット
6 コイワズライ
7 サクラソウ
着替えタイム
8 ピクミクパーティ
9 タオルを回すための歌
10 ソーダトニック
11 学園スローモーション
12 青き桜
13 キミラシック
14 クリスマスココア
MC
15 生きていたい
16 アンビバレンス
17 ノンフィクション
18 その先へ
アンコール
EN1 Bloom
EN2 卒業レールウェイ
EN3 飛ばせ!紙ヒコーキ
MC
EN4 カギカッコ
H氏コメント


































