映画『シェルビー・オークス』、一本のビデオテープが禁断の扉を開ける。12年前に失踪した少女は今……?

 “シェルビー・オークス”とは、アメリカ・オハイオ州の町。だが映像を見る限りでは巨大な廃墟といった感じだ。かつては大いに栄えていたそうだから、ゆえに、その「残骸ぶり」が寂しく、怖く感じられるのかもしれない。ある種「踏み入れてはいけない場」という印象も受ける。

 そこに踏み込んでしまったのが、人気ホラー実況チャンネル「パラノーマル・パラノイド」をやっている若者たちだ。数字をまだまだ伸ばしたいし、年齢的にも承認欲求が高まる真っ盛りといった感じか。そして、やりすぎてしまった。彼らの行方は突如として不明となり、のちに死体で発見される者もいた。が、それでも見つからなかったのがライリーという名の少女。この映画は、事件未解決のまま12年もの歳月を経たある日、姉ミアのもとに届いた「ライリー失踪の瞬間を映した一本のビデオテープ」をきっかけとして、加速していく。

 あらゆる角度にあるいろんな伏線が次第に合体して、エンディングにもつれ込む類の作品。怖がらせるだけではなく、あれこれと考えさせられるタイプのホラー作品といえようか。もし自分の周りの親しいひとが突如失踪したら? 自分が捉えられて外部と音信不通になったら? などと思考を広げてしまうと、実はこれは身近な問題でもある。脚本・監督はこれが初監督作となるクリス・スタックマン、原案はサマンサ・エリザベス&クリス・スタックマン、出演はカミール・サリヴァン、ブレンダン・セクストン三世、キース・デヴィッド、サラ・ダーン、デレク・ミアーズ、エミリー・ベネット等。

映画『シェルビー・オークス』

12月12日(金)全国ロードショー

脚本・監督:クリス・スタックマン エグゼクティブプロデューサー:マイク・フラナガン 原案:サマンサ・エリザベス&クリス・スタックマン
出演:カミール・サリヴァン、ブレンダン・セクストン三世、キース・デヴィッド、サラ・ダーン、デレク・ミアーズ、エミリー・ベネット、チャーリー・タルバート/ロビン・バートレット/マイケル・ビーチ
2025/英語/91分/シネスコ/カラー/5.1ch/原題:Shelby Oaks/日本語字幕:杉山緑 配給:KADOKAWA
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公式サイト
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