「九州女子翼」、新春初の東京遠征で艶やかな晴れ着を披露。2021年のグループ目標は「絆」。メンバー、ファンとの絆を、「もっと大きく、強く、深めていきたい」

 九州発のガールズグループ「九州女子翼」が1月3日(日)、東京での最初の単独イベントとなる「2021年新春着物イベント」を渋谷のDAIAにて開催した。タイトルの通り、メンバーは艶やかな晴れ着姿で登壇しており、前日の「ニューイヤープレミアムパーティ2021(NPP2021)」で魅せた美しい巫女姿に続いて(トークパートのアシスタントを担当)、ファンは大いなる眼福を味わったことだろう。イベントでは、今年の抱負・目標を漢字一文字で披露し(先に地元で公開済)、ますますの飛躍を誓った。ちなみにイベントには、新谷香苗もリモートで出演。普段のショウルーム配信よろしく猪突猛進ぶりを発揮していた。

 さてさて、オープニングトークは久しぶりの新谷香苗(リモートにて)が担当。晴着姿のメンバーを呼び込み、まずは定期公演恒例の楽曲「ギュッと手を繋いで」を5人で披露。昨年の9月以降は、コロナ禍の中でのイベント開催要件の緩和を受けて、AKIBAカルチャーズ劇場での定期公演も復活したが、5人揃っての同曲のステージを見るのは、筆者として3月の定期以来という、超久々なものとなった。やはり5人が揃うと、賑やかさも増すことを実感した次第。

 そうした賑やかな雰囲気で会場を満たしたあとは、いよいよ本日のメインイベント「今年の抱負を漢字一文字で表現する」コーナー(?)だ。昨年は二文字だったが、今年は一文字。先に紹介してしまうと、
鈴川瑠菜 「挑」(桃じゃないよ)
山本愛理 「追」
詩絵里  「実」(本当は実玖の実「笑」)
新谷香苗 「伝」
実玖   「決」
グループ 「絆」
 となる。意味は下記の通りだ。

瑠菜「昨年は何事にも消極的だったので、今年は何事にも前向きに戦していきたいという思いを込めて、この文字を選びました。加えて、ひとつひとつの出来事にも集中して挑む、という気持ちで今年は頑張ります」

愛理「自分の目的に向かって、いろいろなことを求していきたい。もっともっと大きな目的に向かって、前を向いていきたい、という想いを込めて選びました」

詩絵里「本当は実玖のなんですけど、実玖を愛しつつ(笑)、歌とダンスのスキル(実力)をもっともっと高めていって、女子翼には詩絵里がいないとだめだなって、言ってもらえるような存在になりたいです」

香苗「昨年の中盤よりwebを通じての活動にシフトしていて、直接会っていた時に比べると、(気持ち・想いを)伝えるのが難しくなっていますけど、そうした状況においても、伝えたいことをきちんとお伝えして、女子翼の魅力やよさをもっともっと発信していけるようになりたいです」

実玖意の決を選びました。実はアイドル活動7年目にして初めて(髪を)ショートにしたんです。ずっと切るかどうか悩んでいたんですけど、悩むぐらいならやってみようと決めました。今年は決断で悩んだら、挑戦する方を選んで進みたい。そうした決意の表れとして、この文字を選びました。ショートにしたのは、もっともっと自分自身を出したい、自分の素の部分を見てほしい、という願いからです」
(※ちなみに、この最後の発言に対して瑠菜より、“面倒くさい彼女みたい”という突っ込みが入った「笑」)

グループの目標については詩絵里より説明。「コロナ禍によって、活動が思うようにできない日々が続いていますが、香苗を含めたメンバーの絆を、そしてファンの皆さんとの絆を、もっともっと大きく、深く、強くしていきたい、という思いからこの文字を選びました。2021年の今年こそ勝負の年と据えて、大きな一歩を踏み出していきたいです。そして、いつも皆さんの傍にいる、そういうグループになりたいです」

 各自の抱負を語り終えた後は、猪突猛進の香苗コーナーへ(笑)。メンバーには不評のようだが、本人はそんなことは気にせず進行。内容はクイズで、問題は「絵本の中の一文を読んで、そのタイトルを当てる」「香苗がするメンバーの物まね当て」「年越しの瞬間に何をしていたでしょう」「最近好きなおせち料理はどれ」「絵描き歌で出来上がったイラスト当て」という超難問揃い。結果としては、地元イベント(?)に続いて、実玖の連勝となった。

 ここで香苗が退出して、続いてはメンバー4人による「縁起もの暗記しりとりコーナー」へ。タイトルの通り、縁起物でしりとりをして、かつ、前の人の言った言葉を全部暗唱しながら、自分のしりとりをするというもの。しなしながら、メンバーから出てくる単語は、ほぼ縁起物とは関係ないのだが、そこは女子翼。力で押し切っていた。出てきた単語は下記の通り。

しりとり-旅行―運試し-鹿威し-下関-綺麗-戌年-詩絵里-離島-牛-シマウマ-丸

勝利した二人

 結果、詩絵里と瑠菜が脱落し、実玖と愛理が勝利して、見事、ソロ歌唱権をゲットしたが、どうしても先月発表の自作ソロ曲を歌いたい瑠菜がごねてごねてごねまくり(笑)、最終的には全員が1コーラスの歌唱を実現。

 実玖は「メロンソーダ」を愛らしくカバー、愛理は「愛理は天才」を超える出来栄えのスーパー愛理ソング(ソロ曲第2弾)「愛理は今日も絶好調なそ!」を元気いっぱいに歌唱。リベンジの詩絵里もソロ曲「Greedy Girl」を雰囲気たっぷりに歌い、いよいよトリへ。鈴川瑠菜は、先月の生誕イベントで披露した自作ソロ曲「夢のスポットライト」を、東京で初歌唱。筆者は初見(初聞)だったが、「フレンズ/レベッカ」を思い出すような雰囲気。ちなみに、本コーナーの罰ゲームは、ツイッターのアイコンをデビュー当時の写真に変更すること。対象は瑠菜と詩絵里であり、特に詩絵里についてはアノ写真が公開されることになるので、ファンは要チェックだろう。

 トーク&ライブパートのラストは、「fair wind」を元気いっぱいに歌唱して中締め。最後は、新春イベントということで、来場したファンへお屠蘇が振る舞われて、終了となった。

 九州女子翼の今後の東京での活動としては、AKIBAカルチャーズ劇場において、1月17日(日)に「タイトル未定」との2マン、次いで1月31日(日)には第三十四片の定期公演が予定されている。

九州女子翼 https://twitter.com/ITR_KGW
実玖 https://twitter.com/itr_miku
新谷香苗 https://twitter.com/itr_kanae
山本愛理 https://twitter.com/itr_airi
詩絵里 https://twitter.com/itr_shieri
鈴川瑠菜 https://twitter.com/itr_luna

昨年の模様はコチラ