名古屋を拠点に、国内はもちろん、毎年海外でも公演を行うように世界十数カ国を舞台に活動中のdela。彼女たちが、7月15日(水)に2枚目となるベストアルバム「DELAX2~dela best~」をリリースする(配信として発売中)。
本作には、2015年に発売したシングル「ためらいRetweet」以降の楽曲を中心に、デビュー曲「MAWARE」の新録バージョンを収録するなど、ファンには嬉しい曲たちを全部で16曲、CD収録分数ギリギリまで詰め込んでいる。このたび、本作に収録した曲にまつわる思い出話を一期生の沢井里奈・綾瀬麗奈・早見紗英と二期生の近藤真琴が語ってくれた。
綾瀬麗奈
『DELAX2~dela best~』にはわたしの好きな楽曲ばかりが入っていれば、ライブでよく歌っている曲たちを中心に収録したように、この1枚を聴くことでdelaのライブを楽しめるのは間違いないです。
個人的に思い入れの強い楽曲を上げるなら、セクシーな香りも振りまく大人曲の「薔薇薔薇’n Girl」ですね。この曲は、歌詞・曲調・ダンスの3つが一体化したときにとても魅力を放つ、delaの意外な一面を発揮した歌として気に入ってます。この曲を歌った当初から、「何時ものdelaとは異なるなぁ」という良い意味での違いを覚えれば、その違いを新たなdelaの武器に出来たのも嬉しかったことでした。ファンの人たちにも、意外な一面を見せながらも支持してもらえたように、それもdelaを成長させてくれた要因になったと思います。
もう1曲は、「MAWARE -Special Heart Pride-(2020)」ですね。今回、delaとして活動を始めた頃から歌ってきた「MAWARE」を、「MAWARE -Special Heart Pride-(2020)」という形で新録もしました。当時のわたしはまだ高校生で、勢いに任せて歌っていましたけど。成長と共にいろんな経験を重ねてきた理由もあるのか、改めて「MAWARE」を歌ったときに歌詞の捉え方が深くなれば、より想いを汲み取って歌えたように、そこの違いもわたしの中では嬉しい発見でした。最近は、「MAWARE」をライブで披露する機会も少なかったせいや、新たなアレンジの理由もあるのか、久しぶりに歌ったら息切れしたように(笑)、意外と激しい曲なんだなとも改めて実感しました。
近藤真琴
わたしは「DADADA」が大好きです。理由は、これまでのdelaにはない速いテンポの曲であり、ライブでもファンの方と一体化し、すごく盛り上がれるのが一つ。そしてもう一つの理由が、歌っていると、わたし自身の背中も押してくれるからです。歌詞に記された「悲しくて悔しいとき 全部自分次第でしょ」という歌詞を歌うたびに心にグサッと来ると言いますか、いつも「頑張ろう」という気持ちにしてくれます。今でもライブで「DADADA」を歌うと背中を押されるのはもちろん、ファンの方とものすごい一体感を作れるから大好きです。ただ、ダンスも激しいから、この曲を歌い踊り終わるとクタクタになります(笑)。
もう1曲挙げるなら、「バレないようにキスをして」です。この曲も、わたしには衝撃的でした。delaの中ではいわゆる王道曲ですけど、男女の恋愛を描いた歌詞の内容がすごく大人なんです。この曲を初めて歌ったときのわたしは、まだ高校1年生。あの頃は、「えっ、バレないようにキスをしてってどういうこと?」状態(笑)。歌詞は、年齢を重ねるごと少しずつ理解を深めれば、今では、歌に出てくる女の子の気持ちを想像すると感情移入するあまり胸が苦しくなります。delaの歌って、年齢を重ねるごとに深みが増してゆくのも特徴だと思います。
早見紗英
わたし、「delaの中で一番好きな曲は何?」と聴かれるたびに「「ためらいRetweet」です」と答えるように、この歌が大好きです。「ためらいRetweet」を歌いながら恋する女の子の葛藤する切ない想いや、好きという気持ちがあふれだしちゃう様を想像するたびに、わたしは彼女の心模様に感情移入してしまいます。ファンの人たちにも、「「ためらいRetweet」を歌っているときはとても感情移入した表情をしてるよね」と言われるように、ライブで歌っているときのわたしの表情にも注目してください。
もう1曲挙げるなら、「SAKAE GO ROUND」ですね。この歌を発表した当時、わたしはdelaの活動を休止して中国に留学していました。その中国で「SAKAE GO ROUND」のMVを観たんですけど。撮影中、delaのメンバーたちが栄市のいろんな施設や店員さんたちを巻き込み楽しく弾けている姿を見せていたように、あれは嬉しい衝撃でした。正直、「わたしも、あの中に参加していたかった」という気持ちでしたからね。
沢井里奈
わたしが一番好きな曲は、「DADADA」になります。この曲を歌うたびに、歌っている私たち自身が勇気をもらえます。とくに、この曲をリリースした2019年時期のわたしは、「delaが今、アイドルシーンの中でどんな位置にいるのか」など、先に進んでいくうえで心に悩みや葛藤も覚えていました。その時期に「DADADA」を歌ったことで「あきらめずに頑張れば、絶対に良い未来は待っている」という気持ちを改めて教えてもらえました。この歌はきっと、聴いた人の背中も押してゆく楽曲だと思います。
それと、delaとして初めて形にした「MAWARE」を、近藤薫プロデューサーに新しくアレンジし直していただき、雰囲気をガラッと変えた「MAWARE -Special Heart Pride-(2020)」として歌えたのも嬉しかったです。当時の音源は入手が難しいですし、現在のメンバーの歌声で新録できたことで、とても進化した……何より、今のdelaらしいバージョンとして形に出来たのがすごく嬉しいんです。まさに、今のdelaを伝えられる楽曲だと思います。
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栄や名古屋の町々を舞台にMVを制作した「SAKAE GO ROUND」や「Halloween Go Round」のように、地元の人たちと一緒に撮影したMVとして話題を集めていた曲たちを収録。全国どころか世界中にチェーン展開する「すき家」とタッグを組み作った「すき家のうた」から、地元名古屋の名産である「三州瓦」を生産する企業と手を繋ぎ認知を知らしめた「一富士、二鷹、三州瓦」のように、企業とのコラボレートで作った曲たちも登場。
他にも、「夏体験物語」や「クリスマスはあなた色」など春夏秋冬それぞれを舞台にした曲たちを通し、この1枚で淡い乙女の心模様を通した四季を感じられるのも嬉しい。加えて、収録した歌はどれも“今のdelaのライブの中心”曲たちばかり。「DELAX2~dela best~」には、ここ数年来のdelaの歩みと成長、そして一番リアルなdelaの姿が詰め込まれている。
本当なら、ベストアルバム「DELAX2~dela best~」を手に、delaは通算20回目となる単独公演をZepp Nagoyaで行うはずだったが、全国的にライブ活動を自粛していることもあり、残念ながら延期になってしまった。その悔しさや鬱憤は、必ずライブ活動を再開したときに晴らしてくれるはずだ。そのときまでこの「DELAX2~dela best~」を聴きながら、弾ける寸前のバルーンのように想いを大きく膨らませ続けていて欲しい。
TEXT:長澤智典
★インフォメーション★
「DELAX2~dela best~」配信リリース先
https://linkco.re/zaSQ0Nbf
名古屋アイドルdela 待望のベスト盤 第二弾 7月15日(水)リリース決定! ジャケット違いの全5形態!
2020.5.31 先行で配信スタート!
- 7. 15全国CD発売
【DELAX2】
<収録曲>
1.ためらいRetweet
2.夏体験物語
3.バレないようにキスをして
4.赤いカーディガン
5.SAKAE GO ROUND
6.夏空のチャペル
7.Halloween Go Round
8.薔薇薔薇’n Girl
9.一富士、二鷹、三州瓦
10.すき家のうた
11.ほどけないときめき
12.急いで!初恋
13.MAWARE -Special Heart Pride-(2020)
14.dela LEGEND
15.DADADA
16.クリスマスはあなた色
品番 MIUZ-2003 (Type-A)
品番 MIUZ-2004 (Type-B)
品番 MIUZ-2005 (Type-C)
品番 MIUZ-2006 (Type-D)
品番 MIUZ-2007 (Type-E)
定価:各3000円(税別)
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